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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

御堂建設勧進帳

2021-07-24 10:12:13 | 地蔵さん
消息がわからなくなっていたお地蔵さんの縁者ですが、
重要なお二人に『縁起小墓圓満地蔵尊』をお届けしたく調べました。

これに住所が載っているのでは?とお地蔵さんの押し入れから出してきました。



ご住所が記載されていました。
但し、現在もそこに居住しておられるかどうかは分かりません。
でもお送りしてみようと思います。
ご健在ならお二人とも百歳を超えておられる。

『コーヒーカップの耳』
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逆光

2021-07-17 22:50:28 | 地蔵さん
「こんにちわ~」と声がして、玄関のドアを開けて入って来られた様子。
鍵はかけてなかった。誰だろう?
中の戸を開けて土間へ下りる。
うちの土間はちょっと細長い。
その先に彼は立っている。
ドアを入ったところに。
外は明るく輝いている。
光が入ってくる。彼の背後から。
土間は暗い。電気を点けてなかった。
ということで、逆光だ。
彼の顔は真っ暗。
だれだかわからない。
その人が言う。
「これ、どうしたらいいんですか?」と。
手に『縁起小墓圓満地蔵尊』がある。
わたし、「え?それどうしたんですか?」
「もらったんですけど、どうしたらいいのかと思って。お金払わなくていいんですか?」と。
「はい、買っていただくのなら500円ですけど、それはどうされたの?」
「家内が持って帰ってきました」
「え?どなた?」
「Hです」
「あ、Hさん。逆光で顔が真っ暗やからわからなかった。ごめんなさい」
ということで、今朝、通りかかったHさんの奥様に「ご主人に渡してください」と差し上げていたのだった。
本の中に、彼からいただいた情報が書かれている。いわば本の協力者だ。
そのような人には無償で先に差し上げておくことにしている。
「もらっていただいたらいいのです。そして余分に要るようでしたら一冊500円で」と。
とんだドジでした。
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空さん

2021-07-13 17:07:48 | 地蔵さん
『縁起 小墓圓満地蔵尊』に写真を載せている空寿美一氏。



護摩焚きの導師をしておられる。
お亡くなりになってずいぶん経つ。
その頃のご住所に行ってみたが、すでに家はなかった。
しかし、ご仏前にお供えしたい。
そこで、以前お聞きしていた、娘さんの嫁ぎ先、喫茶「サボテン」に行った。
今日初めて行く店だが、わたしのことを「今村さん」と呼んでくださって驚いた。
ずいぶん昔、米屋をしていた時のお得意先でもあったので、その時に顔は見ているが、お互いすっかり変わっているはず。
少なくとも、わたしはそのウェイトレスさんが空さんの娘さんとは確信が持てなかった。
娘さんといっても、時代は変わっているので白髪混じりのご婦人になっておられたが。
お話しすると共通の話題も多く、驚くこともあった。

因みに、空さんの職業は塗装屋さんだった。
その仕事の姿を見た画家の須田刻太さんが「描きたい」といったとか。
刻太さんの家に仕事で出入りしておられたのだ。
一心講(行者講)の仲間には職人さんが多く、屋根屋(瓦屋)さんもおられて、その人が「空」という名前だったら面白いのになと思ったことがあった。その瓦屋さんは「サボテン」のすぐ近く。
「サボテン」さんにはまた行こう。
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えべっさん(西宮神社)の石灯籠

2021-07-12 08:16:56 | 地蔵さん
昨日、えべっさん(西宮神社)へお参り。


社務所のロビーから写す。

権宮司、吉井良英氏にお会いして、『縁起・小墓圓満地蔵尊』をお渡しし、その本で重要な役割を果たしている大村利右エ門に関する話に。
先日、大村利一さんのお孫さんが、大村家が昔寄進した燈篭を確認に来られた件に関連してのこと。
台帳からコピーを取ってくださった。そして詳しく説明してくださった。
氏は利一さんの『西宮物語』もよく読み込んでおられる様子。当然ながら西宮の歴史もよく勉強しておられる。
それで今回の『縁起・小墓圓満地蔵尊」にも興味を持たれたのだ。



残念ながら、平成7年までは建っていたのだが震災で倒壊してしまい、損傷がひどく復興できなかったとのこと。
そこで、それら(大村家が関係する複数)の燈籠が、かつて建っていた場所を示す見取り図もコピーしてくださった。
番号が付されていてわかりやすい。
大村家のものは、参道にズラリと並んでいる一般的なものとは別格で、大きく立派なものだったとのこと。
今年になってから、わたしも確認のために探したのだが、見つからなかったのだ。
しかし、それは当然だったわけで残念でした。
こんなことなら、震災以前に探して写真を撮っておくべきでした。

というわけで、大村さん、このブログをもし見ておられましたら、コピーはわたしもいただきましたので、ご配慮無用でよろしくお願いいたします。
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刺激的な一日

2021-07-10 20:24:17 | 地蔵さん
今日はちょっとややこしかった。
ややこしいといったら失礼ですね。
午前は用海公民館で「宮水ジュニア・将棋講座」の講師。
午後は、ちょっと出かけて帰ってきたら、
西宮神社の権宮司さんから電話があり、『縁起・小墓圓満地蔵尊』を所望。

何故かと思ったら、「大村利一さんの縁者の方が見えて、見せていただきました。いい本ですので」と。
そして「さっき帰られました」とのこと。
そこで、本を神社さんに届けようと準備して車ででかけた。
すると、向こうから二人ずれの婦人が地図を見ながらこっちに歩いてこられるのとすれ違った。
ということで、日本盛をぐるっと一回りしてきたら、丁度お地蔵さんに入られるところ。
利一さんのお孫さんがお参りでした。
「輪」に入ってもらって、しばしお話。
西宮神社へは、大村家が江戸時代に寄進した燈籠を確かめに行かれたのだが、残念ながら震災で壊れ、復元が出来なかったとのこと。権宮司さんが、あった場所の見取り図をコピーしてくださったという。
そんな話をしてるところに、哲ちゃんがやってきて、「もしかしたら遠い昔に親戚だったかも?」という話で、紹介したり。
もっといろいろとあったけど、以下省略。
そのあと、未知の人から電話。
「毎日新聞を見て」と。
「来週に『縁起…』をいただきに」とのこと。
そんな感じの午後でした。
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表紙 2種類

2021-07-09 17:21:06 | 地蔵さん
『縁起 小墓圓満地蔵尊』の表紙は2種類あります。
紙書籍版は編集をして下さった水間貴保氏撮影の写真。
表紙だけがカラーです。本文中の写真はすべてモノクロ。

そして電子書籍版はパステルアーチストの石井久美子さんの絵。
こちら電子書籍版は中の写真もカラーで楽しめます。

趣が大いに違っています。
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街の地蔵さんのルーツ

2021-07-09 06:59:54 | 地蔵さん
「小墓圓満地蔵のルーツ、本に」と題して、今朝の毎日新聞地方版に掲載されました。

←二段階クリック。
記事の中にちょっとした誤解があります。
《1860年ごろに京都の知恩寺から、西宮に移設された》とありますが、正しくは「1792年に京都のある地に建立され、知恩寺で開元(眼)されたものが、1860年ごろに西宮に移設された」ですので、この場で訂正させていただきます。もしかしたら、知恩寺に建立されたものが移設されたものかもしれませんが。
電子書籍でもお求めいただけますので、よろしくお願いいたします。→「電子書籍・縁起小墓圓満地蔵尊」
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毎日新聞、取材

2021-07-06 11:15:24 | 地蔵さん


『縁起 小墓圓満地蔵尊』の件で、毎日新聞の取材を受けました。
掲載日はまた教えてくださるそうで。
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校正畏るべし

2021-06-17 18:29:45 | 地蔵さん


『縁起・小墓圓満地蔵尊』ですが、
みっちりと校正したつもりでしたが、やっぱりありました。
見つかったのは今のところ誤字一字のみですが、黙っていれば分からないかな?
手にした人、探してみてください。明らかな誤字です。
見つけたからといって景品は出ませんが。
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図書館へ『縁起・小墓圓満地蔵尊』を。

2021-06-17 11:46:32 | 地蔵さん
図書館と郷土資料館へ行ってきました。
今日は日差しがきつすぎるので自転車で。
予約の本の受け取りと、お借りしていた本の返却。
そして『縁起・小墓圓満地蔵尊』の収蔵を託しに。



隣の郷土資料館へも『縁起・小墓圓満地蔵尊』をお届けしました。

『完本コーヒーカップの耳』
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『縁起・小墓圓満地蔵尊』は少部数発行

2021-06-16 14:16:29 | 地蔵さん

近隣の信者様に行き渡るのが主目的なので、発行部数はわずか300部のみ。しかも費用はお地蔵さまの会計から捻出。
ということで、献呈の余裕がありません。
知己の方、どうか不義理をお許しください。
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お送りしました。

2021-06-15 13:20:29 | 地蔵さん
お申込みくださった方にお送りしました。『縁起 小墓圓満地蔵尊』。



一部500円。いただいた誌代はお地蔵さまへのお供えになります。
お問い合わせ、ご希望の方はコメント欄へどうぞ。公開しません。

『完本コーヒーカップの耳』
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印刷上がり

2021-06-12 16:05:06 | 地蔵さん
印刷が上がってきました。
『縁起 小墓圓満地蔵尊』 

裏表紙です。

思いのほか早く上がってきました。

「改めてのあとがき」 ←クリック。

300部のみの発行。
ざっと40年がかりで書いたものです。とは言ってもわずか50ページほどの冊子。
きちっとした歴史を書きながら、興味深いエピソードも交え、ユーモアとかすかなペーソスも滲じませています。
読み物としても面白し。
ご希望の方には一部500円でお頒けいたします。お問い合わせはコメント欄へ。
お地蔵様へのご浄財になります。
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語り・小墓圓満地蔵尊

2021-06-01 09:27:32 | 地蔵さん
今頃になって思い出しました。
こんなのを作ってたことを。
「語り・小墓圓満地蔵尊」。8年前に作ってたのを忘れてました。
3ページに要約してますが、その一枚目だけを紹介します。



 語り・小墓圓満地蔵尊 

 この地蔵さんは、《小墓(こばか)地蔵》いうんです。いや、ほんまの名前は《圓満地蔵》なんですよ。石の台座にしっかり彫ってあります。そやけど、昔からみんな「こばか」て呼んでたらしいです。小さい墓地があったからとか、あるいは子どもの墓が多かったからという説がありますけど、ほんまのとこは分かりません。
   ○
 場所は、用海(ようがい)町の一角です。用海小学校の正門通り、学校の東隣です。大っきいですよ。台座から頭まで二メートル以上もあります。戦後の名物市長、辰馬卯一郎さんが「子どものころ、小墓の地蔵はんの肩に登って、よう遊んだもんや」て言われてたらしいです。
   ○
 立派な御影石(花崗岩)で出来てます。いいお顔してはります。お名前の通り圓満なお顔で、庶民の願いをやさしく聞き届けてくれはるお姿です。
 建ったんは古いですよ。台座に、寛政四年(一七九二年)建立と彫ってありますからねえ。その時代は、大飢饉、大洪水、大地震やら厄災が相次いだ時代で、子どもの病死や捨て子は日常茶飯のことやったんです。そやから、世情の円満と不幸な子どもらの供養のために建てられたんやと思います。そやけど言い伝えでは、どうやら初めからここに建てられたんやのうて、元々は京都に建ってはったとゆうことです。
 実は、台座に“智恩寺開元”と彫ってあります。調べてみましたけど、当時の西宮にそんな名前のお寺は見当たらんのです。やっぱり言い伝え通りで、京都左京にある知恩寺らしいです。智と知の違いはありますけど、昔は漢字にはこだわりがなかったようで。
 そやけど、そんな立派なお寺の偉い上人さんが、西宮のこの地まで駕籠に乗って開眼式に来られたとは思えません。ここは言い伝え通り、後に京都から移されたと考えるのが自然でしょうね。
    ○
 これには面白い逸話がありまして、京都のその地で、この地蔵さんが建ってから良くないことが続いたというんです。ついに荒縄を十文字にかけられて、道端に転がされていたということです。それを西宮の人が気の毒に思い譲り受けて、力自慢の者にかつがせて一夜で運んできたいうんです。そやけどそんなこと信じられません。京都から来られたんはほんまやろけど、それにはちゃんとした手続きがなされて来はったんやと思います。


後半がもっともっと面白いのですが、お地蔵さんの御堂に全文のコピーを置いてますので、興味のある方はどうぞ。
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『縁起 小墓圓満地蔵尊』見本が

2021-05-29 15:07:49 | 地蔵さん
『縁起 小墓圓満地蔵尊』の見本が出来てきました。
ありがたく両手に持たせていただきました。
40年間、素人がぼちぼちとやってきたことの成果です。





もうちょっとだけ修正して本格的な印刷になります。
頒価は500円としました。
お地蔵様への御浄財となります。
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