眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

Klezmer

2010年01月25日 | Weblog
風邪ひいたみたい。午前中さらって昼から少し炬燵で昼寝。夜は2月にチェロのマーティンが主催の室内楽シリーズの合わせ。このシリーズ度々出演させてもらっているが、今回のテーマはクラシック以外のジャンル。クラシック以外なら何でももってきていいというのでこちらからはKlezmer(クレズマー・ドイツではクレッツマーという)を提案した。Klezmerは東欧系ユダヤの民謡をルーツに持つ音楽ジャンルのひとつで元の起源は東欧とドイツだそうだ。スピーディーで激しいダンス音楽から、ゆったりしたテンポのバラードまでさまざまなスタイルがありクラリネットやヴァイオリンが加わり活躍するのである。有名なのは「ドナドナ」や映画「シンドラーのリスト」などであるが、屋根の上のバイオリン弾きでよく知られるようになったジャンル。ドイツ留学中にKlezmerにもハマったがこのジャンルで活躍するGiora・feidman(ジオラ・ファイトマン)の大ファンになってしまった!最初に初めて聴いたのがドルトムントのテアターでやっていた「ハーメルンの笛吹き男」というミュージカル。feidmanが主人公の笛吹き男を演じクラリネットを演奏。これがまたなんとも不思議な音で子ども達と一緒に客である僕たちが連れさらわれそうになった。彼の音は言葉では表現しにくい。なにか催眠術にでもかけられたようにしばらく客席でボーッとしてしまった。それからもの凄くハマり彼のライブやCDを夢中に聴くようになった。中でも「Klassik Klezmer」というタイトルのCDはお気に入りでCDは擦りきれないが擦りきれるくらい聴いた。今回この室内楽シリーズでこの中から4曲「Zamar Nored」「Canaanite Medley」「Tatei Freilach」「The Klezmer's Freilach」やらせていただく。いつかこの曲をやってみたいという夢がやっとかなった。

オンリー・チェンバー・ミュージック・シリーズ LISTEN EVERYBODY !
2010年2月11日(祝)15時開演(14時30分開場)
一般3,000円 学生1,500円 アステールプラザオーケストラ等練習場
チケットはデオデオ本店(082-247-5111)ヤマハ広島店(082-244-3779)ムジカパクス(082-238-3936)
出演:マーティン・スタンツェライト(チェロ)橋本眞介(クラリネット)
飛田勇治(コントラバス)上垣内寿光(ギター)
清澄貴之(トロンボーン)荻原里香(パーカッション)
Klezmer以外に現代曲、ジャズ、ルネッサンスなど。