僕にとって広響最後の本番。
マイタウン広響in中区民。
今日もたくさんのご来場ありがとうございました。
最後の本番ということで指揮者コーナーのお手本として棒も振らせていたらだきました。
その模様はこちらとこちら
最初は二拍子だけどワザと3拍子で振ってます。
みんな笑いながら弾いてるのはそのせい。
途中で2つに戻ってます。
終了後はまたまた楽団員達に送別会をしていただきました。感謝!涙
オケマンとして最後に
イギリスの有名なオーケストラを対象としたアンケートでオーケストラ奏者として1番大切なスキルはなにか?と質問した所、圧倒的に多かったのが以外にも「人間関係」なんだそうです。
2位で「アンサンブル力」、4位くらいで「卓越した個人の技能」です。
正直、僕が入団した頃の広響は団員同士仲が良くなく、オケ内のユニオンと非ユニオンで対立し合いギスギスし、同じパートでも全く話をしない状態がありました。
指揮者も団員もあまりうまくいってなかった。
メンバーはそんなに変わらないのにある年くらいから雰囲気が変わってきました。
誰かが勇気を持ったのでしょう。
積極的にコミニュケーションを図ったのでしょう。
オケ全体がこれでいいのかと本能的に思ったのでしょうか。
それくらいからオケの音が変わってきました。
あれから数年。今では楽団員はみんな仲がいいです。
年の差も孫くらい離れていると考えると大家族のようなものです。
時に仕事が激務な時は実際の家族よりも顔を付き合わせる事が多いです。
相性が合わない人も中にはいます。
でも仲が良いのが特に最近オケの音に表れてきます。
僕は飲み会などで同僚の面白い話を言ったり聞いたりするのは大好きです。
でもストレスのはけ口として言われる仲間の悪口はあまり好きではありません。
でも指揮者のそんな話になるのは・・・まぁ、アリだと思います。
でも指揮者も音楽仲間ですから輪に入るのかな?入りたいのかな?
その辺りはグレーゾーンでお願いします。
お客さんに聞いてもらう音楽を演奏する側が嫌な気持ちを持ちながら、ストレスを持って演奏するというのは良いことではありません。
広響は若い人が増えてシェフも変わるともっと変わることもあるでしょう。
良い所も悪い所も。
リハーサルでは厳しい場面に遭遇する場面が多々あります。
楽団員は「うまくいきますように」と心の中で祈ります。
中にはリハーサルが伸びるから上手くいきますように(早く終わりますように)と祈る団員もいるでしょう。笑
オレ早く終われよ!と自分で自分を祈った事もあります。
この指揮者よう喋るなぁ~はよ終われよ!と楽団員全員が真面目に心の中で祈ります。
リハーサルで面白いことが起こり、皆んなゲラゲラ笑った後の音はとても良い音がします。
プレッシャーがかかる職業の第1位はパイロット、第2位はオーケストラの首席奏者です。
音楽家といえども仕事となるとストレスは相当溜まります。
お客さんからの大きな拍手をいただいたステージ上でやっと全て解き放たれます。
広響はもっともっと素晴らしいオケになります。
間違いありません。
世界に誇る仲の良さですから。
最後に広響のみなさん、大変お世話になりました。
皆さんとの大切な思い出は記憶と共に心にいっぱい刻まれております。
しばらく顔は見せないつもりですが、また時間があればエキストラで乗せて貰いますので、眞ちゃんは長いおり番と有給を取りまくってるなぁと思って貰えれば幸いです。
僕はゲラゲラ大使として日本中のオケ、ブラスを盛り上げて参ります。
じゃあ!