眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

NOW2

2009年05月01日 | Weblog
今回NOWではマクベスの「聖歌と祭り」を演奏する。
このあたりの作曲家はジェイガー、リード、マクベスといった方々が大人気であった。

マクベスはオーケストラの曲も書いているが吹奏楽にかかれた曲が圧倒的に多い。
「マクベス・ピラミッド」というサウンド理論が彼の持論であり、分厚い低音を広い底辺とし、中音域群がそれに載り、更に高音群がそれに載って、正三角形のバランスになるというサウンドを理想とするものである。
確かに彼の作品を聴いた時には暗く、重厚なサウンドがする。

日本でこのマクベスを一躍有名にしたのは1972年の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した福岡県立嘉穂高校の忘れることができない快演。曲は「聖歌と祭り」の後に書かれた「マスク」。全プレーヤーが一体となった集約感のある演奏で同高校は「仮面劇」のイメージを膨らませるため「能」の観賞もするなどして内面も掘り下げたそうで、そのなんともいえない「執念」が演奏に感じられる。この演奏は作曲者マクベスも絶賛したらしい。

昨日3時ごろまで飲んでいたときに横にいたクラの加藤さんが
この曲は「ちゃんと あんた 準備しろ!」だから!
一瞬、ん?となったが、なるほど「Chant and Jubilo」(聖歌と祭り)なんですね。
確かに書かれた譜面をさらうだけが準備でなくこういった作曲家の時代背景や作曲技法、内面的なものなど知るのも準備。もちろん、「ちゃんと準備」したNOWの音は素晴らしいです。

それでは2日目のリハに行ってきます。

NOW1

2009年05月01日 | Weblog
午前中に新幹線で大阪・守口市に移動。

なにわ《オーケストラル》ウインズ2009が始まった。
早めにCheckinしリハーサル会場の守口市民会館へ。
各メンバー、一年ぶりだがついこの最近演奏したような気がするくらい印象的だ。16時から始まったリハーサルはザッと通し要点を確認しただけなのにいつの間にか22時。

その後、新入団員歓迎会も含めいつもの「空」を貸し切り3時過ぎまで飲み会。クラリネットには新たに都響の伊藤圭君が初参加し、やっと年下男が入り(一回りも違うが)念願の降り番が出来た。

リードのオセロはみんなの思い入れが沢山あるらしい。曲を知らない今回初めて吹いた野田氏が中で吹いていてそう感じたようだ。
僕らが中高生のあたり81年に吹奏楽コンクールにて天理高校がオセロで名演を聴かた。その5年後、関東大会で市立川口、市立柏、野庭の3校がたまたまオセロで争うことになる。
その全国では野庭高校が圧勝、記憶に焼き付いて離れない。そんな世代の連中が、なにわ《オーケストラル》ウインズには多い。

飲み会最後には吹奏楽マニアック談義になるが若干ついて来れないメンバーまだいる。鍛えなければ。

日記ではこの期間NOW情報を随時お届けします。