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バッハ/ブラームス/ショパン/エネスコ/リスト/モーツアルト/ラベル/スカルラッティ/シューベルト
ピアノ:ディヌ・リパッティ
CD:仏EMI=CMS 2538092
ディヌ・リパッティは私が最初に気に入ったピアニストであった。淡々としていて、それでいて何か説得力に富んでいる、これが最初に聴いた時に受けたリパッティの演奏の印象である。今聴いてみても同じような印象を受けるわけだが、最近感じるのは“静寂のピアニスト”という印象が強い。極端に言うと音と音の空白の部分にも意味を持たせられるピアニストといったようなことになろうか。例えばリパッティのバッハやモーツアルトを聴いて見ると、このことがよく分かる。一方、ショパンのワルツは少々これとは趣を異にする。華やか中に類まれなテクニックが駆使されていて、気品のある華やかさとでも表現したらいいほどのブリリアントな仕上がりとなっている。いずれにせよ、どの曲を弾いても高貴さを失わないのがリパッティの最大の特徴かもしれない。(蔵 志津久)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3
ピアノ:ディヌ・リパッティ
CD:仏EMI=CMS 2538092
ディヌ・リパッティは私が最初に気に入ったピアニストであった。淡々としていて、それでいて何か説得力に富んでいる、これが最初に聴いた時に受けたリパッティの演奏の印象である。今聴いてみても同じような印象を受けるわけだが、最近感じるのは“静寂のピアニスト”という印象が強い。極端に言うと音と音の空白の部分にも意味を持たせられるピアニストといったようなことになろうか。例えばリパッティのバッハやモーツアルトを聴いて見ると、このことがよく分かる。一方、ショパンのワルツは少々これとは趣を異にする。華やか中に類まれなテクニックが駆使されていて、気品のある華やかさとでも表現したらいいほどのブリリアントな仕上がりとなっている。いずれにせよ、どの曲を弾いても高貴さを失わないのがリパッティの最大の特徴かもしれない。(蔵 志津久)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3