★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2012-07-31 10:44:00 | 新譜DVD情報

 

<新譜DVD情報>

 

~ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」、バレンボイムの指揮で待望のブルーレイDVD化(ライヴ録画)~

 

ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」

指揮:ダニエル・バレンボイム

管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団

ジークムント:サイモン・オニール
フンディング:ジョン・トムリンソン
ヴォータン:ヴィタリー・コワリョフ
ジークリンデ:ワルトラウト・マイア
フリッカ:エカテリーナ・グバノヴァ
ブリュンヒルデ:ニナ・シュテンメ
ゲルヒルデ:ダニエレ・ハルブヴァンクス
オルトリンデ:カローラ・ヘーン    ほか

演出:ギー・カシアス"

録画:2010年12月7日 ミラノ・スカラ座公演(ライブ録画)

字幕: 日本語
 
DVD:NHKエンタープライズ NSBS‐17360(Blu-rayの仕様DVD×2枚)

 前夜祭と3日間の舞台祭典劇「ニーベルングの指環」の第一夜に当る楽劇「ワルキューレ」。ダニエル・バレンボイム指揮による2010年12月7日ミラノ・スカラ座での公演を、日本語字幕でブルーレイ・DVD化したもの(2011年12月28日 NHK・BSプレミアムにて放送)。「ワルキューレ」の台本は1852年、音楽は1856年にそれぞれ完成し、1870年、バイエルン宮廷歌劇場にて初演された。物語は、ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」をはじめとするドイツ英雄伝説や北欧神話の物語を下敷きにワーグナー自身が書いたもので、ギリシャ神話の影響も見られる。なお、ワルキューレとは、作品中に登場する神々の長ヴォータンとエルダの9人の娘たちの筆頭格であるブリュンヒルデを指している。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2012-07-30 10:29:03 | コンサート情報


<コンサート情報>



~山田和樹とカラヤンの娘イザベル・カラヤンがSKF松本で共演~

オネゲル:劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」

指揮:山田和樹

管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)

ジャンヌ・ダルク:イザベル・カラヤン
修道士ドミニク:エリック・ジェノヴェーズ
語り:クリスチャン・ゴノン
ソプラノ独唱:シモーネ・オズボーン
ソプラノ独唱:藤谷佳奈枝
アルト独唱:ジュリー・ブリアンヌ
テノール独唱:トーマス・ブロンデル
バス独唱:ニコラ・テステ

合唱:SKF松本合唱団/栗友会合唱団/SKF松本児童合唱団

演出:コム・ドゥ・ベルシーズ
アーティスティック・アドヴァイザー:ブロンシュ・ダルクール
装置:シゴレーヌ・ドゥ・シャシィ、森安淳
衣装:コロンブ・ロリオ-プレヴォ、田中晶子
照明:齋藤茂男

会場:まつもと市民芸術館・主ホール

日時:8月19日(日) 午後4時/8月26日(日) 午後4時/ 8月29日(水) 午後7時

 「2012サイトウ キネン フェスティバル(SKF)松本」では、1993年に上演されたオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」を、新たなキャストと演出で上演する。ジャンヌ・ダルクを演じるのはヘルベルト・フォン・カラヤンの娘で女優のイザベル・カラヤン。修道士ドミニク役と語り手は、1680年に設立されたフランスを代表する劇団“コメディ・フランセーズ”のエリック・ジェノヴェーズとクリスチャン・ゴノン。演出はコメディ・フランセーズ等で演出を手掛けている、フランスの若手演出家コム・ドゥ・ベルシーズ。SKOを指揮するのは2010年のオーケストラコンサートで指揮をし、SKF松本に鮮烈なデビューを飾った山田和樹。小澤征爾は、今年は総監督の立場で、この作品の昨年秋の制作会議から参加している。小澤総監督は恩師カラヤンの生前に、この作品を上演することを約束していたという。カラヤンの死後もその娘イザベルとこの企画についてずっと話をしていたのが、この夏、ようやく実現できることになり、今回の上演は小澤にとって、恩師カラヤンへのオマージュの意味もあるようだ。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2012-07-27 10:30:28 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~サイモン・ラトル&ベルリン・フィルが挑んだ「ブルックナー交響曲第9番」(第4楽章付)~

ブルックナー:交響曲第9番(第4楽章付) SPCM補筆完成2012年版

指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 
CD:EMIミュージック・ジャパン TOGE-11092~93(SACDハイブリッド2枚組)

 ブルックナーは、死の直前まで交響曲第9番に携わり、1896年に死去した時には、第4楽章を作曲している途中であった。残されたスケッチを基に完成が試みられ、これまでにも複数の完成版が発表されている。今回使用される「サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカ(SPCM)版」は、そのなかでも最も学究性が高いクリティカル・エディション。4人の音楽学者・作曲家が25年以上の歳月をかけて復元し、2010年にさらに改訂が行なわれた。補筆版の終楽章は計647小節に至り、そのうち208小節は、ブルックナーにより完全に作曲されている。これに個々の弦楽パート、管楽器のスケッチが加わるが、37小節分のみが研究者の純粋な創作。ラトルは「このフィナーレで奇妙な個所は、すべてブルックナー自身の手によるもの。ここには、彼が当時体験した脅威、恐れ、感情のすべてが現われている」(ベルリン・フィル・サイトより)と語っている。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2012-07-26 10:27:52 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~徳永二男と仲間たち~

ブラームス:ピアノ五重奏曲
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」より瞑想曲
ヴェイニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番/レゲンデ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

ヴァイオリン:徳永二男 

ヴァイオリン:漆原朝子 
ヴィオラ:川崎和憲
チェロ:毛利伯郎 
ピアノ:林 絵里

会場:よこすか芸術劇場

日時:2012年8月4日(土) 午後3時

 ヴァイオリンの徳永二男は、神奈川県横須賀市出身。ヴァイオリニストの父茂および鷲見三郎に師事し、桐朋学園においては齋藤秀雄に師事した。1966年、当時日本楽壇史上最年少のコンサートマスターとして東京交響楽団に入団。1968年、文化庁在外派遣研修生としてベルリンへ留学、ミシェル・シュヴァルベ氏に師事。1976年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。その後首席第一コンサートマスターを経て、ソロ・コンサートマスター。1994年、N響退団後、1995年年からJTアートホール室内楽シリーズの音楽監督、1996年から宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て、2011年年から同音楽祭音楽監督を務める。近年は、「徳永二男の挑戦」と題し、10年間毎年1回ずつのリサイタル・シリーズに取り組むと同時に指揮活動も精力的に行う。現在、桐朋学園大学特任教授、洗足学園大学客員教授。

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◇クラシック音楽CD◇諏訪内晶子、優勝者記念コンサートのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(ライヴ)

2012-07-24 10:33:09 | 協奏曲(ヴァイオリン)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリン:諏訪内晶子

指揮:ドミトリ・キタエンコ

管弦楽:モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS 21057(ライヴ録音)

 このCDは、1990年7月7日、チャイコフスキー国際コンクール終了後、モスクワ音楽院大ホールで行われた、優勝者による記念コンサートの演奏をライヴ録音したものである。当時18歳であった“天才少女 諏訪内晶子”の青春の記録とも言えるこのCDは1990年10月に発売され、当時、大ベストセラーとなった記念すべき録音である。今聴いても、何という若々しさと優美さに溢れた名演であることかと、思わず聴き惚れる。チャイコフスキーの作品の演奏スタイルは、ロシアの風土に根差した土臭い演奏と、民族的な感覚から一歩引いて普遍的な音楽の美しさに根差した演奏スタイルとに二分されるが、ここでの諏訪内晶子の演奏は、普遍的な音楽の美しさに根差し、それを一層昇華させたような演奏内容になっており、単に美しさという範疇を越え、リスナーは何か遠い世界へと誘われるような不思議な体験をすることができる。現在、世界のヴァイオリンの女王の君臨するムターも同じような演奏内容だが、ムターがより無機質な美意識に貫かれているのに対し、ここでの諏訪内晶子演奏は、若々しさとナイーブさを交差させたような類稀な演奏を披露してる。

 第1楽章で諏訪内晶子は、その持てる力を存分に発揮しているが、無駄な力は全く入っておらず、その流れるような演奏ぶりは、これまで聴いたどのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲の演奏にも例えることができないような、魅力に輝き満ちている。一言で言うと瑞々しい演奏とでも言ったらいいのであろうか。決して線は細くはないのであるが、あたかも衣擦れの音が聴こえて来るような清潔感が溢れ出る。この音の環境は、何処かで聴いた覚えがあるぞ、と考えていたら、日本の“能”に行き着いた。そうなんだ、これは能舞台で能役者が演じる迫真の演技にも似た空気が流れているのだ、と私には思えた。諏訪内晶子自身は、意識はしていないであろうが、日本文化の持つ清廉さと西欧文化の持つ絢爛さとが、諏訪内晶子というヴァイオリニストの内面を通して見事に融合し、一挙に花開いたような優美な演奏内容となっている。

 第2楽章の演奏も、第1楽章と同じことがいえるが、ほの暗い憂愁の曲想を諏訪内晶子は巧みに捉え、丁度、第1楽章の裏面に当るような、しっとりとした演奏内容となっており、引き込まれるような雰囲気に酔わされる。そして第3楽章。ここでは、自身の持つ技巧を遺憾なく発揮して、一気に弾きまくる。それでも荒っぽさは微塵もなく、最後まで優美さは持ち続けたままだ。このライヴ録音には、終楽章以外に第1楽章の終わりにも聴衆が拍手する様子が収録されており、当時の熱気が伝わってくる。この録音は、画家や作家で言えば、あるいは若書きに当る演奏なのかもしれないが、逆に18歳という若さでなければ到底表現できないような、心からの喜びに溢れた演奏内容は、今聴いても、聴いているだけで何か心が浮き浮きしてくる。

 諏訪内晶子は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを修了後、文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院に留学し、同時にコロンビア大学で政治思想史を学ぶ。1987年、15歳の時に日本音楽コンクール第1位を受賞した後、1988年パガニーニ国際コンクール第2位、1989年エリーザベト王妃国際国際コンクール第2位を受賞。そして、1990年、チャイコフスキー国際コンクールで第1位に輝いた。これは、最年少で、日本人初、全審査員の一致による優勝であった。現在は、パリを拠点に活躍している。そして先頃、諏訪内晶子が自ら芸術監督を務め、新たなクラシック音楽祭「国際音楽祭NIPPON」を開催することを明らかにした。ここ10年来「演奏活動以外に、何か世の中に恩返しができないか。次の世代に伝えていけることはないか」ずっと考えてきたという彼女が、長年温めてきた構想を実現させたのが今回の音楽祭の発表であるという。その成果に大いに期待したい。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2012-07-23 10:29:05 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)オーケストラ東京公演~

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

R.シュトラウス:アルプス交響曲

指揮:ファビオ・ルイジ

ヴァイオリン:デイヴィッド・チャン

チェロ:ラファエル・フィゲロア

会場:サントリーホール

日時:2012年7月30日(月) 午後7時

 PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)とは、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭。 20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり 、毎年夏、 日本の札幌を主会場に開催している。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、世界各地のオーディションで選ばれた若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」で、毎年、緑豊かな札幌芸術の森で、7月の約1ヵ月間、高い技術と豊富な経験を若手音楽家に伝えている。

 指揮のファビオ・ルイジは、イタリアのジェノバ生まれ。1983年、グラーツ音楽院を最優秀の成績で卒業し、翌年からグラーツ歌劇場で活動を始める。1996年から2007年までライプツィヒ放送交響楽団(MDR交響楽団)の芸術監督、2005年からはウィーン交響楽団の首席指揮者を務める。2010年からメトロポリタン歌劇場の首席客演指揮者に就任し、2011年9月より首席指揮者。2012年からはチューリッヒ歌劇場のGMD(音楽総監督)に就任予定。PMFには2004年に客演指揮者、2008年に首席指揮者として参加。2010年からPMF芸術監督をつとめ、今年3年目を迎える。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2012-07-20 10:33:40 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~異才ピアニスト小川京子が奏でる入魂のモーツァルト:レクイエム(チェルニーによるピアノ独奏用編曲版)~

モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626(チェルニーによるピアノ独奏用編曲版)

ピアノ:小川京子

録音:2012年3月15日、和光市民文化センター

CD:ナミ・レコード WWCC-7698

 チェルニーはピアノ教則本で有名で、ベートーヴェンの弟子であり、リストの先生でもあった。チェルニーは、モーツァルト:レクイエムを、ピアノ独奏用とピアノ連弾用に編曲している。両編曲版とも長く忘れ去られていたが、1960年代に海老澤氏が楽譜を入手。独奏版の全曲演奏の正式な日本初演は2011年に行われた。「チェルニーのピアノ版は、モーツァルトの精神における芸術作品であって、原曲版の控え目な代用品ではない」(ヴィーン楽友協会資料館館長オットー・ビーバ)という曲の全貌が明らかにされる。ピアノの小川京子は、東京芸大を経てウィーン国立音大に学ぶ。知られざる作品の日本初演や楽譜の出版を多く手がけている。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2012-07-19 10:30:47 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK) 第29回東京定期公演~

ヴァイル:交響曲第2番
プーランク: 2台のピアノのための協奏曲
ラヴェル:マ・メール・ロワ(全曲)

指揮:マルク・ミンコフスキ

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)

ピアノ:ギョーム・ヴァンサン/田島睦子

会場:サントリーホール

日時:2012年7月26日(木) 午後7時

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は、1988年、日本初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立し、創設音楽監督として岩城宏之(現在、永久名誉音楽監督)が就任。2007年から井上道義を新音楽監督に就任し、新たな活動を展開している。

 指揮のマルク・ミンコフスキは、1962年にパリにうまれる。ハーグ音楽院でバスーンを、ピエール・モントゥー・メモリアルスクールで指揮を学ぶ。19歳の時、自身で「ルーヴル宮音楽隊」を創設。2004年には、それまでの音楽活動が認められ、フランス国家功労勲章勲五等およびフランス芸術文化勲章を受賞。2013年からはザルツブルク・モーツァルト音楽祭の芸術監督に就任予定となっている。

 ピアノのギョーム・ヴァンサンは、1991年生まれ。パリ音楽院で学ぶ。2009年、ロン=ティボー国際コンクールで第3位入賞。2011年、ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」において、フランスの若き天才と好評博する。
 
 ピアノの田島睦子は、金沢市出身。国立音楽大学卒業後、同大学院を首席で卒業。クロイツァー賞受賞。1999年、「第4回石川県新人登竜門コンサート」において優秀者に選ばれる。今回、第2ピアノのソリストとしてミンコフスキに抜擢された。 

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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2012-07-17 10:35:35 | 新譜DVD情報

 

<新譜DVD情報>

 

~チャイコフスキー&プロコフィエフ協奏曲集 アルゲリッチ1977年イギリス・ライヴ~

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ

指揮:サー・チャールズ・グローヴズ(チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番)
   :アンドレ・プレヴィン (プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番)

 BBCが1977年に制作しながら、これまで商品化されることのなかったアルゲリッチの映像作品がDVD化。当時35歳のアルゲリッチが得意のチャイコフスキーとプロコフィエフの第3協奏曲を弾く。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はサー・チャールズ・グローヴズ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルとの共演。グローヴズの指揮姿も貴重。圧巻はプレヴィンと共演したプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。アルゲリッチのみならず、まだ若いプレヴィンの姿にも驚かされる。

録音:<チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番>1977年2月6日、プレストン、ギルド・ホール(ライヴ)
    <プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番>1977年5月3日、クロイドン、フェアフィールド・ホール(ライヴ)

DVD:キングインターナショナル(Euroarts)

 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2012-07-16 10:33:07 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~渡辺玲子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル~

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番/ 第3番
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
エルンスト:多声的練習曲第6番「夏の名残りのバラ」
      :シューベルトの「魔王」による大奇想曲 op.26

ヴァイオリン:渡辺玲子

会場:サントリーホール

日時:2012年7月19日(木) 午後7時

 渡辺玲子は、東京都出身のヴァイオリニスト。1982年、東京芸術大学音楽部付属音楽高校に入学したが、独学を決意して2年生で中退。1984年、18歳の時、ヴィオッティ国際ヴァイオリン・コンクールに出場し、第1位なしの第2位を受賞。1985年、ジュリアード音楽院に入学。1986年、パガニーニ国際コンクールで第1位なしの第2位を受賞。以後、ニューヨークを拠点に世界で活躍する。夭折した指揮者シノーポリの秘蔵っ子とも言われ、デビューCDもシノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレとの共演によるもの。2004年からは、秋田の国際教養大学特任教授として、音楽を専攻していない若者にも音楽の深さを知ってもらおうと、秋学期に集中講義(「音楽と演奏」)を行っている。2005年、第35回エクソンモービル音楽賞の洋楽部門奨励賞受賞。 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1736年製グァルネリ・デル・ジェス「ムンツ」。現在、ニューヨーク在住。

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