★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2021-10-29 09:39:19 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット(ピアノ+弦楽四重奏)~



上原ひろみ:シルヴァー・ライニング・スイート
      SNS企画「One Minute Portrait」から
      過去のオリジナル曲

ピアノ:上原ひろみ

弦楽四重奏:西江辰郎(1st violin)
      ビルマン聡平(2nd violin)
      中 恵菜(viola)
      向井 航(cello)

CD:ユニバーサルミュージック UCCO-1231

 ジャズ・ピアニストの上原 ひろみ(1979年生まれ)は、静岡県出身。バークリー音楽大学ジャズ作曲科とCWP(Contemporary Writing & Production)科を首席で卒業。制作に参加したアルバムが第53回「グラミー賞」(ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム)を受賞。毎年、世界を舞台に約100日150公演のツアーを続け、日本人アーティストでは唯一となるニューヨーク・ブルーノートでの8年連続一週間公演を成功させた。2016年アルバムの「SPARK」が全米ビルボードのTraditional Jazz Albums部門で1位、またジャズ総合でも1位になった。2021年国立競技場で行われた「2020年東京オリンピック」開会式において、市川海老蔵と共演し、ピアノ演奏を披露。

 上原ひろみの2年ぶりの新作CDは、新プロジェクト「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット」。ピアノ+弦楽四重奏という野心的な編成で公演(2020年12月28日~2021年1月4日)し、絶賛を浴びた。共演は、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサート・マスターである西江辰郎を中心とするストリング・カルテット。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-28 10:02:50 | コンサート情報



<コンサート情報>



~エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル~

バッハ(タウジヒ編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 op.110
ショパン:マズルカ第5番 変ロ長調 op.7-1
     マズルカ第14番 ト短調 op.24-1
     マズルカ第15番 ハ長調 op.24-2
     マズルカ第18番 ハ短調 op.30-1
     マズルカ第19番 ロ短調 op.30-2
     マズルカ第24番 ハ長調 op.33-3
     マズルカ第25番 ロ短調 op.33-4
     アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22

ピアノ:エフゲニー・キーシン

会場:ザ・シンフォニーホール

日時:2021年11月6日(土)  午後3時

 ピアノのエフゲニー・キーシン(1971年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。11歳で初リサイタルを開くなど、幼い頃から神童ぶりを発揮。12歳の時、ドミトリー・キタエンコの指揮するモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団で弾いたショパンのピアノ協奏曲が発売され、世界の注目を浴びる。コンクール入賞歴こそほとんどないが、現在、国際的ピアニストとして世界各地で演奏。1986年初来日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-27 09:35:44 | コンサート情報



<コンサート情報>



~篠崎史紀(まろ)  ヴァイオリン・リサイタル~

グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
シベリウス:悲しきワルツ(付随音楽「クオレマ」Op.44より)
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」より「パ・ド・ドゥ」「ロシアの踊り」
ほか

ヴァイオリン:篠崎史紀

ピアノ:入江一雄 

会場:浜離宮朝日ホール

日時:2021年11月26日(金) 午前11時30分 

 NHK交響楽団第1コンサートマスター 篠崎史紀(まろ)の虜になるヴァイオリン・リサイタル。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽 NHK-FM「ベストオブクラシック」レビュー◇ギル・シャハムとロバート・トレヴィーノ指揮ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の共演

2021-10-26 09:35:08 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー




<NHKーFM「ベストオブクラシック」レビュー>




~ギル・シャハムとロバート・トレヴィーノ指揮ハノーファー北ドイツ放送フィルの共演~


プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63
シューベルト:交響曲第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35から第1楽章/第3楽章

ヴァイオリン:ギル・シャハム

指揮:ロバート・トレヴィーノ

管弦楽:ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

収録:2020年10月8日、9日、ドイツ、ハノーファー、北ドイツ放送グランド・スタジオ

録音:北ドイツ放送協会

放送:2021年09月30日 午後7:30~午後9:10

 ヴァイオリンのギル・シャハム(1971年生まれ)は、アメリカ出身。イスラエル人の両親がアメリカ滞在中に、イリノイ州で生まれる。1973年にイスラエルに渡り、エルサレムのルービン音楽アカデミーで学ぶ。1980年、9歳の時に参加したアメリカのコロラド州の夏期音楽アカデミーで名教師ドロシー・ディレイに見いだされる。1981年、10歳でアレクサンダー・シュナイダー指揮エルサレム交響楽団との共演でデビューを果たす。また、翌年、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルとの共演を果たす。ドイツ・グラモフォン社との契約では多くの録音を残しているほか、2003年自主制作レーベル"Canary Classics"を設立。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人としての地位を不動のものとしている。「グラミー賞」受賞のほか「ミュージカル・アメリカ」の年間最優秀器楽奏者に選出されている。

 指揮のロバート・トレヴィーノ(1984年生まれ)は、メキシコ系アメリカ人。アメリカ、テキサス州フォートワースで幼少期を過ごし、 高校卒業後にテキサス大学アーリントン校に入学し、指揮法を学ぶ。卒業後にイリノイ州シカゴのルーズヴェルト大学へ入学。レイフ・セーゲルスタム、クルト・マズア、マイケル・ティルソン・トーマス、デイヴィッド・ジンマンに指揮法を師事。2003年にヴッパータールにて指揮者としてデビュー。2009年~2011年ニューヨーク・シティ・オペラの副指揮者、 2011年~2015年シンシナシティ交響楽団副指揮者を歴任。2017年バスク国立管弦楽団音楽監督に就任。2019年マルメ交響楽団首席指揮者に就任。RAI国立交響楽団首席客演指揮者。

 ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団は、1950年に設立。ドイツ・ハノーファー に本拠を置く北ドイツ放送(NDR)付属のオーケストラ。北ドイツ放送付属オーケストラとしては、ハンブルクのNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団に次いで結成された。ヨーロッパの伝統的な古典派音楽からロマン派音楽を主なレパートリーとしている。1998年大植英次を首席指揮者に迎え、ドイツ各地へのツアーや音楽祭参加など意欲的な活動を展開した。2009年からは、ノルウェー人指揮者のエイヴィン・グルベルグ=イェンセンが首席指揮者を5年間務めた後、2014年バロック・ヴァイオリン奏者でもあるアンドルー・マンゼが首席指揮者に就任し、現在に至っている。

 今夜、最初の曲は、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番。この曲は、1935年に作曲され、同年スペインのマドリードにおいて初演された。この頃プロコフィエフは、フランス人ヴァイオリニストのロベール・ソエタンのヨーロッパ各地を巡る演奏旅行に同行していたが、この最中にソエタンの後援者から新たなヴァイオリン協奏曲の依頼を受けた。このため、作曲はソエタンとの演奏旅行の合間を縫う形で進められた。この曲は、伝統的な手法によりつくられており、ヤッシャ・ハイフェッツがこの曲を録音するなどして、作品の知名度向上に貢献した。

 今夜のギル・シャハムの演奏は、実に安定感ある堂々とした演奏内容で、現在、ギル・シャハムが世界を代表するヴァイオリニストの一人であることを、ものの見事に証明した感じとなった。安定感と同時に、生き生きとした躍動感を持ち合わせており、ヴァイオリンの音そのものが輝かしく、力強いのである。凡庸な言葉で言えば健康的な演奏と言えるのだろうが、ギル・シャハムは、同時に豊かな詩情性も持ち合わせており、この曲の持つ伝統的な美しさが、聴き進むうちにじわじわとリスナーの感性に訴えかけてくる。ロバート・トレヴィーノ指揮ハノーファー北ドイツ放送フィルとの相性も抜群だ。特に、第二楽章の甘美で豊かな旋律の演奏には、思わず聴きほれてしまった。

 今夜、次の曲は、シューベルト:交響曲第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」。この曲は、1816年に作曲された。タイトルの「悲劇的」は、後にシューベルト自身が付けたもの。シューベルトは当時19歳で教職にあった。ハ短調という調性や「悲劇的」という題名からして、ベートーヴェンを強く意識していたものとみられる。この交響曲第4番を作曲したことによって、シューベルトは古典派の大作曲達の仲間入りを果たしたといえる。

 今夜のロバート・トレヴィーノ指揮ハノーファー北ドイツ放送フィルの演奏は、我々がいつも聴きなれているシューベルトとは少々異なる感覚を持つ内容であった。我々はシューベルトというと、すぐに歌心横溢な曲を思い浮かべる癖がある。このことは交響曲でも例外でない。今夜のトレヴィーノの指揮ぶりは、そんな俗な概念には一切無頓着で、この交響曲が持つ、古典派交響曲の厳つく、堀の深い側面を思う存分表現したものに終始した。そう言えばこの交響曲第4番は、シューベルトがベートーヴェンを意識して書いたと言われており、トレヴィーノ指揮の解釈が的を射ているのだろう。ハノーファー北ドイツ放送フィルは、技術的に優れているばかりでなく、何か、古き良き日を思い起こさせてくれるような響きがあり、十分に堪能できた。

 今夜、最後の曲は、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲から第1楽章/第3楽章。これは前日の2020年10月8日に行われた演奏会のもので、放送時間の都合で全曲を聴くことができなかったのは残念であった。ここでもプロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番と同様にギル・シャハムのヴァイオリン独奏は、安定感のある上に、ロマンの香りも持ち合わせた、極上の味わいを持つ演奏に仕上がっていた。ギル・シャハムの今後の活躍に大いに期待が持てる演奏内容ではあった。(蔵 志津久)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-25 09:46:08 | コンサート情報



<コンサート情報>



~モルゴーア・クァルテット クラシック/プログレッシヴ・ロック名曲コンサート~

ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
グレツキ:弦楽四重奏曲 第1番 「すでに日は暮れて」 Op.62
エマーソン・レイク&パーマー(荒井英治 編) :「聖地エルサレム」/「スティル… ユー・ターン・ミー・オン」/〔タルカス」

弦楽四重奏:モルゴーア・クァルテット

 第1ヴァイオリン:荒井英治 (元東京フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスター)
 第2ヴァイオリン:戸澤哲夫 (東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター)
 ヴィオラ    :小野富士 (元NHK交響楽団次席ヴィオラ奏者)
 チェロ      : 藤森亮一 (NHK交響楽団首席チェロ奏者)

会場:横須賀芸術劇場

日時:2021年 11月27日 (土) 午後3時

 日本屈指の弦楽四重奏団が贈るクラシックとロックの名曲プログラム。中でもプログレ・ロックの雄 ELP(エマーソン・レイク&パーマー) 至高の名曲「タルカス」は聴き逃せない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2021-10-22 09:49:44 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~ヤン・リシエツキのショパン:夜想曲全集~



<CD 1>

ショパン:3つの夜想曲 作品9

       第1番 変ロ短調/第2番 変ホ長調/第3番 ロ長調

ショパン:夜想曲 作品15

       第1番 へ長調/第2番 嬰ヘ長調/第3番 ト短調

ショパン:夜想曲 作品27

       第1番 嬰ハ短調/第2番 変ニ長調

ショパン:夜想曲 作品32

       第1番 ロ長調/第2番 変イ長調

ショパン:夜想曲 作品37

       第1番 ト短調/第2番 ト長調

<CD 2>

ショパン:夜想曲 作品48

       第1番 ハ短調/第2番 嬰ヘ短調

ショパン:夜想曲 作品55

       第1番 ヘ短調/第2番 変ホ長調

ショパン:2つの夜想曲 作品62

       第1番 ロ長調/第2番 ホ長調

ショパン:夜想曲

       ホ短調 作品posth.72の1/ハ短調 遺作 KK IVb,8/嬰ハ短調 遺作 KK IVa,16

ピアノ:ヤン・リシエツキ

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG45019~20

 ピアノのヤン・リシエツキ(1995年生まれ)は、カナダ、カルガリー出身。両親はポーランド人。わずか9歳でオーケストラ・デビューを果たす。2008年、2009年と2年連続でワルシャワのショパンおよびそのヨーロッパ国際音楽祭に招かれ、ショパンの協奏曲第1番と第2番を演奏し、聴衆そして評論家から絶賛を博す。この公演は、ポーランド放送によりラジオ中継され、その内容を収めたCDが、ポーランド国立ショパン協会の自主レーベルとして2010年初頭にリリースされた。2010年、リシエツキのこのデビューCDは「ディアパゾン・ドール賞」を受賞。2011年、15歳という若さでドイツ・グラモフォンとの専属契約を結び、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20/21番を収録したCDを発売。2013年、クラシック音楽界のオスカーとも呼ばれる「グラモフォン・アワード」において、「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-21 09:40:21 | コンサート情報



<コンサート情報>




~仲道郁代と大友直人指揮東京交響楽団 ”私の好きなチャイコフスキー”~

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
         「白鳥の湖」~大友直人セレクション~

ピアノ:仲道郁代

指揮:大友直人

管弦楽:東京交響楽団

会場:府中の森芸術劇場 どりーむホール

日時:2021年11月20日(土曜日) 午後2時

 日本人が大好きなチャイコフスキーの名曲を大友直人マエストロがセレクト。仲道郁代が奏でる壮大な曲調のピアノコンチェルト。情景が目に浮かび皆を夢の世界へ誘う「白鳥の湖」。名手による名曲演奏。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-20 09:36:54 | コンサート情報



<コンサート情報>



~サン=サーンス没後100th Anniversary 石田泰尚×10人のヴィルトゥオーゾによるアンサンブル「動物の謝肉祭」~  

サン=サーンス:「動物の謝肉祭」

石田泰尚×10人のヴィルトゥオーゾ

  石田泰尚/塩田 脩(ヴァイオリン)
  中村洋乃理(ビオラ)
  西谷牧人(チェロ)
  米長幸一(コントラバス)
  瀧本実里(フルート&ピッコロ)
  ロバート・ボルショス(クラリネット)
  服部 恵(グロッケンシュピール)
  関 聡(シロフォン)
  プリムローズ・マジック(ピアノデュオ:石岡久乃/安宅 薫)

ナビゲーター:朝岡 聡

会場:ヤマハホール

日時:2021年11月11日(木)  午後7時

 ヴァイオリンの石田泰尚(1973年生まれ)は、神奈川県川崎市出身。1995年国立音楽大学を首席(同時に矢田部賞を受賞)で卒業。1994年~2001年新星日本交響楽団コンサートマスター。2001年から神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロコンサートマスターを務め、現在、同管弦楽団首席ソロ・コンサートマスター。2020年から京都市交響楽団特別客演コンサートマスター。このほか、1994年に結成された弦楽四重奏団「YAMATO String Quartet」、ピアソラを追及した「トリオ・リベルタ」、ピアニスト及川浩治の呼びかけで結成されたピアノトリオ「Bee」等、様々なユニットで活躍する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇新刊情報

2021-10-19 09:40:19 | 新刊情報



<新刊情報>



書名:ショパン探求~ピアノの詩人の魅力を探る~ 

編者:音楽の友

発行:音楽の友(ONTOMO MOOK)

 月刊「音楽の友」(音楽之友社刊)が発行するショパンのMOOK。2015年に刊行されたONTOMO MOOK「ショパンの本」のいわば続編で決定版。「ピアノの詩人」の魅力に深く迫る。作品および生涯の年表も充実。著名なプロのピアニストによるさまざまなショパンへのアプローチ、研究者による楽譜解説を掲載、これ1冊でより深くショパンを楽しめるように。また「おうち」でショパンを楽しむために、スマートスピーカー等、自宅で手軽にいい音で鑑賞を楽しむための機材や方法を大きく紹介するコーナーも。巻末には「ショパン国際ピアノコンクール」を大きく特集する。そして付録として話題の古楽器奏者、川口成彦の演奏による、ショパン時代のプレイエルと19世紀末のスタインウェイを弾き分けたビデオ映像を収録したDVDを付ける。川口自身による曲目解説もMOOK中に掲載。





書名:60歳からピアノをはじめなさい~データでわかる 脳を活性化するピアノレッスン~

著者:元吉 ひろみ

発行:ヤマハミュージックエンターテインメント

 シニアの方々がレッスンに求めていることはなんだろう? どんなときにピアノを辞めたくなるのだろう? それがわかれば楽しみながら継続することができ、ピアノは「一生の友達」になる。それを探るために著者自らがアンケートをし、「学習者の目線」に立った分析を行った。そのうえで、シニアの方々にあったピアノレッスンの行い方をシニアのピアノレッスンの真実を紹介。





書名:クラシックの深淵  

著者:平林直哉

発行:青弓社

 名盤復刻レーベル主宰者が、世界中から収集した名盤・奇盤のレビューや業界裏事情、CD制作秘話とピッチの過剰修正の指摘、TPP締結による損害までを赤裸々に語り、深い造詣から繰り出す批評が読む者をクラシックの深淵に誘う。ジャケット写真も多数所収。





書名:7本指のピアニスト~僕が奇跡を起こせた方法~

著者:西川悟平

発行:KKロングセラーズ

 テレビで話題! 難病に冒されながらも、懸命なリハビリの末、7本指で再起を果たした奇跡のピアニストの自叙伝。最悪の出来事も最高の出来事に変わる。ニューヨークでデビュー、カーネギーホールでの成功―幸福の絶頂から、どん底へ。指のジストニアで、プロとしては一生再起不能といわれた彼は、どのように逆境をチャンスに変えたのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-10-18 09:41:14 | コンサート情報



<コンサート情報>



~フィッシャー=ディースカウの後継者 ヘンシェルのシューベルト:歌曲集「冬の旅」~

シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D911 

バリトン:ディートリヒ・ヘンシェル

ピアノ:岡原慎也

会場:トッパンホール

日時:2021年11月3日(水・祝) 午後2時

 バリトンのディートリヒ ヘンシェル(1967年生まれ)は、ドイツ、ベルリン出身。ミュンヘン音楽大学卒業後、ベルリンのマスタークラスでフィッシャー・ディスカウに師事。数々の国内コンクールに優勝、国際「フーゴー・ヴォルフ・コンクール」優勝で一躍ヨーロッパ中の注目を浴びる。1990年ミュンヘン・ビエンナーレを皮切りにシュトゥットガルト、ウィーン等数々の音楽祭に招かれ絶賛される。オペラ分野では、’93〜95年ドイツのキール歌劇場専属として活躍、「魔笛」「フィガロ」「ファウスト」などに出演。’97年パリでブゾーニ「ファウスト博士」を歌い、国際的に知られるようになる。2000年のリヨン歌劇場とパリ・シャトレ座におけるブゾーニ「ファウスト博士」では、グラミー賞を獲得した。近年はコーミッシェ・オーパーでコンヴィチューニー演出の「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」に出演。現代音楽と歌曲でも高い評価を得る。

 ピアノの岡原慎也(1954年生まれ)は、福岡県出身。東京藝術大学卒業後、ドイツに留学しベルリン芸術大学、ミュンヘン音楽大学マスタークラスで学ぶ。帰国後は、数々の演奏会で高評を博し、1994年にヘルマン・プライ、1995年にテオ・アダムと共演を果たす。1996年にはディートリヒ・ヘンシェルの初来日公演をプロデュースし、1997年にシューベルトイヤー、1999年のR.シュトラウスイヤーの全国ツアーを成功させる。その成果が認められチェスキー・クルムロフ音楽祭、リヒャルト・シュトラウス音楽祭、そしてグラン・カナリア音楽祭などに招待される。2006年よりチェコで指揮者としてのデビューを果たす。1993年「京都音楽賞」、1996年「大阪文化祭賞本賞」、2001年「音楽クリティッククラブ賞」を受賞。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする