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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●新譜DVD情報

2025-08-05 09:47:30 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>




~トゥガン・ソヒエフ指揮ウィーン・フィルの「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート2025」~

バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より アリア
オッフェンバック:歌劇「ラインの妖精」より 「一緒においで、歌って踊ろう」
ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」第2組曲より ファランドール
    歌劇「カルメン」より 第3幕への前奏曲
    歌劇「カルメン」より ドン・ホセのアリア「お前が投げたこの花は」(花の歌)(第2幕)
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」作品71より 花のワルツ
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲 作品46より 「朝」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番 ハ長調 作品46の1
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲
プッチーニ:10. 歌劇「トゥーランドット」より カラフのアリア「誰も寝てはならぬ」(第3幕)
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」作品47より バッカナール(第2幕)
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」作品24より ラコッツィ行進曲
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
カールマン:オペレッタ「伯爵家令嬢マリツァ」より タシロ伯爵のアリア「ウィーンによろしく」

<アンコール>

レハール:オペレッタ「ジュディッタ」より オクタヴィオのアリア「友よ、人生は生きる価値がある」
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーン気質」 作品354

指揮:トゥガン・ソヒエフ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

テノール:ピョートル・ベチャワ

合唱:ウィーン少年合唱団

収録:2025年6月13日、ウィーン、シェーンブルン宮殿(ライヴ)

DVD:ソニーミュージック SIXC-115(BD)
CD:ソニーミュージック SICC-2367(2枚組)

 ニューイヤー・コンサートと並ぶウィーン・フィルの名物行事で、ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行われるオープンエアの演奏会「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」。2025年は、ウィーン・フィルとも関係を深めているトゥガン・ソヒエフが初登場。

 指揮のトゥガン・ソヒエフ(1977年生れ)は、北オセチア共和国出身。サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。1999年第3回「プロコフィエフ国際コンクール」指揮部門で最高位(1位無しの2位2人)を受賞。2005年トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席客演指揮者・音楽顧問に就任し、2008年からは音楽監督に就任。2012年ベルリン・ドイツ交響楽団首席指揮者、2014年ボリショイ劇場音楽監督に就任。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻を巡って声明を求められた結果、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団とボリショイ劇場のポストを辞任するという選択をして世界を驚かせた。その声明から1ヶ月後、ミュンヘン・フィルはソヒエフを指揮者に迎えた特別演奏会を開催した。
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●クラシック音楽●新譜DVD情報

2025-07-08 09:34:23 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>




~角野隼斗 ピアノ・リサイタル at 日本武道館 20240714~



ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
     ワルツ第14番 ホ短調 遺作
     エチュード第11番 イ短調 Op.25-11「木枯らし」
モーツァルト(編:角野隼斗):24の調によるトルコ行進曲変奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244/2(カデンツァ:角野隼斗)
角野隼斗:Human Universe
即興
角野隼斗:追憶
    :3つのノクターン
      I. Pre Rain
      II. After Dawn
      III. Once in A Blue Moon
ラヴェル(編:角野隼斗):ボレロ

<アンコール>

J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV 147
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」

ピアノ:角野隼斗

DVD:ソニーミュージック SIXC-114(Blu-ray Disc)

 このBlu-ray Discは、角野隼斗の29歳の誕生日の2024年7月14日に、単独リサイタルとして日本武道館史上最多の1万3000人の動員を記録したピアノ・リサイタルの全曲収録盤。公演制作の舞台裏を迫った「ドキュメント・オブ・武道館」他、計3つの特典映像も収録。

 ピアノの角野隼斗(1995年生まれ)は、千葉県八千代市出身。2014年に開成高校から東京大学理科一類に進学。東京大学大学院進学後は情報理工学系研究科創造情報学専攻にて機械学習を用いた自動採譜と自動編曲について研究。2018年ピティナ・ピアノコンペティション(PTNA/ピティナ)特級グランプリを受賞。これにより音響工学研究者に加え音楽家になる決意を固め、プロピアニストとして活動を始める。2018年フランス音響音楽研究所 (IRCAM) に留学し、音楽情報処理の研究に従事。2018年第42回「ピティナ・ピアノコンペティション」特級グランプリ、文部科学大臣賞およびスタインウェイ賞を受賞。2019年に東大POMPの先輩らと男女混成6人のシティソウルバンド「Penthouse」を結成し、Cateen名義でPf.(ピアノ/キーボード)を担当。同年「リヨン国際ピアノコンクール」第3位。2020年東京大学総長大賞を受賞し、大学院(修士課程)を修了。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」3次予選進出(セミファイナリスト)。2025年ドイツのクラシック音楽界で最も権威ある音楽賞「オーパス・クラシック賞 2025」優秀若手アーティスト賞および優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門で受賞。単一アーティストによる同時2部門受賞は史上初の快挙。 2025年「レナード・バーンスタイン賞」(主催:ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)受賞。自身のYouTubeチャンネルでは「Cateen かてぃん」名義で活動し、チャンネル登録者数は100万人、総再生回数は1億1600万回を超えている。
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●クラシック音楽●新譜DVD情報

2025-06-03 09:45:21 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~ヴィルヘルム・フルトヴェングラー映像大集成~歴史的視聴覚資料に基づく洞察(日本語字幕付)~



<ディスク1>

 演奏映像とニュース映像(77分)1940年から1963年までの演奏やニュース映像を収録

1. R.シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』(抜粋)
シュターツカペレ・ベルリン
1940年11月7日/プラハ

2. ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1942年2月26日/ベルリン工場

3. ベートーヴェン:交響曲第9番より終楽章(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1942年4月19日/ナチス党式典、ヒトラー誕生日記念

4. 「フルトヴェングラーとヨハネス・ロベルト・ベッヒャー」
1946年3月10日/東ベルリン

5. ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1947年5月25・26日/ベルリン復帰演奏会(演奏シーンは1949年のものと思われる)

6. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(リハーサル)(抜粋)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1947年8月13日/ザルツブルク音楽祭

7. 「音楽都市ベルリン 1945-1947」(『フィデリオ』の一部)([タワーレコード オンライン][1], [HMV Japan][2])

8. 「ザルツブルク音楽祭 1948 ニュース映像」([HMV Japan][2])

9. 「ベルリン・フィル、イギリス公演へ」
1948年11月

10. ブラームス:交響曲第4番より終楽章(リハーサル)(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1948年11月2日または3日/ロンドン、エンプレス・ホール

11. 「ザルツブルク音楽祭30周年」(『魔笛』の一部と舞台挨拶)([HMV Japan][2], [タワーレコード オンライン][1])

12. R.シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年6月18・19日/ベルリン、ティタニア・パラスト

13. シューベルト:交響曲第7番『未完成』より第1楽章(リハーサル)(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1951年/ベルリン

14. ベートーヴェン:交響曲第9番より終楽章(抜粋)
イルムガルト・ゼーフリート、ジークリンデ・ワーグナー、アントン・デルモータ、ヨーゼフ・グラインドル
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
1951年8月31日

15. 「ヨハン・シュトラウスを指揮するフルトヴェングラー」
1952年2月8日

16. 「フルトヴェングラー、死去」
1954年11月30日

17. 「新しいベルリン・フィルハーモニー・ホールが開館」
1963年10月15日

<ディスク2>

 インタビュー映像集(118分) フルトヴェングラーに関わった音楽家や関係者のインタビューを収録

1. ガレス・モリス(フルート奏者)、ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン奏者)、ヴェルナー・テーリヒェン(ティンパニ奏者)へのインタビュー(1980年)([タワーレコード オンライン][1])

2. テオドール・W.アドルノ(哲学者)、クラウディオ・アバド(指揮者)、カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮者)、ニコラ・ベノワ(舞台美術家)へのインタビュー(1968年)([タワーレコード オンライン][1])

3. ヴェルナー・テーリヒェン(ティンパニ奏者)、エーベルハルト・フィンケ(チェロ奏者)、ヨハネス・バスティアン(ヴァイオリン奏者)へのインタビュー(1986年)([HMV Japan][3])

<ディスク3>

 ドキュメンタリー映画(80分)1968年製作のドキュメンタリー映画を収録 フルトヴェングラーの生涯や彼を知る人物たちの証言を通じて、その人物像に迫る内容

DVD:Musicas MUSICAS0006<Blu-ray>(Fine Arts Music)

 この「ヴィルヘルム・フルトヴェングラー映像大集成~歴史的視聴覚資料に基づく洞察(日本語字幕付)」は、フルトヴェングラーの貴重な映像資料を収めた3枚組のBlu-ray+解説ブックレット。

 指揮者のヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886年―1954年)は、ドイツ、ベルリン出身。20世紀を代表するドイツの指揮者であり、とりわけベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなどドイツ・ロマン派音楽の解釈で知られる歴史的巨匠。演奏スタイルは「精神性」や「即興性」を重視し、壮大で深みのある音楽表現で高い評価を受けた。若い頃は、作曲家志望であったが、その後、指揮者として頭角を現す。1922年、アルトゥル・ニキシュの後任としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任。第二次世界大戦中もナチス政権下のドイツに留まる。それが議論を呼び、戦後、ナチス協力の疑惑により短期間活動を停止されるが、無罪とされ復帰し、晩年までヨーロッパを中心に演奏活動を続けた。1954年にバーデン=バーデンにて死去。
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●クラシック音楽●新譜DVD情報

2025-04-29 09:36:15 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~アントニオ・パッパーノ指揮シュターツカペレ・ドレスデンのラフマニノフ:交響曲第2番~



ラフマニノフ:交響曲第2番

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

DVD:輸入盤 EuroArts 2067644(Blu-ray Disc)

 指揮のアントニオ・パッパーノ(1959年生まれ)は、イタリア出身。アメリカに渡りピアノや作曲を学んだ後、各地の歌劇場で研鑽を積む。1987年にノルウェー歌劇場にデビューし、1990年からは音楽監督に就任。1992年ベルギー・ブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督に就任。1999年バイロイト音楽祭に楽劇「ローエングリン」を振ってデビュー。2002年からイギリスのロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、さらに2005年からはイタリアのローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めている。そして、2023年サイモン・ラトルの後任としてロンドン交響楽団 (LSO) の首席指揮者に就任。イタリア共和国功労勲章を受章。エリザベス女王よりナイトに叙せられた。

 シュターツカペレ・ドレスデン(楽団の公式サイトでの名称は「ドレスデン・シュターツカペレ」)は、ドイツ、ドレスデンに本拠を置く歌劇場(ゼンパー・オーパー)専属オーケストラ(日本での名称は「ドレスデン・シュターツカペルレ」「ザクセン国立歌劇場管弦楽団」「ドレスデン国立管弦楽団」「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」など)。1548年、ザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立され、現存するオーケストラとしては1448年に設立されたデンマーク王立管弦楽団に次ぐ歴史を持つ。17世紀のシュッツから、19世紀のウェーバー、ワーグナー、20世紀のリヒャルト・シュトラウスに至るまで、重要な作曲家が指揮者としてもこのオーケストラと関係を築いてきた。リヒャルト・シュトラウス作品のいくつかを初演したオーケストラとしても音楽史に名を残しており、ことにオペラは9作品が初演されている。第二次世界大戦後、ドレスデンは東ドイツに属したが、1965年には東側のオーケストラとして初めてザルツブルク音楽祭に招かれ、カラヤンの指揮で演奏した。初来日は1973年。首席指揮者は、2024年からダニエレ・ガッティが務めている。
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●新譜DVD情報●

2025-04-01 09:37:20 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~大の映画ファンのヨナス・カウフマンが歌う世界の名作映画音楽集(ライヴ)~



アルフレッド・ニューマン:20世紀FOXファンファーレ
ジョン・ウィリアムズ:映画「スーパーマン」~ マーチ
フランシス・レイ:映画「ある愛の詩」~テーマ(Where Do I Begin?)
カルロス・ガルデル:映画「セント・オブ・ウーマン(夢の香り)」~ポル・ウナ・カベサ
モーリス・ジャール:映画「インドへの道」~アデラのテーマ
バーンスタイン:映画「ウェストサイド物語」~マリア
スタンリー・マイヤーズ:映画「ディア・ハンター」~彼女は美しかった[カヴァティーナ]
マックス・スタイナー:映画「風と共に去りぬ」
ニーノ・ロータ:映画「ロミオとジュリエット」~愛のテーマ(What is a Youth?)
フベンティーノ・ロサス/アーヴィング・アロンソン:映画「歌劇王カルーソ」~思い出の夜[波濤を越えて]
ニーノ・ロータ:映画「道」
ナシオ・ハーブ・ブラウン:映画「雨に唄えば」
ラルフ・アーリン:映画「奥様お手をどうぞ」
ジョージ・デビッド・ワイス:映画「グッド・モーニング、ベトナム」~この素晴らしき世界
ハンス・ジマー:映画「グラディエイター」~ ついに自由に
ベルト・ケンプフェルト:映画「ダイアモンド作戦」~ 夜のストレンジャー
リチャード・ロジャーズ:映画「回転木馬」~ ひとり行く道

テノール:ヨナス・カウフマン

指揮:ヨッヘン・リーダー

管弦楽:チェコ・ナショナル交響楽団

収録:2024年2月、スメタナ・ホール、プラハ・オベツニー・ドゥーム(ライヴ)

DVD:C MAJOR 76-8708<DVD> 76-8704<Blu-ray>(キングインターナショナル)

 自他ともに認める映画ファンの世界的テノール歌手ヨナス・カウフマン。世界中でコンサートツアーをするときの楽しみ&リラックス方法は映画館に行くこと。そんな映画音楽好きが高じて2023年には自身が愛する世界の映画音楽の主題歌やテーマ曲を集めたアルバム「ザ・サウンド・オブ・ムーヴィーズ」をリリース。このDVDは、アルバムを引っさげて行われたプラハでのライヴを収録したもの。コンサートが開催されたのは、20世紀初頭、映画が誕生したその時期に建設された美しいプラハのスメタナ・ホール。

 テノールのヨナス・カウフマン(1969年生れ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。ミュンヘン音楽・演劇大学で声楽を学ぶ。2001年チューリッヒ歌劇場の専属歌手となり、数多くのオペラに出演。ソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが、2004年ロイヤルオペラハウスの「つばめ」(プッチーニ)、2006年メトロポリタン歌劇場の「椿姫」(ヴェルディ)などの相手役として、当時まだ無名だったカウフマンを指名したことで注目を集め、その後の国際的活躍のきっかけとなる。「バリトンのような声」と評されることが多いが、高音は輝かしく、力強さと繊細さを兼ね備えていることが特徴。レパートリーは幅広く、母国ドイツのワーグナーなどのみならず、イタリアオペラ、フランスオペラ、歌曲など多くの作品を歌い、世界中の大歌劇場やバイロイト音楽祭などで活躍中。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2025-03-04 09:39:16 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~ヨンチェヴァ、グリゴーロ 現代最高峰の「トスカ」 2023年アレーナ・ディ・ヴェローナライヴ収録~



プッチーニ:歌劇「トスカ」

演出:ウーゴ・デ・アナ

指揮:フランチェスコ・イヴァン・チャンパ

管弦楽:アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団

出演:ソニア・ヨンチェヴァ(トスカ)
   ヴィットリオ・グリゴーロ(カヴァラドッシ)
   ロマン・ブルデンコ(スカルピア)
   ジオルジ・マノシュヴィリ(アンジェロッティ)
   ジュリオ・マストロトターロ(堂守)
   カルロ・ボシ(スポレッタ)
   ニコロ・チェリアーニ(シャルローネ)
   ダリオ・ジョルジェーレ(看守)
   エリカ・ザハ(羊飼い)

収録:2023年6月、アレーナ・ディ・ヴェローナ(ライヴ)

DVD:C MAJOR 76-7708(キングインターナショナル)

 イタリア世界遺産ヴェローナの夏の風物詩と言えばアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭。古代ローマ時代に造られた屋外闘技場の跡地「アレーナ・ディ・ヴェローナ」を会場とした世界最大規模の野外オペラ・フェスティバル。毎年夏、10週間に渡って行われ、街の中心にある「アレーナ」の収容人数は16,000人を誇る。1913年から開催され、その歴史は100年以上。マリア・カラスをはじめ、オペラ界のスターがこの舞台に立ち、世界中のオペラファンを魅了している。このプッチーニの名作「トスカ」の歌手陣は、2023年9月に開催されたローマ歌劇場の日本公演でも熱演、トスカ役を得意とするソニア・ヨンチェヴァ。そして同じく日本公演にも出演し、圧倒的な存在感を誇るヴィットリオ・グリゴーロ。さらに悪役スカルピアにはロマン・ブルデンコと、名実ともに現代オペラ界を牽引する布陣。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2025-02-04 09:41:01 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルの”ニューイヤー・コンサート2025”~




【第1部】

ヨハン・シュトラウス1世:自由行進曲 作品226
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村燕」 作品164
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・フランセーズ「城壁撤去」 作品269
             「入り江のワルツ」 作品411
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「軽やかに、匂やかに」 作品206

【第2部】

ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ「ジプシー男爵」 序曲
             ワルツ「加速度円舞曲」 作品234
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:オペレッタ「すみれ娘」から「愉快な仲間の行進曲」
コンスタンツェ・ガイガー:フェルディナンドゥス・ワルツ(編曲:W.デルナー)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「あれかこれか!」 作品403
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「トランスアクツィオネン」 作品184
ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ 作品117
             ポルカ・シュネル「トリッチ・トラッチ・ポルカ」 作品214
             ワルツ「酒・女・歌」 作品333

アンコール曲

指揮:リッカルド・ムーティ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2025年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング

ソニーミュージック:

  <2CD>SICC 2361~2
  <ブルーレイ>SIXC 113
  <DVD>19802875599(EU輸入盤)
  <3LP>19802875611(EU輸入盤) 

 大御所リッカルド・ムーティ、7度目のニューイヤー登場。「今年が最後の出演」と言明した巨匠ムーティが繰り出した格調高いウィーン・フィルの”ニューイヤー・コンサート2025”。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2025-01-07 09:39:45 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~【小澤征爾追悼企画】小澤征爾&アンネ=ゾフィー・ムターによるカラヤン・メモリアル・コンサート2008(ライヴ)~



ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調より第3楽章サラバンド
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」

ヴァイオリン:アンネ=ゾフィー・ムター

指揮:小澤征爾

管弦楽:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

DVD:キングインターナショナル KIXM-587 (ブルーレイ)

収録:2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

 このDVDは、ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908年―1989年)を記念して4都市で行われたツアーの最終日、2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザールで行われた演奏会のライヴ映像。

 小澤征爾(1935年―2024年)は、カラヤンの数少ない愛弟子の一人で、当時、ベルリン・フィルの指揮者を継ぐ有力候補者でもあった。このDVDでは、15歳でカラヤンと共演して以来、カラヤンから寵愛を受け続けたヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターが共演している。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2024-12-03 09:46:32 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィルの「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」~



ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」より ワルキューレの騎行(第3幕)
      歌劇「タンホイザー」より エリーザベトのアリア「貴き殿堂よ」(第2幕)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より 交響詩「モルダウ」[第2曲]
     歌劇「二人のやもめ」より ポルカ(第2幕フィナーレ)
     歌劇「売られた花嫁」より 道化のダンス(第3幕)
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
      歌劇「運命の力」より レオノーラのアリア「神よ、平安を与えたまえ」(第4幕)
オルメス:交響的頌歌(カンタータ)「祖国のための遊戯」より 間奏曲「夜と愛」[第2曲]
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞[第19曲]
ショスタコーヴィチ:ステージ・オーケストラのための組曲第1番より ワルツ第2番[第6曲]

<アンコール>

カールマン:オペレッタ「チャールダーシュの女王」より シルヴァのアリア「ハイヤー、ハイヤー、山こそ我が故郷」(第1幕)
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーン気質」 作品354

ソプラノ:リーゼ・ダヴィドセン

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

収録:2024年6月7日、ウィーン、シェーンブルン宮殿でのライヴ収録

DVD:ソニーミュージック SIXC-106(BD)

 このDVD(BD)は、ニューイヤー・コンサートと並ぶウィーン・フィルの名物行事で、ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行われる、初夏の夜の野外演奏会「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート 2024」のライヴ収録盤。2024年は、ボストン響とゲヴァントハウス管音楽監督の任にあり、ウィーン・フィルとも関係を深めるアンドリス・ネルソンスが2度目の登場。テーマは「スメタナ生誕200年」「ロマン派の名作」。

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2006年北⻄ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに就任。ボストン響とはショスタコーヴィチの交響曲全曲および歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を録音しており、このツィクルスは「最優秀オーケストラパフォーマンス賞」、「最優秀アルバム技術賞」、クラシック部門を含む4つの「グラミー賞」に輝いている。また、ゲヴァントハウス管とは好評のブルックナー交響曲ツィクルスを継続。2019年にはベートーヴェン生誕250周年を記念したウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲全曲録音をリリース。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2024-11-05 09:35:38 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~五嶋みどり カーネギー・ホール・リサイタル(1990年10月21日)~



モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ト長調 K.301
R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
ドキュメント: MIDORI
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
エルンスト: 練習曲 第6番「夏の名残りのばら」
ショパン: ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作
ラヴェル: ツィガーヌ

<アンコール>

ドビュッシー: 美しい夕暮れ
サラサーテ: スペイン舞曲集よりサパテアード
ポルディーニ: 踊る人形 (抜粋)

ヴァイオリン:五嶋みどり

ピアノ:ロバート・マクドナルド

収録:1990年10月21日、カーネギー・ホール (ライヴ)

DVD:ソニーミュージック (Blu-ray) SIXC-112

 これは、五嶋みどりの”1990年カーネギー・ホール MIDORIデビュー”の初BD(ブルーレイ・ディスク)盤。音楽の殿堂カーネギー・ホール100周年記念行事の一環で行われた1990年10月21日ライヴの模様がブルーレイ・ディスクで登場(以前DVDで発売されていたものと同内容)。19歳の誕生日を目前にした五嶋みどりのソールドアウトとなったNYでのリサイタル・デビューを完全収録している(同タイトルのCDでは収録時間の関係でモーツァルトのソナタを割愛)。五嶋みどり幼少のころ~渡米直後、小学校での授業風景映像もおさめた貴重なドキュメント(7分)も収録。世界初BD化。

 ヴァイオリンの五嶋みどり(1971年生まれ)は、大阪府枚方市出身。1982年、母に連れられて渡米、ジュリアード音楽院においてディレイ教授の下でヴァイオリンを学ぶ。同年、11歳で、ズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと協演して米国デビューを果たす。当時、日本でも「天才少女デビュー」と話題を集めた。2007年より、日本人として初めて「国連ピース・メッセンジャー」を務める。「みどり教育財団」を改組した特定非営利活動法人「ミュージック・シェアリング」の活動をライフワークとして取り組む。
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