★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-31 09:53:20 | コンサート情報



<コンサート情報>



~服部百音とチョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団の共演~

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
         交響曲第3番「英雄」

ヴァイオリン:服部百音

指揮:チョン・ミョンフン

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

会場:Bunkamuraオーチャードホール

日時:2020年10月25日(日) 午後3時

 ヴァイオリンの服部百音(1999年生まれ)は、6歳で桐朋学園附属子供のための音楽教室に入室。8歳でオーケストラと初共演。2015年「ボリス・ゴールドシュタイン国際ヴァイオリン・コンクール」(スイス)でグランプリを受賞。2016年デビューCD「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ワックスマン:カルメン幻想曲」をリリース。第27回「新日鐵住金音楽賞(フレッシュアーティスト賞)」、第30回(2019年度)「出光音楽賞」、第21回「ホテルオークラ音楽賞」受賞。
 
 指揮のチョン・ミョンフン(1953年生まれ)は、韓国・ソウル出身。現在はアメリカ国籍。当初ピアニストして活動する。1971年からマネス音楽大学で学ぶ。1974年 にアメリカ人としてチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門に出場し第2位に入賞。1974年にジュリアード音楽院の大学院に進学し本格的に指揮の勉強を開始。1984年、ザールブリュッケン放送交響楽団の首席指揮者に就任。1989年、パリ・オペラ座(バスティーユ歌劇場)初代音楽監督に就任。1992年、フランス政府からレジオンドヌール勲章を授与される。2005年、ソウルフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した際、世界各地でオーディションを行い、団員の入れ替えを行ったことで話題を集めた。1997年には、アジア各国の優秀な音楽家が集まったアジア・フィルハーモニー管弦楽団を結成し、現在アジア各地で公演を行っている。
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2020-08-28 09:38:32 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~ヴィオラ・アンサンブル:SDA48の”びおらざんまい”~



ブルッフ(編曲:飯田香):ヴィオラとオーケストラのためのロマンス 作品 85
バッハ(編曲:飯田香)ブランデンブルグ協奏曲 第6番 BWV1051
ヴァインツィール:夜の小品 作品34
レスピーギ(編曲:飯田香):リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲

ヴィオラ・アンサンブル:SDA48
              
              須田祥子 東京フィルハーモニー交響楽団首席、
                   日本センチュリー交響楽団首席客演奏者、
                   SDA48 主宰
              大島亮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者
              加藤大輔 東京フィルハーモニー交響楽団副首席奏者
              生野正樹 フリーランス
              冨田大輔 読売日本交響楽団
              小中澤基道 日本フィルハーモニー交響楽団
              諫山翔一 フリーランス
              高木真悠子 桐朋学園大学卒 フリーランス
              羽藤尚子 フリーランス
              飯田香 編曲担当、フリーランス
              長石篤志 フリーランス
              古屋聡見 フリーランス
              西悠紀子 東京都交響楽団

CD:ティートックレコーズ TTOC-0042
 
 ヴィオラと言えば「SDA48」! あなたはヴィオラのみの演奏を聴いたことがありますか? 令和のトレンド楽器とも言える”ヴィオラ”、その魅力を詰め込んだアルバムがついに完成。SDA48、いよいよCD デビュー!!  ヴィオラの心地よさを感じて、より豊かな人生を。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-27 10:14:30 | コンサート情報



<コンサート情報>



~神尾真由子ヴァイオリン・リサイタル 神尾真由子が弾く“春”~  

ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 op.50
        ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」
クライスラー:愛の喜び
       愛の悲しみ
       美しきロスマリン
       中国の太鼓
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番

ヴァイオリン:神尾真由子

ピアノ:田村 響

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

日時:2020年10月10日(土) 午後1時30分

 ヴァイオインの神尾真由子(1986年生れ)は、大阪府豊中市出身。10歳でソリストとしてデビュー。2000年ニューヨークへ留学。「ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション」で第1位を獲得。2002年日本に戻り、桐朋女子高等学校初の特待生となる。2003年第13回「出光音楽賞」を受賞。2004年「ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクール」で第1位。2007年第13回「チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝(ヴァイオリン部門での日本人の優勝は1990年の諏訪内晶子以来2人目)。

 ピアノの田村 響は、1986年生まれ。第26回「ピティナ・ピアノコンペティション」特選グランプリ受賞。20007年10月「ロン・ティボー国際コンクール」ピアノ部門で優勝し、一躍世界に認められる。2008年「文化庁長官表彰・国際芸術部門」を受賞。2008年度(第10回)「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。2015年度「文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞」を受賞。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-26 09:45:43 | コンサート情報



<コンサート情報>



~クリスティアン・テツラフ ベートーヴェン・セレブレーション I~

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番
        弦楽四重奏曲第15番
ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲第2番

ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ

ピアノ:ラルス・フォークト

テツラフ・カルテット
   
   ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ
          エリーザベト・クフェラート
   ヴィオラ:ハナ・ヴァインマイスター
   チェロ:ターニャ・テツラフ

会場:紀尾井ホール

日時:2020年9月25日(金) 午後7時

 ヴァイオリンのクリスティアン・テツラフ(1966年生まれ)は、、ハンブルク出身。これまで、ベルリン・フィルのアーティスト・イン・レジデンスを務めたほか、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとするトップ・オーケストラに定期的に客演。リサイタル奏者や協奏曲のソリストとしての活動と同等に室内楽も重視し、1994年には弦楽四重奏団「テツラフ・カルテット」を結成。同団でのアルバムはディアパゾン・ドールなどの賞を獲得している。ラルス・フォークトと妹ターニャ・テツラフとのトリオでは、グラミー賞にノミネートもされた。ソロ・アルバムも数多くの賞に輝いている。定期的にクロンベルク・アカデミーで後進の育成にも励んでいる。現在は家族と共にベルリンで暮らしている。
 
 ピアノのラルス・フォークト(1970年生まれ)は、ドイツ・デューレン出身。1990年「リーズ国際コンクール」で第2位に輝き脚光を浴びて以来、四半世紀にわたり多彩なキャリアを築いてきた。そのレパートリーは、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派から、シューマン、ブラームス、グリーグ、チャイコフスキー、ラフマニノフなどのロマン派、さらには眩いまでのルトスワフスキの協奏曲まで、多岐にわたる。2003/04年シーズンにベルリン・フィルの初のピアニスト・イン・レジデンスを務めて以来、同団とは特別な関係を育み、共演を重ねている。
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◇クラシック音楽◇NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

2020-08-25 09:38:20 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー



<NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー>



~イゴール・レヴィットのピアノ独奏、イヴァン・フィッシャー指揮バイエルン放送交響楽団のモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番/チャイコフスキー:交響曲第4番~



モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番
チャイコフスキー:交響曲第4番

ピアノ:イゴール・レヴィット

指揮:イヴァン・フィッシャー  

管弦楽:バイエルン放送交響楽団
              
収録:2020年1月16日、ドイツ、ミュンヘン、ヘルクレス・ザール   
                  
提供:バイエルン放送協会

放送:2020年7月29日(水) 午後7:30~午後9:10

 今夜のNHK‐FM「ベストオブ」クラシック」は、イゴール・レヴィットのピアノ、イヴァン・フィッシャー指揮バイエルン放送交響楽団による演奏で、2020年1月16日、ドイツ、ミュンヘン、ヘルクレス・ザールにおけるモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番とチャイコフスキー:交響曲第4番の演奏会の放送である。
 
 指揮のイヴァン・フィッシャー(1951年生まれ)は、 ハンガリー、ブタペスト出身。ユダヤ系ハンガリー人で、父シャーンドル、兄アダム、従兄弟ジェルジも指揮者という音楽家の一家。ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事。ナショナル交響楽団首席指揮者(2008年~2010年)の後、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団首席指揮者(2011年~2019年)を務めた。1997年に来日しNHK交響楽団を客演。現在ではベルリン・フィルにも定期的に客演するなど世界的指揮者の一人に数えられている。フランス芸術文化勲章シュヴァリエを叙勲、2006年にはハンガリーで最も名誉あるコシュート賞を受賞。また、ブダペストの名誉市民でありハンガリー文化大使でもある。イヴァン・フィッシャーは、ブダペスト祝祭管弦楽団の創設者として知られ、長年、音楽監督を務めている。ブダペスト祝祭管弦楽団は、1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーと、ピアニストのゾルターン・コチシュを音楽監督として創立された、構成する音楽家による自主的な演奏団体である。祝祭の名からもわかるように、当初は年に3、4回程度、ハンガリーの音楽祭などのイベントで演奏する団体であったが、1992年からは常設オーケストラとなった。定期公演中には毎年3月の「ブダペスト春の音楽祭」への出演も行っている。近年ではザルツブルク音楽祭をはじめ世界各国の音楽祭に出演するなど、国際的な活躍も目立つ。

 ピアノのイゴール・レヴィット(1987年生まれ)は、ロシア、ニジニーノヴゴロド出身。8歳のときに家族と共にドイツ移住。2009年ハノーファー音楽演劇メディア大学で学ぶ。2005年、テルアヴィヴの「アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクール」に最年少で参加し、銀メダル及び最優秀室内楽演奏賞、観客賞、最優秀現代音楽演奏賞を獲得した。ベートーヴェンの後期ソナタ5曲のCDで、2014年「BBCミュージック・マガジン新人賞」、同年ロイヤル・フィルハーモニック協会「ヤング・アーティスト賞」を受賞。さらに2015年、ハイデルベルクの春音楽祭の協力を得て、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」、ジェフスキーの「不屈の民」変奏曲を収録したCDは、2016年のグラモフォン・クラシック・ミュージック・アワードにおいて、「レコーディング・オブ・ザ・イヤー」と「器楽賞」を受賞した。さらに、2018年「ギルモア・アーティスト賞」、同年ロイヤル・フィルハーモニック協会の「年間最優秀器楽奏者賞」を受賞している。
 
 今夜前半の曲のモーツァルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482は、1785年に作曲された。この曲は、もともとオペラのアリアを想定して作曲されたと言われ、特に、第2、第3楽章ではクラリネットのソロをはじめとして、多くの部分でオペラ的な楽想に満ちている。このようなことはモーツァルトのピアノ協奏曲中では初めての試み。このピアノ協奏曲は、第20番と第21番の関係と同じく、第23番とセットで書かれ、編成的にも新しい試みが見られる。有名な第23番と比べ人気は一歩及ばないが、3つの楽章とも内容の充実したピアノ協奏曲に仕上がっている。この曲でのイゴール・レヴィットのピアノ独奏は、繊細を極めた演奏に終始する。宝石のようにキラキラと光輝くピアノタッチに、リスナーは思わず引き付けられずにはいられない。そして、多少早めのテンポで颯爽と弾き進む。この曲のオペラの曲想を取り入れた内容を存分に意識した演奏ぶりが、はっきりと認識できる。イゴール・レヴィットのセンスの良さがきらりと光るのだ。今夜の演奏は、まだ33歳という若手のピアニストの今後の一層の成長が大いに期待できる演奏内容であった。
 
 今夜後半の曲は、チャイコフスキーの交響曲第4番ヘ短調 作品36で、チャイコフスキーが1877年から翌1878年にかけて作曲した曲。1877年にヴェネツィアを訪れたチャイコフスキーは、風光明媚なスキャヴォーニ河岸にあるホテルでこの曲を書き上げた。この時期、メック夫人がチャイコフスキーのパトロンになったことにより、経済的な余裕が生まれた。これによってチャイコフスキーは作曲に専念できるようになったのだ。この交響曲は、ベートーヴェンの交響曲第5番にヒントを得て書かれたと言われており、暗い運命との闘争から勝利へという形式を取っている。チャイコフスキーは、この曲の第2楽章について「疲れ果てた男が夜中に唯独り部屋に座っているとき、彼を包む憂鬱」と語っている。それに対し、第4楽章では、力強く未来を見つめる勝利のファンファーレで締めくくる。イヴァン・フィッシャーは今年69歳という世界の長老指揮者の一人。個性を前面に出す演奏内容というより、万人が納得する指揮ぶりに徹する。今夜の演奏もこれに外れず、安心して聴き通すことができた。しかし、その内容は決して平凡なものではない。あたかも若手指揮者のような全エネルギーを集中した力強い指揮ぶりには感動すら覚えた。これにはバイエルン放送交響楽団という腕達者な奏者を抱えたオーケストラの力量が大いに貢献したと思う。個性豊かな若手指揮者の台頭の一方に、イヴァン・フィッシャーような安定した経験豊かな指揮者の存在があってこそ、今後のクラシック音楽界の興隆があると確信させられたような今夜の演奏会であった。(蔵 志津久)
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-24 09:43:44 | コンサート情報



<コンサートホール>



~藤田真央 ピアノリサイタル~

モーツァルト:ピアノソナタ第7番 ハ長調 K309
チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 op.5/ドゥムカ ─ ロシアの農村風景 ─ ハ短調 op.59
アルカン:「短調による12の練習曲」から「イソップの饗宴」ホ短調 op.39-12
ショパン:幻想曲へ短調 op.49/ポロネーズ第7番 変イ長調 op.61「幻想」
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/ラ・ヴァルス

ピアノ:藤田真央

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2020年9月19日(土) 午後2時

 ピアノの藤田真央(1998年生れ)は、東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンス在学中。2013年第5回「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」日本人初の第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞。2015年第1回「若い音楽家のための珠海国際モーツァルトコンクール」ピアノ部門グループBで第1位。2016年第20回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位。2017年第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」第1位、併せて聴衆賞などの3つの特別賞受賞。これは日本人では河村尚子以来、3人目の優勝者。2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位。2020年第30回「出光音楽賞」受賞。
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2020-08-21 09:35:25 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~モナ・飛鳥のモーツアルト : ピアノ作品集~



モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調 K.545
       ロンドイ短調 K.511
       ピアノ・ソナタヘ長調 K.332
       メヌエット第1番 ト長調 K.1
       ピアノ・ソナタイ短調 K.310

ピアノ:モナ・飛鳥

CD:キングインターナショナル KKC-4208
 
 ピアノのモナ・飛鳥(1991年生まれ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。父親がドイツ人で母親が日本人。2歳のときにピアノを始め、4歳で初舞台を踏む。「グロートリアン・シュタインヴェーク国際コンクール」第1位、「EPTA欧州ピアノ教育者連盟国際コンクール」第1位ならびに特別賞。2009年にはバイロイト音楽祭でリサイタルを開催。2011年、グシュタード音楽祭での優れた演奏に対し、「フィリップ・チャイナット賞」を受賞。ピアニストのアリス=紗良・オットは姉。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-20 09:41:48 | コンサート情報



<コンサート情報>



~辻井伸行 ピアノ・リサイタル THE BEST~

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 「月光」
ドビュッシー:月の光/2つのアラベスク
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ
ショパン:ノクターン第2番/雨だれ/幻想即興曲/バラード第1番
リスト:慰め第3番/ため息/ラ・カンパネラ

ピアノ:辻井伸行

会場:サントリーホール

日時:2020年9月15日(火)  午後2時

 ピアノの辻井伸行(1988年生まれ)は、東京都出身。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」で「ポーランド批評家賞」を受賞。2009年「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝(日本人として初)。2013年「日本ショパン協会賞」受賞。作曲家としても注目されており、映画「神様のカルテ」で第21回「日本映画批評家大賞」受賞。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-19 09:36:48 | コンサート情報



<コンサート情報>



~第11回 「音楽大学オーケストラ・フェスティバル 2020」~  

①【上野学園大学】 

ベートーヴェン「:エグモント」序曲
バルトーク:組曲「ハンガリーの風景」
ドビュッシー:「管弦楽のための映像」より 「イベリア」

指揮:清水醍輝

②【昭和音楽大学】

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
 
指揮:時任康文

会場:東京芸術劇場

日時:2020年11月22日 (日) 午後3時                      

 首都圏9音楽大学と2つの公共ホールが連携して行う音楽大学オーケストラ・フェスティバル。秋の大学別公演、春の選抜メンバーで結成した合同オーケストラ公演を行い若手演奏家の交流・育成を図る。このフェティバルは各大学間の交流と協力を目的としている。その一環として、各大学の演奏前には共演校からのエールを込めたファンファーレの演奏がある。
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◇クラシック音楽◇新刊情報

2020-08-18 09:39:41 | 新刊情報



<新刊情報>



書名:ベートーヴェン 巨匠への道

著者:門馬直美

発行:講談社(講談社学術文庫)

 1972年にウィーンの地にに立った一人の青年音楽家は、その後いかなる道のりをたどって、「楽聖」となったのか。師ハイドンはじめ同時代の音楽家たちとの出会い、「エロイカ」「第十交響曲」創作の謎、家族関係の苦悩と波乱の生活、各界の理解者や奇人らとの友情、そして恋人……。音楽のあり方を根本から変え、傑作を生み出し続けたその生涯に、音楽評論の名手が全角度から光を当てる、珠玉の二十話。





書名:明子のピアノ~被爆をこえて奏で継ぐ~

著者:中村真人

発行:岩波書店

 19歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。その愛奏していたピアノは、戦後、長い沈黙ののち偶然に近い形で発見され、このピアノに思いを寄せる人々の尽力で響きを取り戻す。やがてマルタ・アルゲリッチ、藤倉大など世界的音楽家たちが加わり、平和のハーモニーは広がる――。原爆の記憶を奏で継ぎ、未来に繋げる物語。





書名:オーケストラ~知りたかったことのすべて~

著者:クリスチャン・メルラン

序文:リッカルド・ムーティ

訳者:藤本優子、山田浩之

発行:いすず書房

 有機的存在としてのオーケストラ一般というトピックは、これまで書ける人がいなかった。他にまったく類のないこの人間組織の核心にせまる画期的かつ最高に楽しい本を、ここに刊行する。基本的問題からちょっと気になる小事まで、世界のオーケストラや楽団員や指揮者のあらゆる情報を満載。この600頁に及ぶ「事典的エッセイ」に、ファンは満喫できること間違いないだろう。たとえば以下のような話題――楽団員はなぜその道を選んだのか、ソロ演奏家の挫折組なのか/オーケストラはどのように運営され、組織図や人間関係はどうなっているか/演奏中ほぼ弾きつづけているヴァイオリン奏者と演奏機会の少ないハープなどの楽器の演奏者の給料は同じなのか/定年までに450回も同じ曲を演奏するというのはどんな経験か/ヴィオラ奏者の思い/ティンパニの役割とは/オーケストラの配置はどのようにして決まるのか/ウィーン・フィルに女性が少ないのは/オーケストラによる響きの違い、にじみ出る国柄の原因は/なぜ指揮者が変わるとオーケストラの音も変わるのか……。巻末には「主要オーケストラ略歴」「世界の主要400オーケストラ、国別一覧」ほか、膨大な人名索引・楽団名索引付。





書名:星を抱いた男~経営者にしてオペラ歌手、世歌勳・小栗成男という生き方~

著者:松下隆一

発行:PHP研究所

 経営者でありながら、テノール歌手としてカーネギーの舞台に立った男がいる。その男の名は小栗成男。名古屋で自動車販売会社を経営し、名古屋市の教育委員にも名を連ねている。小栗の人生は挫折と屈辱の連続であった。しかしそれを糧にしてトップセールスマンとなり、経営者となり、まわりからの目を気にすることなく50を過ぎてテノール歌手への挑戦を続けてきた。著者の松下隆一は小栗を見てこう語る。「自分自身の本来あるべき姿、自分を偽らない生き方。小栗成男はそのために─彼の言葉を借りるのなら─『身体がふるえて全部血が抜けるくらいつらかった』という切実なる想いから解放されるために、無謀だと言われる挑戦をしなければならなかった。あなたが、自分を変えたい、閉塞感から抜け出したい、ささやかでも“誰か”のために生きたいというのなら、小栗成男の生き方をヒントにすれば、その望みはかなうかもしれない」と。挫折も屈辱も糧にして、底抜けに明るく挑戦する男の生き方に学べ。
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