★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●新譜CD情報

2023-06-02 10:06:27 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~グレン・グールドのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番、第2番、第3番&第15番「田園」~



<DISC1>

ベートーヴェン:①ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 作品2-1
        ②ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2-3

<DISK2>

ベートーヴェン:①ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2-2
        ②ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28「田園」

ピアノ:グレン・グールド

録音:197411月9日(DISC1-①)、1976年8月13日&1979年8月5日(DISC1-②)
   1976年7月10日(DISC2-①)、1979年6月13日&7月13日(DISC2-②)
   トロント、イートン・オーディトリアム

CD:ソニーミュージック SICC-30680~30681

 このCDは、残念ながら全集録音は叶わなかったが、グールドの盤暦の中でも重要な作曲家のひとりであるベートーヴェンのピアノ作品を集めた貴重な録音。
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●クラシック音楽●コンサート情報

2023-06-01 09:52:25 | コンサート情報



<コンサート情報>



~チョ・ソンジンと山田和樹指揮バーミンガム市交響楽団の共演~

ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21
エルガー:交響曲第1番 変イ長調 Op. 55

ピアノ:チョ・ソンジン

指揮:山田和樹

管弦楽:バーミンガム市交響楽団

日時:2023年6月29日(木) 午後7時

会場:サントリーホール

 ピアノのチョ・ソンジン(1994年生まれ)は、韓国、ソウル出身。2008年「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)」第1位、2009年第7回「浜松国際ピアノコンクール」最年少(15歳)にして優勝。2011年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第3位。2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」優勝。同コンクールでの優勝は、アジア人としては、ベトナムのダン・タイ・ソン(1980年)と中国のユンディ・リ(2000年)に続き3人目の快挙。

 指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。1998年横浜シンフォニエッタ音楽監督。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年~2012年NHK交響楽団副指揮者。2011年「出光音楽賞」受賞。2010年~2017年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2012年「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2012年「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2012年「文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)」受賞。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年東京混声合唱団理事長職を兼務。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2017年第67回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2023年バーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。

 バーミンガム市交響楽団(City of Birmingham Symphony Orchestra:CBSO)は、イギリスのバーミンガムを拠点とするオーケストラ。1920年にバーミンガム市管弦楽団として発足した。1948年に現在の楽団名に改称された。国際的な名声が得られるようになったのは、1980年にサイモン・ラトルが就任してから。ラトルのもとでヨーロッパ随一の合奏能力が謳われるようになり、とりわけロマン派音楽や現代音楽の解釈で有名になった。また、ハイドンの交響曲の録音などでは、早くもピリオド奏法を取り入れた演奏を行っている。ラトルの任期中に、本拠地を従来のバーミンガム・タウン・ホールから、バーミンガム市国際コンベンション・センター内部のシンフォニー・ホールに移した。2023年4月から山田和樹が首席指揮者を務めている。
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●クラシック音楽●コンサート情報

2023-05-31 09:44:29 | コンサート情報



<コンサート情報>



~牛田智大 ラフマニノフを弾く~

ボロディン:オペラ「イーゴリ公」より「ダッタン人の娘たちの踊り」~「ダッタン人の踊り」
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op. 43
       ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30

ピアノ:牛田智大

指揮:飯森範親

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

会場:サントリーホール

日時:2023年6月6日(火)  午後7時

 ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市出身、名古屋市育ち。モスクワ音楽院で学ぶ。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年日本人クラシックピアニストとしては史上最年少の12歳でユニバーサルクラシックスより、デビューアルバム「愛の夢」を発表し人気を博す。同年東京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の2位となり、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。

 指揮の飯森範親(1963生まれ)は、1986年桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場でサヴァリッシュのもとで研鑚を積む。1994年東京交響楽団専属指揮者に就任。1994年CD録音での成功が高く評価され、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(1994年~1998年)に就任。1995年~2002年広島交響楽団正指揮者。2001年バーデン=ヴュルテンベルク州のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督(現首席客演指揮者)。2004年山形交響楽団常任指揮者、2007年より同楽団音楽監督に就任し、現在は同楽団芸術総監督。2006年度(平成18年度)「芸術選奨新人賞」を受賞。2014年日本センチュリー交響楽団首席指揮者。2020年中部フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者。2023年群馬交響楽団常任指揮者に就任。
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●クラシック音楽●新譜DVD情報

2023-05-30 09:37:52 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 スペイン、バルセロナのリセウ大劇場がプロジェクションマッピングで近未来に~



プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」

演出・映像・マルチメディア:フランク・アルー

指揮:ジュゼップ・ポンス

管弦楽:リセウ大劇場管弦楽団

出演:イレーネ・テオリン(トゥーランドット)
   クリス・メリット(アルトゥーム皇帝)
   アレクサンドル・ヴィノグラードフ(ティムール)
   ホルヘ・デ・レオン(カラフ)
   エルモネラ・ヤオ(リュー)
   トニ・マルソル(ピン)
   フランシスコ・バス(パン)
   ミケルディ・アトクサンダバーソ(ポン)

合唱:リセウ大劇場合唱団(合唱指揮:コンチタ・ガルシア)

収録:2020年、リセウ大劇場(スペイン、バルセロナ)

DVD:キングインターナショナル KKC-9812

 このDVDは、スペインの舞台演出集団ラ・フラ・デルス・バウスの映像デザイナーであるフランク・アルーによる演出の「トゥーランドット」。スペイン、バルセロナのリセウ大劇場をプロジェクションマッピングで埋め尽くし、壮大な演出、エキサイティングな未来を描いている。タイトルロール(表題役)は、現代を代表するドラマティック・ソプラノの一人として活躍するスウェーデン出身のイレーネ・テオリン。そのトゥーランドットは当たり役として世界中の劇場で歌い、2008年新国立劇場でも同役を歌い喝采を浴びた。カラフにはカナリヤ諸島サンタ・クルス・デ・テネリフェ出身のテノール、ホルヘ・デ・レオン。そしてリューには、アルバニア出身のエルモネラ・ヤオ。ヤオは2023年パレルモ・マッシモ劇場の来日公演で「椿姫」ヴィオレッタで登場予定。

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●クラシック音楽●コンサート情報

2023-05-29 09:58:20 | コンサート情報



<コンサート情報>



~滝 千春 ヴァイオリン・リサイタル~

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18 Trv151
プロコフィエフ:ピーターと狼 Op.67

ヴァイオリン:滝 千春

ピアノ:沼沢淑音

会場:東京文化会館 小ホール

日時:2023年6月6日(火) 午後7時

 ヴァイオリンの滝 千春(1987年生まれ)は、東京都小金井市出身。2005年桐朋女子高等学校音楽科卒業後、チューリッヒ音楽大学でザハール・ブロンに師事。2001年「ノヴォシビルスク国際ヴァイオリン・コンクール」(ジュニア部門)第1位。2002年フランスにおいて開催された「若い音楽家のためのメニューイン国際バイオリンコンクール」(ジュニア部門)で第1位。同年9月桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会にて小澤征爾指揮桐朋OBオーケストラと共演。2015、2016年スイスのダボス国際音楽祭に招かれる。2008年8東京の紀尾井ホールで清水和音との共演でデビュー・リサイタルを開催。2018年デビュー10周年記念で開催した「オール・プロコフィエフプログラム」は好評を博した。2019年フランスのル・テュケのムジカ・ニゲラ音楽祭に招かれる。同年ミュンヘン放送管弦楽団のコンサートミストレスに就任。

 ピアノの沼沢淑音は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経て、ロームミュージックファンデーションの奨学生としてエリソ・ヴィルサラーゼ氏のもと2015年モスクワ音楽院を卒業。桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を首席で卒業、あわせて桐朋学園音楽部門より特別奨学金を授与される。「シュニトケ国際コンクール」優勝、「ポッツォーリ国際ピアノコンクール」優勝。また、浜松国際ピアノコンクールに参加し「ネルセシアン賞」「アルゲリッチ芸術振興財団賞 」を受賞し、アルゲリッチ氏より別府アルゲリッチ音楽祭に招待され演奏する。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭等、日本国内各地はじめスペインやイタリア、ドイツ、ロシア、ベラルーシ、中国等の音楽祭に出演。2017年より桐朋学園非常勤講師。
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