★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-30 10:40:31 | コンサート情報



<コンサート情報>



~広上淳一指揮東京都交響楽団と上野通明(2021年「ジュネーブ国際音楽コンクール」チェロ部門優勝者)の共演~

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 

チェロ:上野通明

指揮:広上淳一

管弦楽:東京都交響楽団

会場:サントリーホール

日時:2022年1月8日(土) 午後2時

 チェロの上野通明は、パラグアイ生まれ。5歳よりチェロを始め、幼少期をスペインで過ごす。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース全額免除特待生。2009年、13歳で第6回「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール」にて日本人初の優勝。2010年第6回「ルーマニア国際音楽コンクール」最年少第1位。2012年第10回「東京音楽コンクール」第2位。2014年第21回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」第1位。2015年秋よりデュッセルドルフ音楽大学に留学。2018年第11回「ルトスワフスキ国際チェロコンクール」第2位。2021年「ジュネーブ国際音楽コンクール」チェロ部門で優勝(この部門で日本人が優勝するのは初めて)。現在、ドイツ、ルーマニア、スロヴァキア等ヨーロッパ各地でも活発に演奏活動をしている。

 指揮の広上淳一(1958年生れ)は、東京都出身。1984年第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。1991年~2000年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。1994年度「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2008年京都市交響楽団常任指揮者就任(2014年より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)。2015年広上淳一が常任指揮者に就任してからの京都市交響楽団は驚異的な能力の向上を遂げたとして、京都市交響楽団とともに第46回(2014年度)「サントリー音楽賞」を受賞。2016年第36回「NHK交響楽団 有馬賞」受賞。2020年京都コンサートホール館長に就任。

 このコンサートは、第65回「日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート」として開催される。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-29 09:43:44 | コンサート情報



<コンサート情報>




~角田鋼亮指揮東京フィル ニューイヤーコンサート2022~

J.シュトラウスII:喜歌劇『こうもり』序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章(1月2日)
        :ヴァイオリン協奏曲 第1楽章(1月3日)
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
ラヴェル:ボレロ

【福袋プログラム】

1モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章
2モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲
3ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』より第1楽章
4ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』より第1楽章
5シュトラウスII:ワルツ『美しく青きドナウ』
6スッペ:『軽騎兵』序曲
7パッヘルベル:カノン
8バッハ:G線上のアリア
9マーラー:交響曲第5番より第4楽章“アダージェット”
10メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』より第1楽章
11マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
12フェラーリ:歌劇『マドンナの宝石』間奏曲
13ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲より”スイス軍の行進”
14オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』序曲より“カンカン”
15ビゼー:『アルルの女』第2組曲より“ファランドール”
16ビゼー:歌劇『カルメン』前奏曲
17シベリウス:交響詩『フィンランディア』
18グリーグ:劇音楽『ペール・ギュント』より"朝"
19ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番
20ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
21スメタナ:連作交響詩『わが祖国』より“モルダウ”
22チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』より“情景”
23チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』より“花のワルツ”
24グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
25ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より“ダッタン人の踊り”
26ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』より“剣の舞”
27J.ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』よりメイン・タイトル
28J.ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』より“帝国軍のマーチ”
29J.ウィリアムズ:『ハリー・ポッター』よりテーマ
30J.ウィリアムズ:『E・T』よりフライング・テーマ

ピアノ:角野隼斗(1月2日出演)

ヴァイオリン:岡本誠司(1月3日出演)

指揮:角田鋼亮

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

司会:朝岡 聡

会場:Bunkamuraオーチャードホール

日時:2022年1月2日(日)/3日(月) 午後3時

 オーチャードホールのフランチャイズオーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団が贈る恒例の「ニューイヤーコンサート」。最大の目玉は、来場の聴衆全員が参加して行われる”お年玉抽選会”。魅力的な豪華賞品が並ぶ中、一番の注目どころは「ラデツキー行進曲を指揮できる権」。聴衆の中には、これが目当てで、毎年MY指揮棒持参で“その時”に備える方も。東京フィルの指揮台に立って、気分はマエストロ!何にも代えがたい夢のお年玉を手にすることができるのは果たして誰か?ハラハラドキドキの新年の運試し!
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◇クラシック音楽 NHK-FM「ベストオブクラシック」レビュー◇小林愛実 ピアノ・リサイタル

2021-12-28 09:37:38 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー



<NHK-FM「ベストオブクラシック」レビュー>




~小林愛実 ピアノ・リサイタル~



ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 作品45
     24の前奏曲 作品28
     即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66「幻想即興曲」
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27第1「月光」
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」

ピアノ:小林愛実

収録:2021年2月8日、府中の森芸術劇場、ウィーンホール

放送:2021年11月26日 午後7:30 ~ 午後9:10

 小林愛実(1995年生まれ)は、山口県宇部市出身。 2005年「全日本学生音楽コンクール」小学生部門で全国優勝。2009年「アジア太平洋国際ショパンピアノコンクール(韓国)」でJr部門優勝。2011年「ショパン国際コンクールin Asia」コンチェルトで金賞を受賞。第5回「福田靖子賞」受賞。2009年サントリーホールにおいてメジャー・デビュー記念コンサートを開催したが、同ホールソロとしては、日本人最年少記録および女性ピアニスト最年少記録。2011年桐朋女子高等学校音楽科に入学。2013年米国カーティス音楽院に留学。海外では、カーネギー・ホールへ出演。パリ、ポーランド、ブラジル等で演奏。2011年 カーネギー・ホールにおいて、小澤征爾が芸術監督を務めた日本フェスティヴァルにおいてソロ・リサイタルを行う。2012年「ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール」のヤングアーティスト部門で第3位入賞。2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」第4位。

 今夜最初の曲は、ショパン:前奏曲嬰ハ短調作品45。ショパンには、広く知られた「24曲の前奏曲」とは別に、単独の前奏曲が2曲あるが、この曲はそのうちの一つ。作曲は、1841年8~9月に行われ、冒頭に主題が提示され、その後、転調が繰り返され、ほぼ全ての調に転調するが、主題は変わらない。

 今夜のこの曲での小林愛実の演奏は、ショパンが作曲した道筋をたどるかのように、ゆっくりとしたテンポで静かに開始され、徐々に夢幻の世界へとリスナーを誘い込んでゆく。この流れを小林愛実は、丁寧に噛みしめるように演奏し、リスナーをショパンの音楽の核心へと誘うことに見事に成功。
 
 今夜2番目の曲は、ショパン:24の前奏曲作品28。この曲は、1839年1月にマジョルカ島で完成し、1839年9月に出版された。24曲がすべて異なる調性で書かれている。これはバッハの平均律クラヴィーア曲集に倣ってつくられたと言われているが、曲の配列は異なっており、平行短調を間に挟みながら5度ずつ上がっていくという順序になっている。曲の構成は、ほとばしる感情をむき出しにするものもあれば、優雅さや穏やかな心を感じさせるのもあり、その内容は変化に富むように構成されている。

 今夜のこの曲での小林愛実の演奏は、終始伸び伸びとした演奏内容に徹していて、その安定感のある演奏に身を委ねて聴くことができた。ピアノの音色も澄んでいて聴きやすい。すべてが自然体で、曲に真正面から取り組んでいることが聴き取ることができ、好感が持てる演奏内容だ。奇を衒うことは決してしない。一曲一曲に息吹を吹き込み、そしてそれらを一つ一つ開花させるような丁寧な音づくりが身上である小林愛実の演奏の特徴が、よく聴きとれた演奏内容となった。

 今夜3番目の曲は、ショパン:即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66。この曲は、ショパンの4曲ある即興曲のうち最初に作曲された作品。ショパンの死後1855年、友人のユリアン・フォンタナの手により「幻想即興曲」と題して出版された。ショパンの作品の中で最もよく知られる楽曲のひとつ。

 今夜のこの曲での小林愛実の演奏は、早すぎもせず、遅すぎもせず、中庸なテンポであるのだが、決して凡庸な演奏には終わらせない。それは、音そのものが常に流麗に流れ、しかもそれらが微妙な変化に彩られているためだろう。

 今夜4番目の曲は、ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27第1「月光」。この曲は、伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディに献呈された。ベートーヴェンは、自らのピアノの弟子となったこの14歳年少の少女に夢中になる。しかし、グイチャルディは、別な男と結婚してベートーヴェンのもとを去っていく。ジュリエッタは、シンドラーの伝記で「不滅の恋人」であるとされている。”幻想曲風ソナタ”という表題が示すとおり、伝統的な古典派ソナタから離れてロマン的な表現へと向かう内容となっている。

 今夜のこの曲での小林愛実の演奏は、ベートーヴェンがロマン主義への入口に立っていることを強く印象づけるものとなった。ベートーヴェンらしさをことさら強調することはせず、ほのぼのとした”恋人”を想う心情と若者特有の感情の発露の二つがバランスよく表現された、全体にまとまりのある秀演となった。

 今夜最後の曲は、ショパン:ポロネーズ 変イ長調 作品53。この曲は、ショパンが1842年に作曲したもので、「英雄ポロネーズ」の通称で親しまれている。ピアノに管弦楽的な表現を発揮させ、主題を執拗に繰り返すことで一貫した内容になっており、ショパンの愛国心の表れといわれる。

 今夜のこの曲での小林愛実の演奏は、これまでの曲とは趣がいささか異なり、感情を直接ぶつける迫力ある熱演を聴かせた。ピアノタッチ自体力強く、歯切れが良く、それらが耳に心地よく響く。一方で、音の流れはあくまで自然であり聴きやすいところは、小林愛実の特色が存分に生かされた演奏内容だったといえよう。(蔵 志津久)
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2021-12-24 09:39:32 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~アシュケナージのバッハ:イギリス組曲第1番~第3番/ピアノ協奏曲第1番~



<CD1>

バッハ:イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806
    イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807
    イギリス組曲第3番 ト長調 BWV808

<CD 2>

バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052

ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:ロンドン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCD-45014~5

 このCDは、「J.S.バッハ:フランス組曲 全曲」以来4年ぶりとなる、バッハの3つのイギリス組曲を収録。さらに、20代のアシュケナージが初めてバッハの作品を録音し、世界的なピアニストとして名声を確立した1965年のデイヴィッド・ジンマン指揮ロンドン交響楽団との共演「ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052」のリマスター版をカップリング。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-23 09:49:39 | コンサート情報



<コンサート情報>



~藤田真央 新春コンサート~

ショパン:2つのノクターン op.48
     バラード第3番変イ長調 op.47
リスト:バラード第2番ロ短調S.171 R.16
ブラームス:主題と変奏ニ短調 op.18b
クララ・シューマン:3つのロマンス op.21
ロベルト・シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調 op.22

ピアノ:藤田真央

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2022年1月19日(水) 午後7時

 ピアノの藤田真央(1998年生れ)は、東京都出身。東京音楽大学で学ぶ。2013年第5回「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」日本人初の第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞。2015年第1回「若い音楽家のための珠海国際モーツァルトコンクール」ピアノ部門グループBで第1位。2016年第20回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位。2017年第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」第1位、併せて聴衆賞などの3つの特別賞受賞。これは日本人では河村尚子以来、3人目の優勝者。2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位。2020年第21回「ホテルオークラ音楽賞」、第30回「出光音楽賞」受賞。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-22 10:45:31 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ニューイヤーコンサート2022 萩原麻未と飯森範親指揮東京都交響楽団の共演~

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ビゼー:「アルルの女」組曲第1番・第2番

場所:東京文化会館

日時:2022年1月3日(月) 午後3時

ピアノ:萩原麻未

指揮:飯森範親

管弦楽:東京都交響楽団

 ピアノの萩原麻未は、広島県出身。2005年広島音楽高等学校卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員として単身フランスに留学しジャック・ルヴィエに師事。2010年「ジュネーブ国際音楽コンクール」ピアノ部門で日本人として初優勝。同コンクールは、なかなか第1位をださないことで知られ、萩原麻未は、実に8年ぶりの優勝者となった。これまで、第13回「ホテルオークラ音楽賞」、第22回「新日鉄音楽賞」フレッシュアーティスト賞、第22回「出光音楽賞」、文化庁長官表彰(国際芸術部門)、第46回「東燃ゼネラル音楽賞」奨励賞を受賞。

 指揮の飯森範親(1963生まれ)は、1986年桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場でサヴァリッシュのもとで研鑚を積む。1994年東京交響楽団専属指揮者に就任。1994年CD録音での成功が高く評価され、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(1994年~1998年)に就任。1995年~2002年広島交響楽団正指揮者。2001年バーデン=ヴュルテンベルク州のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督に就任(現首席客演指揮者)。2004年山形交響楽団の常任指揮者、2007年より同楽団音楽監督に就任し、現在は同楽団芸術総監督。2006年度(平成18年度)「芸術選奨新人賞」を受賞。2014年日本センチュリー交響楽団首席指揮者に就任。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-22 09:43:38 | コンサート情報



<コンサート情報>



~反田恭平 第18回「ショパン国際ピアノコンクール」 凱旋コンサート~

オール・ショパン・プログラム

ピアノ:反田恭平

会場:サントリーホール

日時:2022年1月6日(木)  午後7時

 ピアノの反田恭平(1994年生れ)は、札幌市生まれ、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。2012年「日本音楽コンクール」第1位(男性では史上最年少)、併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2013年ロシアへ留学。2014年モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学。2015年第25回「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」(イタリア)優勝。2017年(2016年度)第27回「出光音楽賞 」受賞。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」第2位。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2021-12-21 09:41:06 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~アントナッチのカルメンにカウフマンのドン・ホセ  ビゼー:歌劇「カルメン」~



ビゼー:歌劇「カルメン」

演出:フランチェスカ・ザンベッロ

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

出演:カルメン……アンナ・カテリーナ・アントナッチ(メッゾ・ソプラノ)
   ドン・ホセ……ヨナス・カウフマン(テノール)
   エスカミーリョ……イルデブランド・ダルカンジェロ(バス・バリトン)
   ミカエラ……ノラ・アムセレム(ソプラノ)
   フラスキータ……エレナ・クサントウダキス(ソプラノ)
   メルセデス……ヴィクトリア・ヴィズィン(メッゾ・ソプラノ)
   ダンカイロ……ジャン=セバスティアン・ブ(バリトン)
   レメンダート……ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
   スニガ……マシュー・ローズ(バス)
   モラレス……ジャック・インブライロ(バリトン)...他

合唱:コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団

収録:2006年12月、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)

DVD:タワーレコード(Decca UCBD-9082)

 アントナッチの官能的なカルメンに、カウフマンの豊かな表現によるドン・ホセ。欧米で絶大な人気を誇るテノール、ヨナス・カウフマン。彼がスターダムにのし上がるきっかけとなった公演が、この2006年英国ロイヤル・オペラで上演された「カルメン」。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2021-12-20 09:41:35 | コンサート情報



<コンサート情報>



~広瀬悦子 ピアノ・リサイタル 歓喜の歌~

シューマン: 幻想小曲集 Op.12
ヴラディゲロフ: ブルガリア組曲 Op.21より
          第2曲 歌/第4曲 ラチェニツァ (ブルガリア舞曲)
バッハ(サン=サーンス編):ラルゴ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 より)
バッハ(コルトー 編): トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
ベートーヴェン(リスト/カルクブレンナー 編):喜びの歌(交響曲第9番 第4楽章)

ピアノ:広瀬悦子

会場:宗次ホール

日時:2021年12月26日(日) 午後2時

 ピアノの広瀬悦子は、名古屋市出身。1994年パリ・エコールノルマル音楽院に入学。1996年に同院を首席で卒業後、パリ国立高等音楽院に入学。1999年に首席卒業とともに「ダニエル・マーニュ賞」を受賞。1999年「マルタ・アルゲリッチ国際コンクール」優勝をはじめ、数々の国際コンクールで優秀な成績を収める。2001年シャルル・デュトワ指揮N響と共演し、日本でのオーケストラ・デビューを果たす。
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2021-12-17 09:36:06 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~ハインツ・ホリガー指揮バーゼル室内管弦楽団のシューベルト:交響曲全集(全8曲)~



<DISC 1>

シューベルト:歌劇「フィエラブラス」 D 796:序曲
       交響曲 第5番 変ロ長調 D 485
       交響曲 第1番 ニ長調 D 82

<DISC 2>

シューベルト:交響曲 第3番 ニ長調 D 200
       歌劇「悪魔の別荘」 D 84:序曲
       歌劇「アルフォンゾとエストレッラ」 D 732:序曲
       交響曲 第2番 変ロ長調 D 125

<DISC 3>

シューベルト:イタリア風序曲 D 590
       交響曲 第6番 ハ長調 D 589
       交響曲 第4番 ハ短調 D 417 「悲劇的」

<DISC 4>

シューベルト:アンダンテ ロ短調 D 936a (ローランド・モーザーによる管弦楽編曲版)
       交響曲第7番 ロ短調 D 759 「未完成」
       木管九重奏曲 変ホ短調 D 79 「小葬送曲」
       「エコーラウム(響きの部屋)」
          ~シューベルトの 「小葬送曲」 D 79に基づくシューベルト
        6つのドイツ舞曲 D 820(ヴェーベルンによる管弦楽編曲版)
         [第1番 変イ長調/第2番 変イ長調/第3番 変イ長調/第4番 変ロ長調/
          第5番 変ロ長調/第6番 変ロ長調]

<DISC 5>

シューベルト:劇付随音楽「魔法の竪琴(ロザムンデ)」序曲 D 644
       交響曲 第8番 ハ長調 D 944 「ザ・グレイト」

指揮:ハインツ・ホリガー

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

 ハインツ・ホリガー(1939年生まれ)は、スイス出身のオーボエ奏者、指揮者、作曲家。ベルン音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。作曲は、ヴェレシュ・シャーンドルとピエール・ブーレーズに師事。オーボエは、スイスでエミール・カッサノウ、パリ音楽院でピエール・ピエルロ、ピアノはイヴォンヌ・ルフェビュールに師事。オーボエのソリストとしては、1959年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」、1961年「ミュンヘン国際音楽コンクール」でそれぞれ優勝した国際的に名声ある演奏家。献呈されたオーボエ作品も数多い。オーボエ奏者としてのレパートリーは、バロック音楽から現代音楽にまで広範囲にわたり、ホリガー木管アンサンブルも主宰。また、指揮者としてはヨーロッパ室内管弦楽団のほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などを指揮している。

 このCDは、ハインツ・ホリガーが、2017〜20年にかけてバーゼル室内管弦楽団と録音したシューベルトの交響曲全集。交響曲8曲・序曲4曲に加え、シューベルトにインスパイアされたスイスの作曲家ローランド・モーザーによる作品までを収録。スイスの名チェンバー・オーケストラ、バーゼル室内管弦楽団は、クラシカル・ボウとガット弦を使用した両翼配置の弦やピリオド楽器を使用。
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