★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2019-12-27 09:45:23 | 新譜CD情報


<新譜CD情報>


~数々の受賞歴を誇るピアニスト岩井のぞみ&チェコフィル弦楽四重奏団共演のライブ録音盤~

 

ヤナーチェク(T.イール編):霧の中で
ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
        ピアノ五重奏曲 Op.81

ピアノ:岩井のぞみ

弦楽四重奏:チェコフィルハーモニー弦楽四重奏団

収録:2018年9月29日、東京文化会館(ライブ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC‐7914
 
 ピアノの岩井のぞみは、4歳からピアノを始め、桐朋学園大付属子供のための音楽教室、桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大音楽学部を卒業後、研究科に在籍し渡米。テキサスのクリスチャン大学大学院で研さんを積む。4歳の時、幼稚園で遊んでいるときに積み木が目に入り右目の視力を失った。元々弱視で視野が狭い状態で酷使していた左目も、アメリカ留学が決まった直後に視力を失い、全盲となってからもピアニストの道を歩む。現在、米国・テキサスを拠点に活動を続ける。2006年「大阪国際音楽コンクール」ピアノ部門第2位。2011年米国ルイジアナ州で開催された「THE WIDEMAN INTERNATIONAL PIANO COMPETITION」で特別賞を受賞。2013年ポーランドで開催された第3回「バルティック国際ピアノコンクール」第3位。2016年ドイツで開催された「シューベルト国際ピアノコンクール」では審査委員特別賞を受賞。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-27 09:44:53 | コンサート情報


<コンサート情報> 


 2020年1月1日に行われる、「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」は、ウィーン楽友協会において、アンドリス・ネルソスの指揮で行われる。
 
 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターにも就任した。


日時:2020年1月1日 午前11時15分開演
会場:ウイーン, オーストリア楽友協会, 大ホール
放送:1月1日(水)NHK[Eテレ]午後7:00~10:00(生放送)
         NHK[FM]午後7:15~10:00(生放送)
  【再放送】1月11日(土)NHK[Eテレ]午後2:00~5:00
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-27 09:43:51 | コンサート情報


<コンサート情報>


 【2020年第63回「NHKニューイヤーオペラコンサート」】


歌劇『椿姫』から「ああ、そはかの人か~花から花へ」(ヴェルディ)
歌劇『蝶々夫人』から 花の二重唱「桜の枝をゆすぶって」(プッチーニ)
歌劇『ルサルカ』から「月に寄せる歌」(ドボルザーク)
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から 復活祭の合唱「主はよみがえられた」(マスカーニ)
歌劇『トゥーランドット』から「お聞きください」~ 第1幕フィナーレ(プッチーニ)
歌劇『リゴレット』から「悪魔め、鬼め」(ヴェルディ)
歌劇『シモン・ボッカネグラ』から「悲しい胸の思いは」(ヴェルディ)
歌劇『運命の力』から「神よ、平和を与えたまえ」(ヴェルディ)
歌劇『愛の妙薬』から「人知れぬ涙」(ドニゼッティ)
歌劇『ボエーム』から「私が町を歩くと」(プッチーニ) ほか

ソプラノ:大村博美 砂川涼子 田崎尚美 中村恵理 森麻季 森谷真理
メゾ・ソプラノ:中島郁子 林美智子
テノール:笛田博昭 福井敬 宮里直樹 村上敏明
バリトン:青山貴 大西宇宙 大沼徹 上江隼人
バ  ス:妻屋秀和

合  唱:新国立劇場合唱団 二期会合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル 藤原歌劇団合唱部

指  揮:アンドレア・バッティストーニ

管 弦 楽:東京フィルハーモニー交響楽団

ハ ー プ:グザヴィエ・ド・メストレ

司会:高橋克典(俳優)、髙橋美鈴(NHKアナウンサー)

会場:NHKホール

日時:2020年1月3日(金) 午後7時~9時

放送:【Eテレ・FM】2020年1月3日(金) 午後7時~9時(生放送)
 
 令和初の新春恒例「NHKニューイヤーオペラコンサート」。世界が注目する若手指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮で、オペラ・アリアの中でもポピュラーな曲を中心に開催。海外や国内の第一線で活躍する豪華ソリスト陣の華麗なステージ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-27 08:20:00 | コンサート情報


<コンサート情報>


~ニューイヤーコンサート2020~

近衛秀麿(編曲):越天楽
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.68
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー

ピアノ:横山幸雄

指揮:外山雄三

管弦楽:東京都交響楽団

会場:東京文化会館

日時:2020年1月3日(金) 午後3時
 
 外山雄三指揮東京都交響楽団、ピアノ: 横山幸雄で開催する「ニューイヤーコンサート2020」。指揮者・作曲家の外山雄三(1931年生れ)は、1952年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業後、NHK交響楽団に入団。1958年~1959年ウィーンやザルツブルクに留学。その後、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽総監督・常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団及び神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督をそれぞれ歴任。現在はNHK交響楽団の正指揮者(終身職)。作曲活動も活発で、発表作品が多数ある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-26 08:29:25 | コンサート情報


<コンサート情報>


~サントリーホール ジルヴェスター・コンサート 2019―2020~

レハール:オペレッタ『微笑みの国』より「私たちの心にだれが恋を沈めたのか」
ヨハン・シュトラウスII世:ポルカ・フランセーズ『クラップフェンの森で』
ヨハン・シュトラウスII世:『常動曲:音楽の冗談』
ほか 

ソプラノ:シピーウェ・マッケンジー
テノール:ミロスラフ・ドヴォルスキー

バレエ・アンサンブルSVOウィーン

指揮&ヴァイオリン:オーラ・ルードナー

管弦楽:ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団  

会場:サントリーホール

日時:2019年12月31日(火)  午後10時(午前0:20終演予定)  
 
 指揮&ヴァイオリン:オーラ・ルードナーは、 カメラータ・ザルツブルグ、フォルクスオーパー響、ウィーン交響楽団などのコンサートマスターとして活躍した後、1995年フィルハーモニア・ウィーンを設立。タスマニア交響楽団、ボルツァーノ・ハイドン・オーケストラの首席指揮者を歴任し、BBC交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ウィーン室内管弦楽団などで多くの客演を重ねる。オペラの指揮でも活躍しており、各地のオペラハウスに招かれている。

 ウィーン・フィルと並び世界最高のウィンナ・ワルツ、ポルカを聴かせてくれるウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 は、ウィーンを代表するオペラ、オペレッタハウスとして1898年に創設されたウィーン・フォルクスオーパー(国民劇場)のオーケストラ・メンバーにより結成され、ウィーン市民に長く愛され続けている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-25 09:27:13 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~大晦日恒例 ベートーヴェン弦楽四重奏曲 9曲 演奏会~

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 op.59-2
        弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 op.59-1
        弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 op.59-3
        弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 op.127
        弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 op.130
        弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 op.131
        弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 op.132
        大フーガ 変ロ長調 op.133
        弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 op.135

弦楽四重奏:古典四重奏団

             ヴァイオリン:川原千真、花崎淳生
             ヴィオラ:三輪真樹
             チェロ:田崎瑞博

      ストリング クヮルテット ARCO

             ヴァイオリン:伊藤亮太郎、双紙正哉
             ヴィオラ:柳瀬省太
             チェロ:古川展生

      クァルテット エクセルシオ

             ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子
             ヴィオラ:吉田有紀子
             チェロ:大友肇

 会場:東京文化会館 小ホール

日時:2019年12月31日(火) 午後2時

 大晦日恒例の「ベートーヴェン弦楽四重奏曲演奏会」。今年は、古典四重奏団、ストリング クヮルテット ARCO、クァルテット エクセルシオの出演で行われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

2019-12-24 09:49:02 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー


<NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー>


~辻井伸行と優勝を分け合ったチャン・ハオチェンとセガン指揮フィラデルフィア管弦楽団の共演~

     
                        
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
  
   ブラームス:6つの小品 作品118から第2曲(アンコール)

ドボルザーク:交響曲第9番「新世界から」
  
   ラフマニノフ:「ヴォカリーズ」(アンコール)
        <セガン自身から「今夏の台風による日本の被災者へ捧げる」とのコメント付き>

ピアノ:ハオチェン・チャン            
                       
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

収録:2019年11月7日、NHKホール 

放送:2019年12月10日(火) 午後7:30~午後9:10   
 
 ピアノのチャン・ハオチェン(1990年)は、中国、上海出身。5歳の時、上海音楽ホールでバッハの2声のインヴェンション全曲とハイドンとモーツァルトのピアノソナタを演奏してデビュー。6歳でオーケストラと共演。15歳の時渡米し、カーティス音楽学校に入学。2002年第4回「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝。2007年第4回「中国国際ピアノコンクール」優勝。2009年第13回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で、辻井伸行と共に優勝を分け合う。
 
 指揮のヤニック・ネゼ=セガン(1975年生まれ)はカナダ出身。ケベック音楽院モントリオール校とプリンストンのウェストミンスター・クワイヤー・カレッジで学ぶ。19歳でモントリオール・ポリフォニー合唱団の監督に就任。モントリオール・オペラの合唱指揮者も務めた。2000年グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団の首席指揮者並びに芸術監督に就任。2012年フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任。2013年カーティス音楽院メンター・コンダクターに就任。2018年メトロポリタン歌劇場音楽監督に就任。
 
 今夜、最初の曲のラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番は、1900年秋から1901年4月にかけて作曲され、全曲初演は1901年11月9日に行われた。発表以来、あらゆる時代を通じて常に最も人気のあるピアノ協奏曲の一つ。ロシアのロマン派音楽を代表する曲の一つであると同時に、ピアノの難曲として知られ、きわめて高度な演奏技巧が要求される。初演は大成功に終わり、その後も広く演奏されて圧倒的な人気を得ている。同曲の成功は、ラフマニノフがそれまでの数年間にわたるうつ病とスランプを抜け出す糸口となったことでも知られる。

 早速、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番の演奏を聴いてみよう。私などは、中国人ピアニストと聞くと、直ぐに技巧的な完璧さが強調される演奏内容を思い浮かべるが、ハオチェン・チャンはこれとは全く関係なく、ロマンの薫りがそこはかとなく漂う、実に抒情的な演奏内容に強く引き付けられた。出身国を知らなければ、ヨーロッパのピアニストではないかと感じたほどだ。第2楽章では、詩人が詩を紡ぎだすような自然さが何とも魅力あふれるものに仕上がっていた。特に、間の取り方が筆舌に表せないほど素晴らしい出来だ。しかも、技術的にも優れた演奏であることは、聴いていてどこにも違和感を全く感じられないことでも証明されよう。今夜のハオチェン・チャン演奏を聴くと、「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で、辻井伸行と共に優勝を分け合ったのは至極当然な結果だったということが歴然とする。
 
 今夜、次の曲は、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」。ドボルザークは、1892年、ニューヨークにあるナショナル音楽院の院長に招かれ、米国へ渡ったが、3年間の在米中に、後期の重要な作品が少なからず書かれている。この作品は弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」、チェロ協奏曲と並んで、ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品。「新世界より」という副題は、新世界アメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージ、といった意味合いを持っている。

 今夜のヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団のドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」の演奏は、フィラデルフィア管弦楽団の持ち味が全面に出た演奏内容であった。人為的に誇張することは決してなく、全体に大らかさが滲み出ており、本来のアメリカ(現在はどうかは分からないが)が持つ、懐の深さが際立った演奏内容に終始した。よく、華やかな"フィラデルフィア・サウンド"ということが言われるが、今夜の演奏を聴くと、むしろ、フィラデルフィア管の底光りするような豊かな響きに酔わされた。私には、ヤニック・ネゼ=セガンが、楽団員一人一人に、表面的な"華やかさ"より、ドボルザークの心の内から湧き出す"郷愁"を前面に引き出すようにとの要求を出したのではないかと言う風に感じられた演奏内容であった。ヨーロッパのオーケストラとは一味違う、明快・直裁な表現に加えて、演奏のする喜びがリスナーにストレートに伝わってくる貴重な体験を味あわせてくれた。今夜の2曲を、当日、生の演奏で聴いた方は、何ものにも代えがたい体験だったに違いない。(蔵 志津久)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-23 09:38:02 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~第17回「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会 2019」~

ベートーヴェン:全交響曲

            第1番 ハ長調 op.21
            第2番 ニ長調 op.36
            第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
            第4番 変ロ長調 op.60
            第5番 ハ短調 op.67「運命」
            第6番 ヘ長調 op.68
            第7番 イ長調 op.92
            第8番 ヘ長調 op.93
            第9番 ニ短調 op.125「合唱付き」

<特別演奏>
ベートーヴェン/リスト編曲:交響曲第9番第4楽章より

指揮:小林研一郎

管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラ(コンサートマスター:篠崎史紀)

ソプラノ:市原愛
アルト:山下牧子
テノール:ジョン・健・ヌッツォ
バリトン:青山貴

合唱:武蔵野合唱団

特別演奏 ピアノ:横山幸雄

会場:東京文化会館

日時:2019年12月31日(火) 午後1時

 「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」は、毎年大晦日(12月31日)に行われる演奏会。ベートーヴェンの全交響曲を1日で、交響曲の番号順に演奏する。大晦日の午後に「第1」の演奏を開始し、最後の「第9」が終わるのは新年となる。 2003年にスタートし、2004年・2005年には指揮者の岩城宏之が全曲の指揮を行った。岩城没後、2007年から2009年は小林研一郎が全曲指揮を務めた後、2010年にはロリン・マゼールが全曲指揮。2011年には再び小林研一郎が全曲指揮を務めた。以後、小林研一郎による全曲指揮の体制が続いている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2019-12-20 09:47:24 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~ハインツ・ホリガー指揮バーゼル室内管弦楽団のシューベルト:交響曲・管弦楽曲全集第1弾~

ハインツ・ホリガー

シューベルト:劇付随音楽「魔法の竪琴(ロザムンデ)」序曲
         交響曲第8番「ザ・グレイト」

指揮:ハインツ・ホリガー

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

CD:ソニーミュージックジャパン SICC30542

 ハインツ・ホリガー(1939年生まれ)は、スイス出身のオーボエ奏者、指揮者、作曲家。ベルン音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。作曲は、ヴェレシュ・シャーンドルとピエール・ブーレーズに師事。オーボエは、スイスでエミール・カッサノウ、パリ音楽院でピエール・ピエルロ、ピアノはイヴォンヌ・ルフェビュールに師事。オーボエのソリストとしては、1959年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」、1961年「ミュンヘン国際音楽コンクール」でそれぞれ優勝した国際的に名声ある演奏家。献呈されたオーボエ作品も数多い。オーボエ奏者としてのレパートリーは、バロック音楽から現代音楽にまで広範囲にわたり、ホリガー木管アンサンブルも主宰。また、指揮者としてはヨーロッパ室内管弦楽団のほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などを指揮している。このCDは、シューベルト:交響曲・管弦楽曲全集の第1弾。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-12-19 09:39:33 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~ヴァハン・マルディロシアン指揮キエフ国立フィルハーモニー交響楽団の「第九」演奏会~

ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱付」
ほか

指揮:ヴァハン・マルディロシアン

管弦楽:キエフ国立フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:イワンナ・プリシュ
アルト:オリガ・タブリナ
テノール:オレクサンドル・チュフピロ
バス:アンドリー・マスリャコフ

合唱:志おん混声合唱団

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2019年12月28日(土) 午後6時30分

 指揮のヴァハン・マルディロシアン(1975年生れ)は、アルメニア、エレヴァン出身。1993年にパリ音楽院に入学。ピアノと室内楽で優秀な成績を修めて首席で卒業。ピアニストとしてフランスを始めヨーロッパ各国、アメリカなどでリサイタル活動を行う。室内楽も多く、世界的に活躍する演奏家と共演を重ねてきた。2006年にニューヨークの指揮者セミナーに招かれクルト・マズアに学んで以来、指揮者としても活動。現在はフランスのカーン管弦楽団ならびにアルメニア国立室内管弦楽団の首席指揮者を務めている。

 キエフ国立フィルハーモニー交響楽団は、1995年に、ウクライナのキエフに本拠を置く国立フィルハーモニー協会の専属オーケストラとして創設される。特にドイツとフランスでは近年人気が高く、ベルリン、ミュンヘン、ケルンの各フィルハーモニー、バイロイト の大劇場等でチャイコフスキー、ラフマニノフ等を演奏するほか、数日間に渡ったロワールの音楽祭コンサート は、ハイビジョンでフランス全土に放映され大きな反響を呼んだ。現在、東欧における最も優れたオーケストラとして評価を確立している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする