渚にて

2009年12月23日 | Weblog


 このところ、毎日同じような晴れの日が続きます。風は強くなく、朝は寒くて昼は暖かく夕方はサッと寒くなるというパターンです。


 

 冬至と言えば、この二つ。ゆずはたった一個残っていました。かぼちゃはあります。もちろん自家製。これはたぶんスクナカボチャもどきです。ヒョウタンのようにならず、普通のカボチャのようになってしまったものです。 でも、りっぱなカボチャで食べればおいしいです。

 詳しいことはわかりませんが、冬は死であり、再び生まれ変わるという考えが洋の東西両方にあったようです。一年いちねんがそれの繰り返しです。

 
 

 今では、知っている人はほとんどいない、この映画を見ました。NHKでやったものの録画です。核戦争で北半球は人類が死滅し、オーストラリアだけに人が生き残っているという設定で、すこしずつ死が迫ってくる恐怖と闘う人たちを描いたものです。

 ずいぶん昔に見ました。主題歌だけは有名で、ワルツィング・マチルダという曲が当時はずいぶん流行りました。この映画を探していたところ、NHKでやってくれたので嬉しかったです。

 

 英語のタイトルは ON THE BEACH です。初めて出会ったところを覚えているかという夫の問いに、まもなく死を迎える若い妻が 浜辺だったわ( beach は 「渚」 ) と答えるシーンからです。

 
 
 昔の映画は、それなりにバキューン、ドカーーン、なんて激しい映画もありましたが、そればかりでなく、しんみりとしたものも多かったです。

 「いやーっ、映画ってのはいいですね。」 と言っていた人がいますが、本当ですね。いつまでも、脳のどこかに引っかかっていて、時々記憶の表に出てくることがあるんですよね。
 

   種類など気にせず食べるボチャかな
   食べて見りゃどれもおいしいカボチャかな
   冬至来てこれからほんとの寒さだね
   夕さりていそいそ帰る寒き道
   何者かに追われるように帰る道
   秋の日はつるべ落としと言うけれど
   冬の日は鶴瓶落としと言うのかな
   今日もまた平凡な日をすごせたり
   年賀状印刷まではこぎつけぬ