初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ドラマ「SP」

2007年11月25日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシックを見てはいかがですか?

今日はドラマ「SP」(エスピー)です。

いきなりですが、今日はドラマのお話です。
「SP」と言ってもクラシックファンの方が想像されるようなレコードの事じゃないですよ!(一応)
岡田准一さん主演のドラマ「SP」(警視庁警備部警護課第四係)はフジテレビ系列で毎週土曜夜11:10~放送されているようなんですが・・・、

放送前から番組宣伝で、いろいろやってたのは知ってましたが、「また新番組が始まるんだなぁ・・・」くらいにしか思ってませんでした。
そんなくらいにしか思ってなかったので、特に第1話から見てた訳では無いんですが、

先週、チャンネルをポチポチ変えていたら、たまたまこのドラマにチャンネルが合うと、なんとショスタコーヴィチが流れてたんですねぇ!
で、最初は、またCMか何かだと思ってたんですが・・・、ドラマ「SP」だったんですよコレが。

で、何の曲かというと、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」だったんですね!なので、「おお!こんな使われ方をするとは!」とか思いながら見てましたが、劇的な場面で次回につづくになってしまったので、そのつづきを見ると・・・、
またしても、今回ショスタコーヴィチが流れているじゃぁないですか!そして今回は第5番「革命」。こうなると、もうこれは記事書け!ってコトですよね!!(なんて…違うか)

という訳で、今回はドラマとショスタコーヴィチの使われ方を少し・・・。

【第3話】
番組のホームページを見ると、最初に見たのはどうやら見たのは第3話らしく、元総理(露木茂さん)が入院した病院がテログループ(日本人)に占拠され、犯人が病院から総理の自宅に電話して、夫人(島かおりさん)に元総理を人質にした事と、要求を言い渡すシーンでした。
まさか!?の電話に怯えながら犯人が淡々と要求を話すときに「レニングラード」の第1楽章の盛り上がっていく部分が流れます。強烈なトランペットが下降音で下り、まさかの電話に高鳴る鼓動と緊張感を思わせるスネヤドラムの響き!
張りつめた緊張感と共に、電話と持つ手が震え、血の気が引いたような夫人は、もう顔面蒼白で唯々犯人の要求を聴くだけ・・・、

【第4話】
テログループに占拠された病院に、入院中の元総理の警護として居合わせた井上薫(岡田准一さん)はひとりずつ犯人を取り押さえ、残る主犯格の金田(北村有起哉さん)を既に捕らえた犯人のケータイメールで連絡し、おびき寄せます。
主犯格の金田が、呼び出された部屋へ向かうべく病院のエレベータのドアが開くと…「革命」の第4楽章冒頭部分のティパニが「デンドンデンドン・・・」と鳴り始め、いよいよ対決とばかりに勇ましく鳴り響きます!
結局、金田は井上の機転の効いた作戦によって取り押さえられる事になり、事件は解決となるのでした・・・。


ドラマや映画でもクラシック音楽が使われる事はよくありますが、なかなかどうして、「これでもか!」と言わんばかりのニクイ使い方をしているように思えました。
クラシック及びショスタコーヴィチを既にご存じの方なら一発で“ピン”とくるフレーズなんですが、知らない方はドラマ用に作られた曲と思ってる人も以外に多いかも!?

ただ、ショスタコーヴィチのいずれの曲もかなりインパクトのあるフレーズですから、これを機に「あの強烈なBGMは何なんだ!」と興味を持った方は是非一度聴いてみては…?!なんて、あんまり興味無いかな・・・。

さて、一応2週連続でショスタコーヴィチのだったので、ちょっと紹介してみましたが、来週はどうなる事やら・・・、引き続きショスタコーヴィチなのか?或いはストラビンスキーか?レスピーギあたりが来るのか、ちょっと楽しみですが、これっきりって感じもしないでもないような・・・。とりあえず期待しないで来週もチェックするつもりです。

≪早くもサントラ発売≫
果たしてショスタコーヴィチは入っているのか??
SP(エスピー)オリジナルサウンドトラック
菅野祐悟
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

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