初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

歌曲「音楽に寄せて」

2009年02月06日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:「音楽に寄せて」です。

この曲はシューベルトの友人で詩人の「フランツ・フォン・ショーバー」が作詩した作品に曲をつけたものです。

「音楽に寄せて」というタイトル通り、その音楽に寄せる思いを歌ったものですが、丁寧にゆったりと歌い上げるこの曲は、なんとも暖かくしっとりと聴ける一曲です。

歌詞は、いつも通りCDの歌詞カードを参考に多少アレンジしましたが、ハッキリ言って、歌詞の意味を知らなくても十分に味わい深く聴ける一曲です。



 なだらかなピアノ伴奏が始まると、やわらかな声が~心やさしい芸術よ~と
 と歌いだします。
 そして中盤では低音で、~私を覆ったおぞましい灰色の時間に~と続けると、
 今度はゆっくりと高音で~お前は私のこころに熱い愛を燃え上がらせ、
 よりよい世界へいざなってくれた・・・と熱い思いを歌います。
 
 なだらかなピアノの間奏に続き
 静かに~お前の竪琴から流れる吐息が、甘い和音を響かせて~と入り
 ~よりよい世界を私に開いた~ と高音で聴かせると
 ~心やさしい芸術よ、私はそれをお前に感謝する!~と情感たっぷりに歌い
 ~心やさしい芸術よ、私はそれをお前に感謝する!~とゆっくり繰り返し
 最後はピアノがその歌の余韻をじっくりと聴かせるように静かに終わります。


いい曲ですね。CDを買ったときに初めて聴いた曲だと思うんですが、何故かどこかで聴いたことがあるような、(音楽の時間で聴いたのかなぁ?)なつかしい響きがしっとりと耳に届きます。
ゆっくりと、ゆったりと聴かせるこの曲は寒い冬でも、ほんのりと暖かいぬくもりに包まれるような・・・
“音楽に寄せる”シューベルトの思いが熱く伝わる一曲です。

オススメCDに紹介しているように、ソプラノ(アーメリング)の演奏を聴いての紹介ですが、下のCDを紹介しようと思って、いろいろ探してみると、バリトン(男声)の演奏やウィーン少年合唱団なんかも歌ったCDがあったりするので、いろんな歌手の歌を聴き比べてみるのもいいかもしれません。


≪オススメCD≫
ソプラノしか聴いたことないですが、イイですよ。
シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★ →優☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★


≪おすすめシチュエーション≫
ほっこり暖かく聴ける一曲です。

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時計のパーツが欲しかったんですけど、ゲーム付きのやつがあったのでコレにしてみました。
お天気は下に移動しました。他、順番も多少入れ替えてみました。しばらくは、ちょっといろいろいじってみるつもりです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
音楽に寄せて3種 (eyes_1975)
2009-02-06 23:51:54
アーメリングのは別アルバムを持っています。
手持ちを調べてみたらEMIの筋金入りのシューベルト歌唱であるバリトンのフィッシャー=ディースカウ、ムーアのピアノ。同じくEMIのメゾ・ソプラノのルートヴィヒ、パーソンズのピアノがありました。この2つは「楽に奇す」(原題「An die Musik」)と記載されてます。
いずれも歌唱パートは異なるが、ポップス、歌謡曲の競作版のように世界が広がるのではないでしょうか。

>歌詞の意味を知らなくても十分に味わい深く聴ける一曲です。


邦題は違っても原題がわかれば輸入盤でも見つけやすいでしょうね。
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同じ曲でも (けい)
2009-02-07 10:14:25
デゥースカウは定番みたいですね。
「オススメCD」を検索するときもすぐにみつかりました。
バリトンでも聴いてみたい一曲です。
パートや歌手が変わるだけでも、かなりイメージが変わってくるんでしょうねぇ。
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