初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ピチカートポルカ (ヨハン・シュトラウス2世)

2007年06月29日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はヨハン・シュトラウス2世:ピチカートポルカです。

これまでにも何度かこのブログで紹介した「ピチカート」と言うのは、弦楽器の演奏法のひとつで、ヴァイオリンなどの弦楽器の弦を弓ではなく指ではじいて音を鳴らす演奏法の事です。

ヨハンシュトラウス2世はそんなピチカートの演奏だけで、曲を作ってしまったんですね。全曲を通してピチカートしか使われないこの曲は、弓が必要ないため、たいていの場合演奏者は弓を置いて演奏します。

見た目でもちょっと変わった感じがしますが、曲はピチカートのリズムがとても面白く可愛らしい曲ですから、楽しく聴ける一曲だと思います。


 ポン♪と大きなリズムに続き、跳ねるように後に続く小さなピチカート。
 ノックするような投げかけのフレーズに続いて、
 可愛らしいリズムがちょこまかと始ります。小人達がそろって遠足にでも
 出かけるようなとても愛嬌のあるフレーズです。
 やがて、フルートとファゴットが新しいメロディを始めると、相槌を打つような
 グロッケン(鉄琴)が甲高く響きます。
 少し会話が弾むようになると、タンバリンがシャン!シャン!と、
 はしゃぐように響きます。
 そして、賑やかな表情が収まると、またピチカートだけのフレーズになり、
 最後は、テンポを速めると、まるで小走りでどこかへ逃げ出すようにして
 曲を終わります。


約3分と短くて聴きやすい曲なので、初心者にもオススメです。ニューイヤーコンサートでもよく演奏される曲ですが、ニューイヤーではこちらより、同じくJ.シュトラウス2世の「新ピチカートポルカ」が演奏される事が多いような気もします。(数えたこと無いですけど…)
ちなみに、書いてて思いましたが、これまでの記事でも「ピチカート」が使われている曲を何度か記事ごとに紹介していましたが、よく考えれば、もっと最初の方にこの曲を紹介して、記事に「ピチカート」が出るときには、リンクさせればよかったんだ!!と今更ながら気付いてしまった今日この頃です。


≪オススメCD≫
ニューイヤーコンサートでも十八番です。
ニュー・イヤー・コンサート
マゼール(ロリン), マーゼル(ロリン), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, J.シュトラウス, シュトラウス, Jo.シュトラウス
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
ピチピチ♪チャプチャプ♪ランランラン♪みたいな曲です。


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2 コメント

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新ピチカート・ポルカ (eyes_1975)
2007-06-30 21:45:02
「ピチカート・ポルカ」はシュトラウスが弟・ヨーゼフと共作説があるようです。曲を作ったのはヨーゼフで考案したのはヨハンの方。あるいは逆の見方もあるそうだ。
また、「新ピチカート・ポルカ」はヨハンが1人で作った。
私はボスコフスキー、ウィーン・フィルしか持っていませんが、オケを使わずにピチカートだけで奏でるのがシュトラウス兄弟のアイデアだったのでしょうね。
返信する
そうみたいですね (けい)
2007-06-30 23:45:36
ヨハンとヨーゼフのシュトラウス兄弟の曲はニューイヤーコンサートでも定番ですよね。
「新ピチカートポルカ」も楽しい曲ですから、2曲を聴き比べてみても面白いですよね。
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