初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

オーケストラの楽器(木管楽器)

2009年11月28日 | どれにしよう?
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、オーケストラの楽器(木管楽器)です。


さて、前回(弦楽器)に続いて今回は木管楽器を紹介してみようと思いますが、
前回と同様に、簡単な紹介と音のイメージを書いているだけなので、詳しい内容は専門書、あるいは楽器店にご相談ください。(って別にブログで売ってる訳じゃないけど)

フルート[高音域]
バロック時代や初期の頃は文字通り木製の楽器だったんですが、現在は主に金属で出来ているものが多いこの楽器。役割とそのなごりからも、現在も木管楽器として分類されています。
音としては、さわやかに吹く風のような、軽やかな音色が魅力的で、メロディパートを演奏する事もありますが、どちらかというと、主メロディの「あいの手」みたいな役割でうまく雰囲気を演出するイメージが強い楽器です。
モーツァルト:フルート協奏曲第1番&第2番,フルートとハープのための協奏曲
ゴールウェイ(ジェームズ)
BMG JAPAN

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ピッコロ[高音域]
フルートの約半分の長さの小さなこの楽器。小さいですがピリリとスパイスを利かせたようなこの音色は、インパクトもあり、存在感は抜群です。
オーケストラでは、フルート奏者が持ち替えによって演奏する事が多く、どの曲にも必ず登場する楽器という訳では無いようですが、それでも一度聴いたらそのメロディが忘れられなくなるような甲高いあの音色が特徴的です。
Dedication
菅原潤
フォンテック

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クラリネット[高音域・中音域]
なめらかな音色が特徴のこの楽器。人間の声(女声)に近いなんて話も聞いた事がありますが、コミカルで妙に明るい音色はそのメロディも自然に明るいものが多い気がします。
メロディパートもさる事ながら、音の下地を演出したりと多彩な効果を発揮しています。
また、種類も多く、アルトクラリネット、ハスクラリネット他、曲によって登場するものもあるようです。
華麗なるクラリネットアンサンブルの世界6
東京クラリネットアンサンブル
ALM RECORDS

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オーボエ[高音域]
あたたかく、やわらかい音色から、カラッとした爽快な響き、そしてカツカツとつつくようなけたたましい音色まで、変幻自在のこの楽器、メロディパートとしても存在感はありますが、表情が多彩な事もあって、その用途も様々な場面で活躍しているイメージがあります。
ロマンティック・オーボエ(2枚組)

Brilliant Classics

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イングリッシュホルン[中音域]
いろんな意味でちょっとややこしいこの楽器。まず名前にホルンとついてますが、あの金管楽器のホルンの親戚ではなく、どちらかというと音色的にはオーボエの親戚。そして「ウィキペディア」で「イングリッシュホルン」と検索すると「コーラングレ」として掲載されています。(アニメ「のだめカンタービレ」でもそうだった。)
更にその音色もオーボエとそっくり!(このブログでもその音を間違えて紹介してるかも?!)
音域としてはオーボエよりも少し低いパートになっています。
また、ピッコロと同様に、オーボエ奏者が持ち替え楽器として、演奏するケースも多く、その意味ではいわゆるオーケストラのレギュラー楽器ではないようですが、
曲としてはどドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の第2楽章のあの有名なメロディ「♪遠き~山に~」
≪絵が探せなかった…≫

ファゴット[低音域]
こちらはやはり「ウィキペディア」によると英語読みで「バス―ン」または「バズーン」と表記される事もあるようです。そして「のだめカンタービレ」によると「バソン」なんて呼ばれたりもしますが、あれはモノ自体が微妙に違うのかな?!
音色としては基本的にコミカルな音のイメージがあります。一方暗く、ともすればジメッとしたような音を出すときもあります。
最初は正直、何故この楽器がオーケストラに標準装備されているのかが、ちょっと不思議でしたが、この楽器があることで、曲に起伏をつけたり、微妙なニュアンスを表現したりするときには、もってこいの楽器なのかもしれません。
たいていの場合はピッコロやイングリッシュホルンと違ってレギュラーメンバーの一員です。
ファゴット・レボリューション~秘曲集
白石光隆 工藤淳子
キング・インターナショナル

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サクソフォーン(楽器によって音域も変わる)
こちらは、クラシック音楽というより、ジャズ楽器としての方が有名ですが、曲によってはクラシック音楽でも使用されている事があります。
いわゆる「サックス」ってヤツですね。
こちらは、もちろん皆さんご存じのとおり金属で出来た楽器ですが、楽器の作り的に木管楽器と分類されています。
音色は言うまでもなく、あの妖艶な魅力漂うセクシーな音がこれまでの木管楽器にはない味を出しています。
楽器の種類も音域によって多彩で、有名な、アルトサックス、テナーサックスから、高音域のソプラノサックス、低音のバリトンサックスなど、この他にも種類はあるようです。
オリジナル・サクソフォーン [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ12]
井上麻子/篠原康浩/中谷龍也/飯守伸二/中野聡子
浜松市楽器博物館

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リコーダー(楽器によって音域も変わる)
この楽器が我々素人の一般人からすると、お馴染みで親しみやすい楽器ですね。
いわゆる「たて笛」ってヤツです。
学校でもやりましたよね。ソプラノリコーダーとアルトリコーダーは義務教育でも必須項目なので、皆持ってる楽器なのかも?!

歴史も古くヨーロッパでは中世~ルネサンスあたりから用いられクラシック音楽では初期のバロック時代には、この楽器の曲も多く作曲されていたようです。
しかし、現在ではその音量の小ささなどの理由からオーケストラのレギュラーメンバーにはなっていませんが、クラシック音楽の元祖と言える楽器なのかもしれないですね。


例によっていつものように、かなり独断と偏見に基づいていろいろ、書いてますが、だいたいのイメージを捉える事ができればクラシック音楽を聴く楽しみも増えるんだと思います。
ちなみに、紹介しているCDはあくまで見た目重視で、絵的に楽器がわかりやすいものを選んでいるので、ほぼ聴いた事のないものばかりですから、あしからず。


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