初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

皇帝円舞曲  (ヨハン・シュトラウス2世作曲)

2006年09月21日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はヨハン・シュトラウス2世:「皇帝円舞曲」です。

さて、昨日紹介していた「ドラマ結婚できない男」にも出てきたこの曲なんですが、昨日紹介した記事の中に1曲も既に書いていた記事が無かったので今日はこの曲にしてみました。ワルツはやっぱりいいですよね。ウキウキワクワクです。その中でもこの曲は有名で、おそらく聴けば、「あ~この曲ね。」なんて言ってしまう曲なんだと思います。

 「皇帝円舞曲」のタイトルはCDの解説によると、元々は「手に手をとって」という曲名だったようですが、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世とオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフがこの曲の演奏会にそろって出席したため、こんなタイトルになったんだそうです。


 ひっそりとした行進曲のリズムがだんだんと盛り上がり大行進へと変わっていきます。
 そして、ゆったりしたチェロのソロが流れると・・・、賑やかなワルツのメロディに
 変わります。軽快なワルツのリズムがとてもさわやかに響きます。途中に入るフルート
 やスネヤドラム(小太鼓)の響きが曲に彩りを加えていきます。その後メロディが
 トランペットに引き継がれると、曲も一層華やかに聴こえてきます。
 中盤に曲調を変えると今度はヴァイオリンの響きが艶やかに曲を演出します。気分は
 もうウィーンにいる心地ですね。
 一度繊細なフレーズを聴かせるとまた派手に盛上がる。この変幻自在な落差も聴き
 どころだと思います。最後には静かになりチェロのしっとりとしたソロを十分に楽し
 ませてくれるとラストはオーケストラ全体でビシッと決めてくれます。


ニューイヤーコンサートでも常連のこの曲ですが、改めて聴いてみても思わず肩を揺らしながらワルツのリズムに酔いしれてしまう名曲です。久々にこれなら初心者の方でも十分に満足して楽しく聴ける曲だと思います。


≪オススメCD≫
定番のワルツがたくさん入ったCDです。
美しく青きドナウ~ウィーン・フィル・シュトラウス・コンサート
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, J.シュトラウス, クリップス(ヨゼフ), カラヤン(ヘルベルト・フォン), Jo.シュトラウス
ユニバーサルクラシック

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※2006年9月20日 復旧致しました。大変ご迷惑をおかけ致しました。
だそうです。「オススメ投稿」が直りました!gooの人ありがとう!


【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆  →舞☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
代表的なワルツで心も軽く弾んでしまう一曲です。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にゃぁ~)
2006-09-21 01:59:52
夏から、社交ダンスを始めました。そして、今日は、ワルツの日でした!さっそく、お勧めCDを注文してしまいました。
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ラストエンペラー (eyes_1975)
2006-09-21 17:45:27
eyes_1975です。1980年代の大作映画「ラストエンペラー」に使われました。オリエンタル・チックにウィンナ・ワルツが映画と曲がマッチしています。ドイツ語「Kaiser-Walzer」をそのまま邦題にしていますね。
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オシャレですねぇ (けい)
2006-09-21 20:55:30
にゃあ~さん、スミマセン遅くまで更新をお待ち頂いて、恐縮です。

社交ダンスなんてステキですね。テレビでも芸能人の大会とかを見ていると、カッコイイですよね。ワルツ踊るのは難しそうですけど、華麗に踊れるように頑張ってくださいね。
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ラストエンペラーですか (けい)
2006-09-21 21:01:05
クラシックって結構、映画にも使われてたりしますよね、eyes_1975さん。

ラストエンペラーはチョコッとしか見た事なかったので知りませんでした。「へぇ~」補足トリビアありがとうございます。また、何かあれば宜しくお願いしまーす。
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