初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

管弦楽、室内楽、器楽って

2009年06月02日 | どれにしよう?
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は「管弦楽、室内楽、器楽って」です。


クラシック好きの人ならば、既におなじみのこの言葉。
今更説明するのもアレなんですが・・・、CD店なんかに行くとクラシックのコーナーには、並べ方として、作曲家名の「アイウエオ順」になっていたり、「アルファベット順」になっていたりします。
大型店舗に行くと更に、その作曲家の中でも「交響曲」や「協奏曲」といった感じに細かく分けられたりもしています。

逆に、小型店舗のこじんまりとしたお店の場合は、作曲家別ではなくて、いきなり「交響曲」「協奏曲」「歌劇」「管弦楽」「室内楽」・・・という風にジャンル別に並べられている事もあります。

普段は何気に、お目当ての曲を探したり、何かよさそうなCDは無いかと、いろいろ物色しながら普通に見たりしてますが・・・、
「待てよ・・・」自分の場合はある程度、ざっくりとは知ってるつもり、なので特に気にも留めたりはしませんでしたが・・・、

ひょっとして、「クラシック初心者」には、こういう事を書いた方がいいんじゃないか?!と、いつものように思いつきでgoo辞書の記述を交えながらちょっと紹介してみます。


 まず「交響曲」や「協奏曲」、「歌劇」なんかは、そのまま曲のタイトルだったりするので、これは特に問題ないと思いますが・・・、
ちょっと思ったのが「管弦楽」というくくり。

goo辞書によると
【管弦楽】「(1)種々の管楽器・弦楽器・打楽器を組み合わせた洋楽の大規模な合奏。普通、各声部に複数の奏者のいるものをいう。オーケストラ。
(2)(1)で演奏する楽曲。 」
と、なっていますが、え!?そんな事いったら、交響曲や協奏曲だって同じオーケストラのための曲じゃないか!!(なんて屁理屈を言ってみたりして)

しかし、この場合のCD店の言う「管弦楽」は、曲のタイトル的に言えば、「組曲」や「交響詩」、中には「序曲集」や「行進曲」もおそらくこの部類に多く含まれている事でしょう。
まぁ、このブログで言う「ちょっとした曲」(オーケストラのための)なんかもこの区分に含まれてくる事になるんでしょう。


そして、今度は「室内楽」
こちらも同じくgoo辞書によると
【室内楽】「小編成の器楽合奏音楽。普通、二名以上九名ぐらいまでの演奏者で行うものをさす。チェンバー-ミュージック。 」
こちらは、「小編成」という意味ではそのまんまですが、タイトル的に言えば、ヴァイオリンソナタ他、各種「ソナタ」などがあり、加えて弦楽四重奏や、シューベルトの「ます」みたいに弦楽四重奏+αみたいな曲が分類されているようです。

最後に「器楽」
goo辞書では【器楽】「楽器のみで演奏する音楽。 ⇔声楽 」
って・・・そんなもん!「歌劇」以外、全部楽器だけの演奏じゃ~!!!
と、思わず叫んでしまいましたが、
CD店の言うところの「器楽」は概ねピアノ単独演奏の曲。ピアノのための組曲とか変奏曲。
このブログで言うところの「ちょっとした曲」(ピアノ曲)だったり、ショパンやドビュッシー、などの「練習曲」や「前奏曲」なんかが分類されていたりするようです。


てな感じですが、別に今回はgoo辞書やCD店の記述にケチをつけたい訳じゃなくて、(goo辞書はCD店の記述を説明してる訳じゃないし、CD店はジャンル分けをした時に幅広い意味に取れるようにしてるだけだと思う。)

CMとか何かのきっかけで、なんとなくクラシックを聴きたくなって、CD店に行ったものの、多く並んでる中のどの部類にあるかというのが、ちょっとでも分かりやすくなればなぁ・・・。
くらいの感じなので、一応念のため。

特に「管弦楽」のくくりは多くの店舗で目にする表示ですが、「序曲」とか「行進曲」を探しに来たのに、このジャンル表示だけを見て、「この店には置いてないのか?!」という結論になるのはちょっと早いので、その説明がてら、よかったら参考にしてみてください程度でご笑読ください。


とかなんとか、言ってますが、この間の話みたいに、お目当ての曲があれば店員さんに聞くのが一番手っ取り早いのは言うまでもありませんが、
店舗によっては、一般的にクラシックCDがおそらく売れ筋商品ではない事が多いので、店員さんも意外と知らなかったり(クラシックに関しては)する事もあったりするので、おせっかいは承知の上での今回のブログでした。

加えて、ここまで言っておいて今更アレなんですが、上記の説明は個人的な各種店舗に行ったときのざっくりとした見方なので、各店舗によって若干の誤差があると思いますからあしからずご了承ください。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
紛らわしいジャンルがあります (eyes_1975)
2009-06-03 22:49:15
その1:バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデルなどの「古楽」や「現代音楽」全てのジャンルに当てはまります。ベートーヴェンやモーツァルトといった定番とは独立したジャンルなのですね。
その2:「器楽」はポピュラー、ジャズでは「インストゥルメンタル」(イージー・リスニング)ともいう。
大型店ではその辺も見落とさないようにしないとね。
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ジャンルいろいろ (けい)
2009-06-04 20:17:22
CD店に行くといろいろとジャンル分けされてますよね。
確かに「器楽」とかにはCDによってはクラシックとか関係なく「イージーリスニング」的なものと一緒に並べられていたりするときもありますが、
お店側としても限られたスペースを有効的に活用しようと、いろいろ試行錯誤されてるんでしょうねぇ。
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