たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はイベール:ディヴェルティメントです。
「ディヴェルティメント」というと、この間紹介したモーツァルトの曲を一番に思い出してしまいますが、他にもこのタイトルで書いてる作曲家がいたんですね。(あたりまえか。)
一応、前にも書いた「goo辞書」によると、「一八世紀後半に愛好された器楽合奏曲。比較的短い楽章からなり、楽器編成も小さい。嬉遊曲 (きゆうきょく)」
ということみたいです。
が、モーツアルトの曲とはエライ違い。明るい、楽しい、という意味では同じですが、底抜けに明るいというか、もう大変。とにかく賑やかで派手な曲です。
曲の構成はそれぞれにサブタイトルがついていて、組曲みたいな感じになっていますが、どの曲もコミカルでユーモアたっぷりに聴かせてくれます。
導入部:おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかな曲調で始まると、
トランペットは鳴り響き、シンバルや、バスドラムは打ち鳴らされるはで
とにかくてんやわんやの大騒ぎ、トランペットを中心に
いろんな楽器がいろんなところから顔を出したりひっこめたりしている
うちにあっ!という間に終わってしまいます。
行列:うっすらとモヤがかかったような中からイングリッシュホルンが
ふんわりとフレーズを覗かせたかと思うと、急にミュート(弱音器)トランペット
がカタカタと鳴り始め、一気に明るくなります。
弦楽器も慌ただしく響き、メロディを奏でたかと思うと、また管楽器の
フレーズが、
そして、ようやくスネアドラムとバスドラムが行進曲らしいリズムを
刻みだしたかと思うと、トランペットが朗々と歌いだしたり、
そうかと思うと、千鳥足のようにフラリとゆれたり、コミカルな演奏を
聴かせてくれます。
最後は、一気に駆け抜けるように突っ走って、サラッと終わります。
夜想曲:重々しい空気を奏でるようにコントラバスなどがじんわりと
はじめると、なんだか怪しげな雰囲気のある曲です。
中低音の弦楽器がかぶせると、更に不気味な空気が立ち込めるように
静けさの中にもただならぬ気配を感じます。
そして、どこからともなく、ピアノのがカタカタと鳴ったかと思うと、
そのまま静かに終わってしまいます。
ワルツ:低音の弦楽器がグイグイっと引っ張るように始まると、
トランペットのリズムでワルツが始まります。
可愛らしいクラリネットのメロディが響き、弦楽器が綺麗にリードすると、
足早にワルツが進んでいきます。
クラリネットとミュートトランペットでつなぎ、トランペットが更に
盛り上がると、
トロンボーンのふんわりとしたフレーズにワルツも盛り上がり、
一気に加速をつけて終わります。
パレード:ピアノの規則正しいリズムにのってファゴット、トランペットが
軽くフレーズを刻みながら曲を続けます。
途中、急に雰囲気が変わってフルートが軽やかなメロディを鳴らすと、
トランペットが華やかに鳴り響き、まさにパレード気分になります。
ピッコロはまるで指笛のように響いていきます。
するとまた、急に規則正しいリズムに戻ってスネアドラムが響き、
だんだんとボリュームを抑えて静かに終わります。
終曲:ピアノが不規則に、ひとつずつ和音を聴かせたかと思うと、
突然トランペットが運動会のように鳴り響き、そこからはまるで競争するかの
ように弦楽器が鳴り響き、派手に盛り上がります。
すると、陽気なトランペットが響き、ホイッスルはピー!と鳴るは
ウッドブロックも打ち鳴らされ、とにかくもう、みんなガンバレ!
みたいな大騒ぎになります。
すると、プワ~ンプワ~ン♪と気の抜けたようなミュートトランペットが
響くと、また一斉に大騒ぎが始まり最後までにぎやかに盛り上げていきます。
上みたいに文字で書くと少し長くなってしまいましたが、とにかく展開が速いので、あっという間に次々に進んでいきます。
演奏時間は、どの曲もそれぞれ2~3分程度の短い曲ばかりで、全曲を聴いても約15分前後と言ったところでしょうか?
まぁ、とにかくにぎやかで面白おかしい曲ばかりです。
ちなみにCDの解説によると、「<ディヴェルティメント>はラビッシュの喜劇「イタリアの麦藁帽子」の映画化のために書かれた劇中音楽に基づいて・・・その中から主要な6曲を選んで室内管弦楽のための組曲に編曲しました・・・。」との事です。
≪オススメCD≫
フランス音楽いろいろ
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
パッと明るくにぎやかに!大騒ぎしたような一曲です。
今日はイベール:ディヴェルティメントです。
「ディヴェルティメント」というと、この間紹介したモーツァルトの曲を一番に思い出してしまいますが、他にもこのタイトルで書いてる作曲家がいたんですね。(あたりまえか。)
一応、前にも書いた「goo辞書」によると、「一八世紀後半に愛好された器楽合奏曲。比較的短い楽章からなり、楽器編成も小さい。嬉遊曲 (きゆうきょく)」
ということみたいです。
が、モーツアルトの曲とはエライ違い。明るい、楽しい、という意味では同じですが、底抜けに明るいというか、もう大変。とにかく賑やかで派手な曲です。
曲の構成はそれぞれにサブタイトルがついていて、組曲みたいな感じになっていますが、どの曲もコミカルでユーモアたっぷりに聴かせてくれます。
導入部:おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかな曲調で始まると、
トランペットは鳴り響き、シンバルや、バスドラムは打ち鳴らされるはで
とにかくてんやわんやの大騒ぎ、トランペットを中心に
いろんな楽器がいろんなところから顔を出したりひっこめたりしている
うちにあっ!という間に終わってしまいます。
行列:うっすらとモヤがかかったような中からイングリッシュホルンが
ふんわりとフレーズを覗かせたかと思うと、急にミュート(弱音器)トランペット
がカタカタと鳴り始め、一気に明るくなります。
弦楽器も慌ただしく響き、メロディを奏でたかと思うと、また管楽器の
フレーズが、
そして、ようやくスネアドラムとバスドラムが行進曲らしいリズムを
刻みだしたかと思うと、トランペットが朗々と歌いだしたり、
そうかと思うと、千鳥足のようにフラリとゆれたり、コミカルな演奏を
聴かせてくれます。
最後は、一気に駆け抜けるように突っ走って、サラッと終わります。
夜想曲:重々しい空気を奏でるようにコントラバスなどがじんわりと
はじめると、なんだか怪しげな雰囲気のある曲です。
中低音の弦楽器がかぶせると、更に不気味な空気が立ち込めるように
静けさの中にもただならぬ気配を感じます。
そして、どこからともなく、ピアノのがカタカタと鳴ったかと思うと、
そのまま静かに終わってしまいます。
ワルツ:低音の弦楽器がグイグイっと引っ張るように始まると、
トランペットのリズムでワルツが始まります。
可愛らしいクラリネットのメロディが響き、弦楽器が綺麗にリードすると、
足早にワルツが進んでいきます。
クラリネットとミュートトランペットでつなぎ、トランペットが更に
盛り上がると、
トロンボーンのふんわりとしたフレーズにワルツも盛り上がり、
一気に加速をつけて終わります。
パレード:ピアノの規則正しいリズムにのってファゴット、トランペットが
軽くフレーズを刻みながら曲を続けます。
途中、急に雰囲気が変わってフルートが軽やかなメロディを鳴らすと、
トランペットが華やかに鳴り響き、まさにパレード気分になります。
ピッコロはまるで指笛のように響いていきます。
するとまた、急に規則正しいリズムに戻ってスネアドラムが響き、
だんだんとボリュームを抑えて静かに終わります。
終曲:ピアノが不規則に、ひとつずつ和音を聴かせたかと思うと、
突然トランペットが運動会のように鳴り響き、そこからはまるで競争するかの
ように弦楽器が鳴り響き、派手に盛り上がります。
すると、陽気なトランペットが響き、ホイッスルはピー!と鳴るは
ウッドブロックも打ち鳴らされ、とにかくもう、みんなガンバレ!
みたいな大騒ぎになります。
すると、プワ~ンプワ~ン♪と気の抜けたようなミュートトランペットが
響くと、また一斉に大騒ぎが始まり最後までにぎやかに盛り上げていきます。
上みたいに文字で書くと少し長くなってしまいましたが、とにかく展開が速いので、あっという間に次々に進んでいきます。
演奏時間は、どの曲もそれぞれ2~3分程度の短い曲ばかりで、全曲を聴いても約15分前後と言ったところでしょうか?
まぁ、とにかくにぎやかで面白おかしい曲ばかりです。
ちなみにCDの解説によると、「<ディヴェルティメント>はラビッシュの喜劇「イタリアの麦藁帽子」の映画化のために書かれた劇中音楽に基づいて・・・その中から主要な6曲を選んで室内管弦楽のための組曲に編曲しました・・・。」との事です。
≪オススメCD≫
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
パッと明るくにぎやかに!大騒ぎしたような一曲です。