たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番です。
この曲は、「無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータ」という全部で6曲からなるシリーズのうちの一曲です。それぞれ「ソナタ」と「パルティータ」が、それぞれ第3番まであります。
そして、今日紹介するのが、その第1番です。
普通の「ヴァイオリンソナタ」の場合はたいてい、ヴァイオリンソロにピアノ伴奏がつきますが、この曲の場合、タイトルにも「無伴奏」とあるように、ピアノ無しのヴァイオリンだけの演奏になります。(パルティータも同様)
ヴァイオリン1台でリズム、メロディ、ハーモニーの一人三役みたいな事をしていますから、この音の感覚に慣れるまで若干時間が居る曲かもしれません。
ただ、透きとおるようなヴァイオリンの音色がまっすぐ響くこの曲なので、単純に聴けば「スッキりと美しい曲」として聴けると思います。
また、ヴァイオリン1台だけなので、フルオーケストラとは違ったソロの迫力も十分に伝わってくる一曲といえるのかもしれません。
第1楽章:ゆっくりと入る和音の中から、ひとつ抜けた音がまっすぐに伸びると、
その音は、しなだれるように悲しいメロディを奏でていきます。
他の音で和音の伴奏を入れながら、ただ切々と歌うように静かに真剣な表情で
しずしずと語っていきます。
第2楽章:楽器は1台のはずなのに、初めのメロディを追いかけるような低音の
フレーズ。まるで2台のヴァイオリンがそのフレーズを掛け合うような響きが、
淡々と、切々と重なっていきます。
特に速いフレーズという訳ではありませんが、しっかりとした響きを刻む
低音と、高音の響きが交互に響くと絶妙なコンビネーションがぴったりと息を
合わせたようにしっかりと響きます。
第3楽章:低音のフレーズがゆっくりと入ると、その上に高音のフレーズが
ゆっくりと重なっていきます。
やや、落ち着いた面持ちのフレーズがなめらかに響くと、
やはり、どこか影のあるうつろな表情にも聴こえてきます。
伸びやかにふくらむその音に、もうひとつの音が重なると、一瞬少しだけ
宙に浮いたような感覚が、ふわりと響く、そんな曲です。
第4楽章:小走りなフレーズがはじまると、最初はひとつだった音が次第に
ふたつに分かれていくようなそんな感覚を覚えます。
何度もくりかえすようなフレーズが重なる度に、くりかえされる度に、
脳裏に焼きつけられるように響きます。
まるで、こだまするように響く音色が鮮やかに響くと、
最後はそれをきっちりと締めくくるような長い和音で終わります。
ヴァイオリンオンリーの一曲なので、演奏者の特徴が伝わりやすい一曲なのかもしれません。(といってもシェリングしか聴いたことないんですが…)
はじめて、この曲を聴いたときは「ヴァイオリン一台」というかなり“まれ”な演奏スタイルも手伝ってか、その音色に引き込まれるように釘付けになって聴いていましが、ちょっとでも油断すると、「アレ?どこからそう来て、今こうなったんだけか?」と、聴いていても“おいてけぼり”をくったようにも感じてしまう事もありましたが、
この曲自体も、演奏者も含めて特徴的な一曲(全6曲)といえると思います。
≪オススメCD≫
たいていのCDは2枚組全6曲のものが多いみたいです。
【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ →真☆☆☆☆☆
楽:★★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
一本勝負!の一曲
今日はバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番です。
この曲は、「無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータ」という全部で6曲からなるシリーズのうちの一曲です。それぞれ「ソナタ」と「パルティータ」が、それぞれ第3番まであります。
そして、今日紹介するのが、その第1番です。
普通の「ヴァイオリンソナタ」の場合はたいてい、ヴァイオリンソロにピアノ伴奏がつきますが、この曲の場合、タイトルにも「無伴奏」とあるように、ピアノ無しのヴァイオリンだけの演奏になります。(パルティータも同様)
ヴァイオリン1台でリズム、メロディ、ハーモニーの一人三役みたいな事をしていますから、この音の感覚に慣れるまで若干時間が居る曲かもしれません。
ただ、透きとおるようなヴァイオリンの音色がまっすぐ響くこの曲なので、単純に聴けば「スッキりと美しい曲」として聴けると思います。
また、ヴァイオリン1台だけなので、フルオーケストラとは違ったソロの迫力も十分に伝わってくる一曲といえるのかもしれません。
第1楽章:ゆっくりと入る和音の中から、ひとつ抜けた音がまっすぐに伸びると、
その音は、しなだれるように悲しいメロディを奏でていきます。
他の音で和音の伴奏を入れながら、ただ切々と歌うように静かに真剣な表情で
しずしずと語っていきます。
第2楽章:楽器は1台のはずなのに、初めのメロディを追いかけるような低音の
フレーズ。まるで2台のヴァイオリンがそのフレーズを掛け合うような響きが、
淡々と、切々と重なっていきます。
特に速いフレーズという訳ではありませんが、しっかりとした響きを刻む
低音と、高音の響きが交互に響くと絶妙なコンビネーションがぴったりと息を
合わせたようにしっかりと響きます。
第3楽章:低音のフレーズがゆっくりと入ると、その上に高音のフレーズが
ゆっくりと重なっていきます。
やや、落ち着いた面持ちのフレーズがなめらかに響くと、
やはり、どこか影のあるうつろな表情にも聴こえてきます。
伸びやかにふくらむその音に、もうひとつの音が重なると、一瞬少しだけ
宙に浮いたような感覚が、ふわりと響く、そんな曲です。
第4楽章:小走りなフレーズがはじまると、最初はひとつだった音が次第に
ふたつに分かれていくようなそんな感覚を覚えます。
何度もくりかえすようなフレーズが重なる度に、くりかえされる度に、
脳裏に焼きつけられるように響きます。
まるで、こだまするように響く音色が鮮やかに響くと、
最後はそれをきっちりと締めくくるような長い和音で終わります。
ヴァイオリンオンリーの一曲なので、演奏者の特徴が伝わりやすい一曲なのかもしれません。(といってもシェリングしか聴いたことないんですが…)
はじめて、この曲を聴いたときは「ヴァイオリン一台」というかなり“まれ”な演奏スタイルも手伝ってか、その音色に引き込まれるように釘付けになって聴いていましが、ちょっとでも油断すると、「アレ?どこからそう来て、今こうなったんだけか?」と、聴いていても“おいてけぼり”をくったようにも感じてしまう事もありましたが、
この曲自体も、演奏者も含めて特徴的な一曲(全6曲)といえると思います。
≪オススメCD≫
たいていのCDは2枚組全6曲のものが多いみたいです。
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ(全6曲)シェリング(ヘンリク)ユニバーサル ミュージック クラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ →真☆☆☆☆☆
楽:★★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
一本勝負!の一曲