初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

序曲「謝肉祭」 (ドヴォルザーク作曲)

2007年08月04日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」です。

ドヴォルザークは演奏会用の序曲を「自然の人生と愛」というタイトルで3つ作曲していたようですが、今回の「謝肉祭」もそのうちのひとつで、他には「自然の王国で」と「オセロ」という曲のようです。

しかし、「謝肉祭」以外の2つの曲はあまり演奏される機会が無く、現在はこの曲だけが有名になっているようです。

曲調はとにかく派手で賑やかですから、かなりノリノリの曲です。


 シンバルやタンバリンが賑やかに鳴り響き、オーケストラがダイナミックな
 演奏から入るまさにお祭り騒ぎの派手な曲です。
 金管楽器も賑やかにトロンボーンが大活躍します。楽しさがあふれんばかりの
 とても愉快な曲調が続きます。
 イングリッシュホルンが流れると、少し落ち着いて弦楽器のしなやかなメロディ
 が始まり、木管楽器もゆるやかに聴かせていきますが、
 ホルンが鋭く響くと再び賑やかさを取り戻して、おおはしゃぎするように
 盛上がっていきます。
 イングリッシュホルンの音色で、ようやく落ち着いていくと、今度は弦楽器も
 やさしいフレーズに変わります。
 ハープが鳴り、途中に表れるヴァイオリンソロは美しくしっとりと聴かせてくれます。
 ゆったりとした雰囲気の中にいると、
 急に弦楽器がどよめきはじめて、まるで嵐でも来たかのように激しくなり
 トロンボーンやホルンが叫ぶように盛上げていきます。
 もう、こうなると手が付けられないくらい派手に舞い上がり、トランペットは響き
 タンバリンやトライアングルは打ち鳴らされ、シンバルが鳴り響くと最後まで
 一気に駆け抜けるように賑やかなまま終わります。


最初から最後まで、賑やかな曲です。途中にヴァイオリンソロが入ると少し落ち着いて聴けますが、それ以外はとにかく派手に打楽器や金管楽器がドンドン、バリバリ鳴らしまくりますから、ストレス解消にもいい曲かもしれません。


≪オススメCD≫
このCDに入ってます。
ドヴォルザーク:作品集
オムニバス(クラシック),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ドヴォルザーク,ボザール・トリオ,バイエルン放送交響楽団,クーベリック(ラファエル)
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
大音量で聴くとかなりストレス発散ができそうですが、周りの人にストレスを与えないよう音量には気をつけましょう。


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