初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第10話)

2010年03月20日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第10話)です。

ルイと千秋の共演はのだめが予想した以上の出来栄え。このうえのだめは何を望む事ができるのか?途方に暮れたのだめは疾走。学校を休みシュトレーゼマンの言うままにオーケストラと共演。
のだめの実力?をうまく引き出したシュトレーゼマンとの共演は見事なまでに大成功を収める。
が、のだめはひとりポカンと立ちつくし、楽屋へ来た千秋とも会おうとせず・・・。

【Lesson10】

「見た~??ネットの動画サイト、あれウチの生徒らしいわよ!」というセリフから始まると、フランクとターニャもびっくり、そしてユンロン、黒木君。更には東京でも…峰君に真澄ちゃん、マキちゃんにハリセンこと江藤先生に谷岡先生。(なつかしい)更には千秋の叔父さんまで(会議中?)
知らぬはのだめの実家の家族のみ。(どうやらパソコン自体がないのかな)

そして、当然パリのオクレール先生もその動画を眺めて、「シュトレーゼマン・・・」とつぶやくとオープニング。

CM開けはシュトレーゼマンのマネージャー、エリーゼが事務所で噂の主「のだめ」に関する連絡を受けてひっきりなしに鳴る電話を対応するのでした。
そして、のだめを働かせるべく次のコンサートの話に夢中になり、ひとりで舞い上がるのですが・・・
そばにいるのだめは、パジャマのままぐったり。エリーゼがどんなに必死に話しかけようが、気の抜けた表情でうつろな目を見せるだけでした。
ようやく、意識が戻っても「出来ない、弾けない・・・」と言うのが精いっぱいのようで、そのまま、また膝をかかえる。

のだめの携帯にも千秋から連絡が入るが、のだめは形態を置いてそのまま部屋を飛び出していくのでした。

一方、電話をかけた千秋も…状況が把握できないままイタリアのヴィエラ先生の元へ帰ってはきたものの[一時停止]状態で、仕事も手に着かない様子。

その後、シュトレーゼマンも事務所へ帰ってくると、既にのだめはおらず、エリーゼに事情を聞くと、顔面蒼白に・・・。


その頃、のだめは、何故かしかもいつの間にかエジプト?!に、しかも夜の酒場でひとりくだを巻いて酒を飲むのでした。バーのおやじに話を聞かれると…
「先輩と一緒にいくハズだったのに、違う人といってしまったんデス。」と話すが、おやじは旅行の話と取り違えている様子。

そしていつものように、ホールのロビーでぐずっているシュトレーゼマンは、ばったりとオクレール先生に会うと、
オクレール氏はシュトレーゼマンに「なんて事をしてくれたのか!!」と激しくその感情をぶつける。「あの子は音楽は好きですが、この業界が嫌いです、最近せっかく、少しずつ音楽と向き合えるようになったのに…」とシュトレーゼマンをなじる。

一人旅だったのだめも、偶然、相部屋になった女性と部屋を出ると、見知らぬ男性から声を掛けられる「見たよ!ネットのコンチェルト!」と、どうやらシュトレーゼマンのファンだった彼は、ネットで見たのだめの演奏をえらくお気に入りで、隣にいたルームメイトもちょっとびっくり。
そして、「のだめもう、ちゃんとやったからいいでしょ!」とエジプトの月を見上げるのだめでした。

なかなか連絡の取れないのだめの原因でもあるシュトレーゼマンは、千秋と酒場で・・・千秋が避けられているのは・・・「僕と一度やったら最高に気持ち良くて、今更千秋となんかしたくないという事ですね。」とサラッと言うシュトレーゼマン(さすがエロおやじココだけ書くと妙に卑猥ですが…)
思わず噴き出してせきごむ千秋。

その頃、TGVを乗り過ごしてしまったのだめは、パリを通過してベルギーはブリュッセルで、宿代もなくホテルの物置で一人寂しく眠りに就きますが、眠れず千秋のシャツを取り出すと、それをグッと抱えて「センパイ、センパイ」とつぶやきながら目には大粒の涙を浮かべるのでした。

そして、ようやくパリの下宿にたどり着いたのだめは、留守電に家族の驚きのメッセージを聞くと、疲れ果てたのだめは、その場に座り込みます。
すると、すごろくの分岐点が現れる。

1.プロコース(エリーゼの元へ投降)
2・日本コース(大川(実家)へ戻る)
3.学校コース(オクレール先生の元へ投降)
4.もじゃもじゃコース(旅を続ける)

すると、家族の声を聞いたからなのか郷愁の念がふとよぎるのだめ。
ピアノの前に座ると、もじゃもじゃ組曲(だったっけ?)を弾きながら歌うのでした。
その音を聴きつけたターニャたちがのだめの部屋へ押し入り、のだめが長期不在だったその理由を問いただすが、のだめはそれには答えず、黒木君の連れてきた団員の子供たちとピアノを弾いて楽しく歌うだけ。

その様子を携帯で千秋に伝える黒木君。

携帯で送られた画像で楽しげに子供とはしゃぐのだめ。そんなのだめの姿を見て、「あいつは日本に居た方が幸せだったんじゃないか…」とつぶやく千秋。
「あいつは忘れてるかもしれないが・・・受けようプロポーズ・・・。」
とここでエンディング。



うううううう~ん。前回もそうだったケド、今回もエンディングの歌詞が目に沁みるぅ。「♪全てを手に入れて、全てを失って、白いページだけが残されても・・・・」
ウマイよね作る人も。コレは絶対ストーリー展開を予想した上でのエンディングですよね!!!

それにしても切なすぎる。のだめは何を手に入れたのか?何を失ったのか?先週言ってた「もう戻れない」はどうなるのか?最後に千秋が言った「プロポーズを受ける」とはどういう意味なのか?
あと1回しかないのに、どういう結末を迎えるのか?
いろいろと気になるところですが・・・

器用な人なら、シュトレーゼマンとのデビューをきっかけにして精力的に演奏活動をしてスターダムへの足掛かりにしつつ、千秋ともうまく付き合って幸せな結末を迎える事もできるんでしょうが…。

いままでののだめを見る限り、そんなにあれもこれも器用に振る舞うような余裕は無かったし・・・。
まさに、人生すごろくみたいな運命の分かれ道に立たされたのだめ、どうなる事でしょう?


≪ちなみにエンディング曲≫
風と丘のバラード
風と丘のバラード
Real Paradis,Real Paradis with のだめオーケストラ,Jane Su,玉井健二,野村陽一郎,飛内将大
ERJ

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【前回ののだめカンタービレ】


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エーデルワイス (ランゲ作曲)

2010年03月19日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はランゲ:エーデルワイスです。

「エーデルワイス」と言っても音楽の教科書に載ってる方の♪エーデルワ~イスの方ではなくて今回はピアノの曲です。

とか言いながら、ホントは自分でもそんなに知ってる方ではなかったんですが、CDの解説によると、「グスタフ・ランゲは膨大なピアノ作品を書きあげたドイツの作曲家です。エーデルワイスは彼の代表的なピアノ作品。」との事。

曲はなだらかなメロディに時折、凛とした力強いフレーズが輝くちょっとした曲です。とても聴きやすくて初心者向けだと思います。



 ポロン、ポロン♪とゆるやかで温かいメロディが流れるとほっこりとした
 温かい気分になります。
 ところが、急に力強いフレーズがガッツリと現れると、突然の出来事にかなり驚いてしまいます。
 力強い音は次第に崩れるように小さくなり最後はポツリ、ポツリとなると、
 また最初のポロン、ポロンの優しいメロディが聴こえてきます。
 そして、今度はまた違ったフレーズがゆるやかに流れると、心地よい風になびくようにゆるゆると聴こえます。
 最後に、また最初のメロディを聴かせ、少し高い音でそれをくりかえして、
 最後はゆっくりと静かに終わります。
 


「エーデルワイス」この花の名前がなんとも印象的で様々なイメージがあると思いますが、多くの人がその花に寄せる思いがあるように、おそらく作曲家もその名前に込めた気持ちがあるように思われます。
そんな思いをイメージしながら聴いてみると、ゆったりとした曲調がなごやかでもあり、時折見せる力強い部分なんかも何か気持ちをグッと引き付ける何かを、持っているのかもしれませんね。

≪オススメCD≫
ピアノ作品集いろいろ
エリーゼのために~やさしいピアノ名曲集
ナジ(ペーテル) ソラコイ(バラーシュ)
エイベックス・クラシックス

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★


≪おすすめシチュエーション≫
エーデルワイスを思い浮かべながら・・・


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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第9話)

2010年03月13日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第9話)です。

ルイと千秋の共演をシブシブというか、興味本位もあって、「どうせ・・・」と思って見に行ったのだめ。
ところがふたりの共演はのだめの予想以上に素晴らしい出来栄え。目標を見失ったのだめの元に現われたシュトレーゼマン(悪の化身)
そんなシュトレーゼマンと「悪魔の契約」みたいな感じになってしまうのだめ。果たしてシュトレーゼマンの悪のささやきに耳を貸してしまうのか??

【Lesson9】

コンセルヴァトワール(音楽学校)のともだちリュカ(ちびっこ)がのだめの練習室を訪ねると、のだめは欠席(原因不明の大した事ない病気らしい)。
リュカはその後、ターニャやフランクに様子を聞くが、知らないと言われ、ユンロンにドア越しに部屋の様子をうかがわせるも、居ないみたい。

だったらば、という事でイタリアの千秋にまで連絡をするが居ませんと返される。その電話でのだめが3日も学校を休んでいる事を知ると・・・、

今度、気になるのは千秋。
早速のだめの携帯に連絡を取るが留守電。次に連絡したのが峰くんの居る日本(久しぶりだなぁ)。更には九州の実家へ。そして真澄ちゃん(男なんだけど女の子)方々へ確認の連絡を取るが、手がかり無し。

オクレール先生ものだめ病欠の連絡を受けるが、「大した事ない病気で来週も休む」という連絡を受けると大事な時期なのに…と首をかしげるが、それなら何故来ないと、また首をかしげる。


その頃、「今日も元気な73歳独身で~す!」と、にこやかにオーケストラに自己紹介をするシュトレーゼマン。そしてピアノコンチェルトのソリストを紹介すると言ってのだめの手を挙げる。

無名で中学生呼ばわれする若いピアニスト(海外で日本人は若く見られるらしい)を連れてきたシュトレーゼマンに多少いぶかるオーケストラのメンバー。

「弾けば分かる」と感じるオーケストラに、さっそく演奏が始まる。
ショパンのピアノ協奏曲第1番
ピアノが入ると、オケのメンバーも一瞬息を飲んで、のだめのピアノに聴き入る。
オーケストラを聴いたのだめも「もっとガツンといきたくなったので…」と注文を付けると、シュトレーゼマン(のだめはミルヒーと呼ぶ)に
「はいは~い」と軽く答える。
その後ものだめの注文にいちいち答えてオーケストラに指示を出すシュトレーゼマン。
一心不乱にピアノを弾くのだめの脳裏によぎるのは千秋、そしてSオケのメンバーの思い出。
それを空の客席から見るエリーゼ(シュトレーゼマンのマネージャー)は「あの子なかなかやるじゃない」とまずまずの評価。

練習も終わり、シュトレーゼマンにその事を話すと、「千秋のそばでずっと見てきたからね。」と言われて初めて、千秋の横にいたのだめを思い出すエリーゼ。

翌日?のだめが書いたというプロフィールを確認するため、千秋に連絡をするエリーゼ。
そこで、はじめてのだめの所在を知ることになる千秋。気が動転するも、聞けばシュトレーゼマンのロンドン公演でデビューするんだとか…。
更に、当日のプログラムを変えてまで無理やりねじ込んだ形で、今回はいきなり本番当日を迎える事に。

コンサートに訪れる客はそんな無名のピアニストに注目。千秋も「オレが聴かないで誰が聴く」とばかりにイタリアからロンドンへひとっ飛び!複雑な心境でコンサートの開演を待つ。

そして、いよいよプログラムはのだめの弾くショパンのピアノ協奏曲第1番。
ふんぞり返って舞台に登場するのだめ。キリリと目を光らせてシュトレーゼマンを見ると演奏が始まる。
オーケストラの前奏(イントロ)が始まり、いよいよピアノの導入部へ…緊張の一瞬へ向かって放たれたピアノの第一声は・・・
遅い!タイミングはともかくピアノのフレーズどりが想像以上に遅い!
オケのメンバーも千秋も、誰もがそう感じるほど遅い。

それでも、何故かオケをも納得させる出来栄えにシュトレーゼマンもピアノに合わせて指揮を執る。その雰囲気にオーケストラも勿論、客席や千秋までも、のみ込まれ、その、のだめの弾くピアノの音色に引き込まれていく・・・。
そして曲はキラキラと輝く第2楽章から、花びらが舞う第3楽章へと続き、ピアノの響きは無数の波紋をいくつも散りばめながら、フィナーレへ。

演奏が終わると、会場からは歓喜の渦が巻き起こり、ブラボーの嵐と大喝采がのだめに浴びせられる。
ポカンと立ちつくすのだめ。
のだめの曲が終わると、控室に入ったシュトレーゼマンは、「疲れたよのだめちゃん」とソファにぐったりと倒れ込む。

コンサートが終わって、千秋を引っ張ってのだめの控室へと連れ出すオリバー(SPみたいなサングラスの人)
こちらもひっくり返っているのだめも「千秋が来たよ」と外からノックが聞こえるが、「会えない、会いたくない」と言って追い返されてしまう千秋。

オリバーの「彼女スゴイ子だから、これからスゴイ事になるよ…」との言葉に
千秋も「もう、元には戻れない気がする…何もかも…」

そんな言葉を残してエンディング。


ああ、あああああああ、どうなるのコレ!?どういう展開!大丈夫なの!!!
あと2回しかないのに・・・。なんて思いながら見てましたが。

ルイと千秋の演奏を聴いて、半ばあきらめたかのようなのだめに、手を差し伸べたシュトレーゼマン。デビューコンサートは大成功を収めたようにも見えますが・・・。

オクレール先生の指導の元で課題曲を地道にこなしていたのだめ。苦労に苦労を重ねて、ようやく・・・。というところで、ルイに先を越されて傷心で燃え尽きてしまったのだめ。
そこへ一足飛びにシュトレーゼマンから最高の舞台を用意されて、簡単に大成功を手に入れた感じ。

ホンドは自分の力でどん底から這い上がって手に入れるハズのものをシュトレーゼマンから贈り物のようにもらったのが「悪魔の契約」みたいな感じなんでしょうか?だから千秋が最後に言ったのは、「もう、元に戻れない…」という事なんでしょうか?

あと2回でちゃんと終われるんでしょうか???
というのが、かなり気になる今日この頃。

【前回ののだめカンタービレ】


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CMのクラシック(その49)

2010年03月11日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その49)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

久々のこのコーナー。とりあえず最近見たCMを忘れないうちに紹介しておきます。

アサヒビール:アサヒ ザ・マスター
【曲目:交響曲第7番:ベートーヴェン】
白いスーツを身にまとった、葉加瀬太郎さんが「アサヒ ザ・マスターが、国際ビール品評会のピルスナ―部門で金メダル受賞!」と言って
ビールを片手に高々と掲げると、後ろのオーケストラが演奏を始めるCM。
曲は第1楽章の盛り上がるところが・・・入りますが、
コレってドラマ「のだめカンタービレ」のときのオープニング部分じゃ…と思うのは自分だけ?!

アートネイチャー:HAIR FOR LIFE EXE
【曲目:威風堂々:エルガー】
「ヘア・フォー・ライフEXE誕生!」と西田敏之さんがガッツポーズで語ると、
生え際にプライドを!生え際にポリシーを!と・・・ナレーションが入り、最後は「生え際の魔術師」というコピーを言って終わるCM。
曲は、最初からかかってます。

ホールズ:ケンコバト篇
【曲目:クラリネットポルカ:ポーランド民謡】(記事は書いてません)
「どうするのコレ」と白髪交じりの上司に書類を出されると、とぼけた顔で「ど~しましょうかねぇ~」と答えるケンドーコバヤシさん。
その後。ポケットから「ホールズ」を取り出してパクっと口に入れる。
上司は「何アメ食べてるの!」と怒るが、
ケンドーコバヤシさんの胸がパカッと開いて、中から本人扮する白い鳩が次々と出てくるCM。
曲は、鳩が出てくるあたりで、たて笛みたいな音で流れてます。


最後のホールズのCMはクラシックと言うより上にも書いてますが民謡ですけど、一応クラリネットはクラシックもできる楽器なのでという事で。
あと、アートネイチャーのCMは少し前からやってたかな?
それより、アサヒのCMは、まんまのだめを意識していると思えるのはやっぱり自分だけなんでしょうか?映画もやってるし?
まぁ、それはともかくクラシック音楽がCMで使われるのは良い事ですね。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。



【前回のCMのクラシック】

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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第8話)

2010年03月06日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第8話)です。

千秋先輩とふたりでオクレール先生から出された課題をどうにかこなそうと、張り切るのだめ。「ベーベちゃん」卒業に浮かれながらも、千秋先輩と離れると、「意気消沈」をくりかえす。そして、ルイと千秋の共演するコンサートにオクレール先生が現れると、更に意気消沈ののだめ・・・。

【Lesson8】
コンサートは既に始まって、千秋は舞台から拍手を浴びる。
次はいよいよルイと共演のラヴェルのピアノ協奏曲。それを客席で待つのだめは「千秋先輩とルイは皆が感服する演奏をするんでしょうけど、…だいたい、あのふたりにこの曲は似合わないんですよフフフ」と皮肉交じりになじる。

そして、いよいよふたりの演奏がはじまると・・・
のだめも、思わず「ハッ」と息をのむ。
それはのだめだけではなく、会場全体を包む空気感。真に迫るオーケストラに、はしゃぐようなピアノ。ルイも「この曲のだめみたいよね」という言葉が頭をよぎる。
のだめも、思わず自分と千秋が演奏しているかのような錯覚に陥り、またしても思わず「ハッ」となり、何かを悟ったような顔になる。

演奏が終わると大喝采が巻き起こり、コンサートは大成功のうちに幕を閉じる。

客席にひとり、ポツンと残されたのだめは、皆と一緒に帰路に着く。帰り道では今日のコンサートが素晴らしかったと話す中に、のだめの姿は無い。

千秋もひとりで帰路に着く車中で、コンサートの出来に満足はするものの、のだめがどう思ったかが、気になる様子。「いい刺激になってくれれば…」と淡い期待も込めて家に着くと。

「先輩、おかえりなさ~い!」と、あっけらかんとした、いつもののだめが。
そして「今日の演奏会よかったですよ、先輩もルイも」…「偉そうな演奏家と思ってましたけど、楽しいがすごかったです。」と、いつになくあっさり二人の演奏を認める。

更に、何か作ってますから、お風呂に入ってください。と、☆を周に従えながらニコニコ笑顔で、千秋を誘導。
いつにないのだめの反応に、風呂場でひとりおびえる千秋。

シャンパンを開けて、グラスで乾杯をするふたり、一気にそのグラスを飲み干して「今日、泊っていってもいいですか?真一くん」と尋ねるのだめに「いいけど、明日、朝早いし…」と、更におびえる千秋。
話題を変えようと、のだめの課題の話を聞くと、目をそらすのだめ。
「目をそらすな!」と言う千秋に向かって、振り向きざまにがばっと千秋を抱きしめて
「先輩、のだめの事好きですか?ずっと一緒ですよね?!」と言う問いには答えず、やさしく抱き寄せるのでした・・・。

そして翌朝。
昨日の言葉どおり、のだめより早く起きた千秋は身支度を整えていると、頭からシーツをかぶったのだめが、急に目を見開いて、真剣な眼差しで千秋を見つめ

「センパイ!結婚してください!!」

しばらく時が止まったかのような沈黙の中、その真剣な眼差しから目をそらすかのように、千秋はのだめのおでこをツンとつつき、
「バーカ、寝ぼけてんじゃねぇよ!」と言って、そそくさと旅行カバンを引きずって家を後にします。
シーツをかぶったまま、ひとり残されたのだめは呆けたまま立ちつくす。




ルイと千秋の共演した様子が書かれた新聞記事を読みながら、千秋の家に向かうシュトレーゼマン。
しかし、既に千秋はおらず、うつむいた、のだめを発見したシュトレーゼマンは、いつものように冗談半分でからかいまじりに、「泣きたいときは私の胸で泣きなさ~い!」と叫ぶと、
次の瞬間、大粒の涙を流すのだめはシュトレーゼマンの胸に飛び込んでいくのでした。

その頃、オクレール先生も「パリに留学して、はじめての欠席です」と誰もいない部屋でピアノを前にひとり座ったまま。


一方、千秋も「結婚してください」の言葉が頭から離れず、始終上の空、
その言葉の意味を「逃げた」と感じた千秋は、自分でもそれを認めたくないあまりに、わざとちゃかしてその場を振りきったと思い返す。

ちゃっかり?のだめの部屋に上がり込んだシュトレーゼマンは、のだめの涙の理由を聞くと、「ピアノとか疲れちゃったんです…」とつぶやく。
そして、のだめ自身もいろいろと勉強して、頑張っているのに、千秋は自分の思った以上の素晴らしい演奏を自分以外の誰か(ルイ)とこなしてしまう。

のだめの話を聞いたシュトレーゼマンは、のだめに演奏を聞かせてくれといいピアノを弾かせる。そして悲しいピアノを聴かせるのだめ。

すると、シュトレーゼマンの悪魔のささやきが始まる。
踏み出した彼の足もとには魔法陣が怪しく光り、「千秋なんか忘れて僕と一緒に行きますか?」

「お前が望む全てをやろう・・・しかし、それが全て叶ったなら・・・お前は私に遣えるのだ・・・魂と引き換えに・・・・・・・・。」

その悪魔のささやきが差し出す手にのだめが手を置こうとすると、エンディング…。


えええええ~~~~!!!!
ちょっと、オイ、大丈夫なのか!?のだめ、どう見ても完全に悪魔に魂を売りなさいみたいになってきてるけど、
これじゃ、あまりに悲しい結末になりそうな予感だけど…、
あのエロおやじ(じゃなかったシュトレーゼマン)に着いて行ったらどうなるか?
まぁでも、シュトレーゼマンも根っからの悪じゃないし、おそらく、のだめの目を覚ましてくれるんだとは思いますが…。
いずれにせよ来週が楽しみです。

でもね、今回は…
自分が必死に頑張っているのになかなかそこにたどり着けない。それを横目に、いとも簡単に隣では、自分の目指すところにすまし顔で座っているような姿を目の当たりにしたとき・・・。

一体自分は何をやってきたのだろう・・・。それまで必死に苦労してきた自分の姿がまるでバカバカしく思えて、自暴自棄になってしまう・・・。
という話なんでしょうが・・・分かっていても見てるとツライ。
おそらく千秋もそんな風に思っているんでしょうか?残り話数も少ないので、今後がちょっと心配ですけど、どうなる事やら・・・。

【前回の のだめカンタービレ】


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スーパーマリオと交響曲

2010年03月05日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、スーパーマリオと交響曲です

さて、前回につづき、また何かおかしな事を言い出したよコイツ・・・。
と思った方は、もう今日は読まなくていいです。ホントに。

くらいの例によって思いつきの感じなんですが、

一応クラシックの話に絡めてなので、その辺も踏まえて。
別に、歴代マリオのBGMの曲をオーケストラ版に編曲してCDが出るという話でもないので、その辺も念のため。


本題にいくと、「交響曲」や「協奏曲」には『楽章』といわれる更に細かい単位があって、交響曲ならだいたい全4楽章、協奏曲なら全3楽章で、できているのが普通なんですが、この『楽章』というヤツ。

一応は、クラシックを聴き出して、もう何年にもなりますし、普段は当たり前のように何の意識もせず、それぞれの曲を聴いていますが、

いざ改めて、クラシックを聴き始めた人にコレを説明するのが結構難しかったりして・・・、というのも
難しい話をすると、ソナタ形式があって、提示部やら再現部やらの話をしたところで、返って「ああ、やっぱりクラシックを聴くにはそういう難しい話を聞かないとダメなのね。」という印象を持たれても、せっかくクラシックを聴き始めようとした人の興をそぐ事にもなりかねない訳で・・・。

更に言えば、正直、未だソナタ形式のなんたるかを、完全に理解しているとは言い難い自分が、知ったかぶりをして適当な事を言うのもなんだし・・・。

かと言って、クラシックを聴くと「交響曲」や「協奏曲」には必ずこの「楽章」がある訳で…、

これをどう簡単にサラッとこなすかが、積年の課題となっていた訳ですが、(そんな大げさなもんじゃないですけど、)
ある日、つい先日、特に懐かしのゲームをやっていた訳でもなく、テレビやネットでそんな映像を見た訳でもないのに

ふと頭に浮かんだのがこの「スーパーマリオブラザーズ」(初代ファミコン版)のゲームソフト。

そう言えば、このゲームのステージって単純に1面、2面じゃなくて、1-1とか1-2みたいなステージ構成だったよな!?コレってひょっとして・・・。

そう、ここで出てくるのが交響曲。たいていの交響曲が全4楽章でできている事と、この「スーパーマリオ」のステージ構成が1-1から1-4までの4つのステージをクリアして次の2-1へ進むというのは、交響曲でいう「楽章」に似てないか?!と思ったんですね。(バカだなホントに)

なので、せっかくだったらコレをそれっぽく書いてみようと言う感じがこれ。

 第1楽章(1-1)
 意気揚々と現れたマリオはキノコを出して、スーパーマリオへ
 コインを取りながら、クリボー(キノコ)やノコノコ(亀)を退治しながら
 先へ進む途中の大きな谷や山を越え見事大ジャンプでポールに飛びついて見事最初のステージをクリア。

 第2楽章(1-2)
 地下のステージ薄暗い部屋に、仕掛けられた罠や敵をかいくぐり、
 上下に浮遊する板に飛び移るタイミングを計り、ジャンプ。隠し部屋で
 コインを見つけて、ようやく地上に上がるとステージクリア。
 
 第3楽章(1-3)
 ボーナスステージっぽい内容でしたから、やたらコインがそこらじゅうにあり、
 それを片っ端から取っていく訳ですが、調子に乗ってBダッシュでも
 しようものなら、勢い余ってゲームオーバーにもなりかねないうまい作り。
 とにかく余計な事は考えず、先に進んで無理はしない。
 これで難なくステージクリア。
 
 第4楽章(1-4)
 敵の城へ潜入!緊張感あふれるステージで、火の球が回る回転バーを注意しながら乗り越え、
 火の海に落ちないように慎重に先へ進む。
 いよいよ現れた敵のボスの頭を乗り越え、先にある斧で敵のボスが乗るつり橋を
 叩き落としてステージクリア!最後にはファンファーレも!
 
いつも、と違ってただただ、ゲームの解説ですけど、いつものように並べて書くとそれっぽく見えるという感じ。
≪スーパーマリオブラザーズ≫
ファミコン版のカセットRomのヤツです、たぶん。
スーパーマリオブラザーズ

任天堂

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まぁね。あくまでイメージですし、全然違うと言われればそれまでですが、あんまり小難しい話を延々とするより、イメージをつかむにはいいのかな?くらいの、例え話程度なので、正直参考になるとは思えませんが・・・、

でも、考えてみるとマリオも1-1で青空の下のステージにいるときと、1-2で地下に入ったときは曲も違うし、1-4で敵の城に入ったときも曲が違いましたから、似てると言えば似てるでしょ?!どうかな?

そういえば、初代「マリオブラザーズ」上の土管から出てくる敵をジャンプで下から攻撃して倒すヤツ。の方は最初のテーマがモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のテーマだったし。

なんて、いろいろ昔のゲームの話でしたが、
途中から書いてて、「今日はこんなのでホントに更新しちゃっていいんだろうか?」とも思いましたが、せっかく書いたのでUPしてしまいました。あしからず。

   
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ブログラム4冠達成!

2010年03月03日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、ブログラム4冠達成!です

と、言う訳で、自分でも予想外な出来事だったためちょっと、ビックリしてますが、正直ちょっとウレシイですね。というのが本音です・・・。


って、また何をコイツは訳の分からない事を…、とおっしゃるみなさんの方が多いと思いますが、

以前、このブログでも紹介した「ブログラム」というサイト。自分でも思いがけずランキングされていたので、チラッと書きましたが、(そのときのお話はこちら)

ちなみに…「ブログラム」の内容を簡単に説明すると、ブログに書かれているキーワードを「カテゴリ」としてそのカテゴリ別にランキングが作成されるサイト。
登録しているブログはもちろん、そうでないブログもランクインしているので、ちょっとビックリ。みたいな感じのサイトです。(このブログも登録する前からランクインされていた。)

一応、登録したので、チラホラ見たりはしてたんですが、特にコレと言って手を加える訳でもなく…、(というか何をどうしたらいいのか分からない)下に、バナーをつけて、サイドにブログパーツを付けるくらいしかしてなかったんですが、

「クラシック音楽」カテゴリでは、上位に行っても2位止まりで、さすがにトップの壁は厚いなぁなんて思ったりしてましたが、つい先日からようやく第1位をゲット!しかも、その他に「のだめカンタービレ」「野田恵」「ラヴェル」のカテゴリでも1位にランクインしてるじゃないですか!?

確かに最近は、「のだめカンタービレ」の記事は書いてますケド。それ関連で、よもやトップに踊り出てしまうとは…、かなり以外でしたが、うれしいはウレシイですし、これだけ並ぶとちょっとコワイ気もしたりして。


で、どんな感じなのかそれぞれ内容を見てみると、
「クラシック音楽」に関しては、当初から上位にはランクインしてましたので、「どうせなら1位にならないかなぁ」くらいは確かに思ってましたが、それでもちょっとビックリ。

「のだめカンタービレ」では、アニメや映画放映時から、ランクインしていたのは知っていましたが、まさかこれも、こんな事になるとは…(全81中)

「野田恵」に至っては、コレ単品キャラクターのランキングがある事自体が、ある種の驚きですが、「アニメキャラクター」というくくりがあるようです。(全37中)ちなみに「千秋真一」でも2位にランクインされてるから、かなりビックリ!

「ラヴェル」のカテゴリは、この「ブログラム」では作曲家の名前もカテゴリとしてあったのは知ってましたけど、このブログでは「その他の作曲家」カテゴリで紹介してましたケド・・・、というか「のだめ」で作品中に登場していたので注目を浴びたんでしょう(たぶん)(全18中)


と言う事は・・・、おそらくアニメ「のだめカンタービレ」の話題関連でのトップランクインというのが一番の要因なんですね。(あくまで自己分析ですが)




まあいずれにせよ、思わぬところで上位ランクインは嬉しい限りですが、ランキングものはホントに時期ものですから、実際この記事を書いている途中にもランキングが下がっている可能性もあるので、その辺はアレですし、
加えて、これはサイト「ブログラム」内での限られたサイトの中での話ですから、そこまで取り立てて大はしゃぎする程の事では無いのかもしれませんが、それでも上位にランキングされると嬉しいのは嬉しい訳で、
どうにもまとめようがないですが、今日はそんな感じです。



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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第7話)

2010年02月27日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第7話)です。

ラヴェルのピアノ協奏曲を聴いたのだめは、千秋と一緒に弾こうと意気込みますが、その曲がルイと千秋が共演する事を聞かされショックを受ける。
しかし、千秋と課題曲に取り組む事で、いい雰囲気を取り戻しますが、今度はあれこれと自分に世話を焼く千秋を突き放そうとしてしまう…。
前回まではそんな感じデス。

【Lesson7】
ケースに入れられた料理がテーブルの上に並び、「先輩ありがとうございました」と言うのだめ(これだけだと料理のお礼みたいだけど、練習のお礼みたいです)
そして、「あとはオクレール先生か」とつぶやく千秋。

千秋の助けを得て巣立っていくようなのだめ。
千秋もマ・ルレオケのコンサートに集中してと思いきや、のだめがコンサートに来ないと、気になって連絡。相変わらずの会話を交わす。
その後、すぐに千秋の電話にルイから連絡が・・・

オクレール先生のレッスンでは・・・、悲しい表情がうまくピアノで出せない様子。まだまだ納得のいかないオクレール先生でしたが、レッスンの最後に「次はフーガもやってきてね…メグミ。」とはじめて名前でよばれるのだめ。(本名:野田恵略してのだめ。)いつも「ベーベちゃん」と呼ばれていたのだめは、初めてオクレール先生から本名を呼ばれた事に有頂天になる。

その事を千秋に告げた電話では、逆に千秋からルイの部屋に呼ばれて練習をする事を聴かされ、一気に奈落の底へ落ちてしまうのだめ。

練習と割り切ってルイの部屋へ千秋が行くと・・・、そこはごみ屋敷!?(まるで最初にのだめの部屋に行ったときの事を思い出しますが)
条件反射で、片付けようとする千秋を強引に引っ張ってピアノを聴かせるルイ。

「ラヴェルのピアノ協奏曲」ルイの演奏を聴く千秋。その音楽に引き込まれ、「ルイがどんな演奏をしたいのか分かる。」と、高まる期待。

演奏が終わり「どうですか?」と尋ねるルイにのだめの顔が浮かぶ千秋。
ルイに感想を聴かれ、「ジャズが好きだったのか」と聞かれると、「ジャズはパパが好きだったの」と答えジャズを弾き始めるルイ。

ルイの出来栄えが、予想以上に良かった事がいろんな意味でショックだった。
とマ・ルレオケのメンバーに伝えると、「ペーペーのクセに出し惜しみするなよ!」と諭される千秋。

一方、のだめたちの下宿では、千秋の残した料理を皆で食べていると、ターニャは、試験で優秀な成績を残し、次のクラスに進学する事を決意し、黒木君の伴奏はその後考えると打ち明ける。
のだめも、オクレール先生の課題曲に取り組むが、千秋と会えない事や他いろいろと細かい事があって「意気消沈」をくりかえす。(ちょっとギャグっぽいけど)

その頃、千秋もルイとの練習がのってきて、オケとの練習もトントン拍子に進む。
そして、「この曲ってのだめに似てない?」とルイが尋ねると、千秋も思い当たる様子があり、ふたりでのだめの話をする。

その本人のだめは、「意気消沈」からどうにかベートーヴェンのソナタを弾こうとするが、今度は新しい課題のドビュッシーを持ち出され、更に意気消沈…というか意識もうろう状態・・・。

そして、いよいよルイと千秋の「ラヴェルピアノ協奏曲」共演の本番当日。
下宿の仲間と演奏を聴きにコンサート会場へ向かうのだめ。
会場に消えるオクレール先生を見つけたのだめはショックを受ける。
果たしてふたりの共演は成功するのか?どんな演奏を聴かせてくれるのか??


う~ん今週はいろいろと微妙。
ルイの演奏を聴いて、ショックを受ける千秋。そして、その姿にのだめを重ねる。揺れているのか?千秋!
途中、割り切った感はあったようにも思えますが、
のだめも必死に課題曲をこなしていますが、ちょっと限界感があるような、
でも、のだめもドビュッシーを渡された女の先生のアノ様子からすると、どうやらコンクール出場もあと少しで解禁!になりそうな気配ですが、どうなんでしょう?

つらいときって、そうですよね。周り全てが自分の敵に見えてきたりして…
ルイの演奏を聴きに来たオクレール先生を見たのだめの目には、たぶん「ルイは、やりたかったラヴェルの曲も、千秋先輩もオクレール先生も、全て私から奪っていく・・・」と感じたのかもしれません。



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ブランデンブルク協奏曲第4番

2010年02月26日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番です。

全6曲で構成される「ブランデンブルク協奏曲」今回はその第4番です。
協奏曲”というタイトルがついていますが、楽器の名前がタイトルについていない事からも分かるように特定の楽器のための協奏曲ではありません。
(普通ならヴァイオリン協奏曲とかピアノ協奏曲ですよね。)

タイトルの「ブランデンブルク」というのは、バッハがこの曲を献呈したブランデンブルク辺境伯ルートヴィヒの名前に由来しているようです。

という前置きはさておいて、
この曲は「ウィキペディア」によるとヴァイオリンソロと2台のリコーダーが・・・とありますが、手持ちのCDだとどうみてもフルート(だってジャン・ピエール・ランパルって書いてあるし)なので紹介でも、その部分はフルートとして紹介します。

そして、そんな表記もあるように、2台のフルートとヴァイオリンが大活躍する曲です。
2台のフルートがさわやかに織りなすハーモニーとそこへうまく掛け合わせるヴァイオリンの魅力をお楽しみください。




 第1楽章:2台のフルートの掛け合いがさわやかに始まると、弦楽器がスルリと入り、軽快な音楽を聴かせていきます。
 フルートの掛け合いが可憐に舞い上がると、今度は、それまで隠れていたヴァイオリンのソロが浮き上がるように鮮やかに響きます。
 フルートは伴奏にまわりますが、いいコンビネーションで、絡み合います。
 ヴァイオリンが終わると、またフルートに戻り、最初のフレーズを聴かせ、
 ヴァイオリンが、ぐるぐるとそれを引き立てるように盛り上げていきます。
 特別に派手にはならないものの、とても華やかに繰り広げられるそのフレーズが
 あふれ出すように、現れては消えフルートからヴァイオリンへ、そしてまたフルートへ・・・。
 常に支え続けるチェンバロのリズムもなめらかに、最後までさわやかな曲を演出してくれます。
 
 第2楽章:低音の弦楽器が入ると、すきま風のようなフルートが切なく吹きすさぶように奏でると、
 ゆったりとした曲が始まります。
 悲しげなフルートは、昔の思い出を語るように切々と、それでいて
 淡々とその様子を語るように、静かに聴かせていきます。
 そして、昔語りのフルートは、その結末をあいまいに濁したまま、
 ふと、ため息をつくように終えてしまいます。

 第3楽章:きらびやかなチェンバロの伴奏に、心地よく流れる弦楽器のメロディ。
 気持ちを切り替えて明るく、豪華に響くアンサンブル。
 ヴァイオリンやフルートも弾み、華やかなフレーズが戻ってきます。
 そして、ヴァイオリンの伴奏から2台のフルートが自由に駆け巡るように
 そのフレーズを聴かせていきます。
 そのフレーズは弦楽器にも引き継がれ、重ねられていきます。
 ヴァイオリンのなめらかなソロに、次第に曲が盛り上がっていくと
 フルートも負けじと弾むようにそのフレーズを聴かせ、
 ヴァイオリンとフルートが重なるようにそのメロディを聴かせていくと
 更に曲も盛り上がり、
 最後は綺麗にその曲を締めくくっていきます。


改めて、久々に聴くと、バロックの魅力あふれる無駄のない動き、というか、結構サラッとやってるように聴こえる割には難しい事を平然とこなす独特の響きが、なんとも軽快でさわやかに聴ける一曲です。
これは自分だけなのか?皆さんもそうなのか分かりませんが、「定番」の曲を改めて聴いてみると、意外と素直にサラッと聴けたり、今までは、少し距離をおいていた曲も、何気にスルッと聴けたりという事があるので、とても不思議です。

正直「バッハ」の音楽は、もちろん前から聴いてましたけど、個人的にちょっと距離を置いていた気もするので、最近あまり紹介してませんでしたが、こうやって「たまに」聴いてみると、とても素直に聴ける気がします(って何様のつもりだよって?!)

≪オススメCD≫
ブランデンブルク協奏曲 3曲入ってます
(自分の持ってるCDは確かにこのシリーズなんですけど、なんせ昔のヤツなんで曲が1番、2番、4番でした。)
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲
パイヤール(ジャン=フランソワ)
コロムビアミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
スッキりさわやかなフルートの魅力を楽しめます。


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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第6話)

2010年02月20日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第6話)です。

コンクールに出場するも、結果が出せずに終わってしまったユンロンとターニャ。黒木君はターニャに次の話を持ちかけますが、ターニャに残された時間はわずか。
のだめもオクレール先生に与えられた課題を必死にこなそうとしますが、コンクール参加はお預け状態。
ターニャの出場していたコンクール決勝で演奏されたラヴェルのピアノ協奏曲に強い影響を受けますが・・・。

【Lesson6】
コンクールで聴いたラヴェルのピアノ協奏曲が気に入って、さっそく部屋で練習するのだめ。
千秋と共演を夢見るのだめに、それをルイと共演する予定だと伝える事ができない。
「はぁ」とため息をつく千秋と黒木君。

黒木君ものだめのラヴェルの協奏曲の事を気遣ってのため息の様子。「ライジングスターでできないかなぁ?」と持ちかけるが、
「ダメだ。そんな共演で満足させて終わらせたらダメだ。」とその提案を否定する千秋。

千秋は、ヴィエラ先生に就いてイタリアへ行く前にサラッとそれをのだめに伝えようとするが・・・、

その頃、下宿ではユンロンが千秋とルイが共演する事をサラッとのだめに伝えてしまう。その話を聞かされたのだめは、茫然となってしまう。

すかさず千秋に電話するのだめ「のだめに話す事があるんじゃないですか真一くん!」と迫る。
「そりゃあ悔しかったけど、みんなしてバカにして!」と続けるのだめの部屋にいってグッと抱きしめる千秋・・・。
(このままいい雰囲気になるのかと思いきや)

いつものように千秋が食事を作ると、いつものように機嫌がもどり、千秋の説教を聞いて、「自分に実力が無いからだと思わないのか?!」と突きつけられても
「はい??」と首をかしげるだけののだめ。

そして、「これ全部やろう!」と、オクレール先生の課題の曲を持ってのだめにピアノを弾かせる。曲はショパンのピアノソナタ第3番。

千秋はヴィエラ先生とのイタリア演奏の同行を断ってのだめの練習に付き合う決心をする。
千秋とふたりで部屋にこもり、練習するのだめ、ユンロンの夕食の誘いも、ピシャリと跳ね付け、とにかく練習に没頭するふたり。
あまりの集中力に、のだめがもうろうとしはじめると、風呂に引きずってつれていく千秋。

合間の食事時になると、「なんで楽譜を読めって言われるか、千秋先輩が、3度の飯より楽譜が好きなのか最近分かってきた気がします」と、ちょっと成長を見せるのだめに、千秋はしみじみと「のだめ・・・・・・・遅えよ!」とツッコむ。

そんな猛練習の成果もあってか、オクレール先生の前でも堂々と曲を弾きこなすと、「よく頑張ってきたね」とお褒めの言葉をもらうが、それでも、まだ足りないと指摘されてしまう。

新しい課題を出されたのだめ、千秋がその課題曲をまとめたノートにはぎっしりと曲目が並んでいる。「焦っているのはオクレール先生なのか?!」と、のだめに残された時間を周りの方が案じている様子。

今度の課題はベートーヴェンのソナタ第31番。
再び練習にも熱が入りますがイマイチ納得がいかない、「マンガで言うと、いい感じで始まるけど、なかなかダイナミックに展開しなくて、えええ?!この巻はこれでおわり??って物足りなくてイライラして・・・、でも最後の巻で、いろんな人が出てきて、ドーンと終わっちゃうんデス。なんか感動的に納得させられて・・・。」

のだめの曲の解釈を聞かされた千秋は、ベートーヴェンの解釈を語り始める。それを聞いていたのだめは、それ以上はダメです!千秋におおいかぶさる。
千秋はゆっくりおきあがると、のだめをゆっくりと抱き寄せて、優しい口づけを交わすふたり。
今度こそいい雰囲気になるのかと思いきや
「まだ弾くか?」と尋ねる千秋に
「もちろんです!」と元気よく答えるのだめ。

練習するのだめのピアノの音は当然外にも聴こえる。
下宿に帰ってきたターニャは、「たかが課題曲の練習にまでつきあって…」とふたりを遠目に見るが、ふと思い出すのが黒木君の言葉。

翌日、ターニャは黒木君の練習室を訪ね、「この前はごめんね」と謝り、部屋を立ち去ろうとするが、
黒木君は、コンクールのピアノ伴奏をターニャに依頼し、「ハッ」となるターニャ。

更に、のだめに与えられた課題曲を熱心に研究する千秋に、のだめは「先輩は自分の事をやってください!」と突き放す。


コンクールは、おあずけになっているものの、オクレール先生から与えられた課題をこなしていくのだめ。
ふたりで音楽について語り、ベートーヴェンの話をするあたりは、とても微笑ましく見れましたが、(マンガに例えるあたりが面白かったですし)
のだめを気遣うあまり、千秋の方が他人事に力が入っているように映るのだめ。
最後は「私の事は放っといて」みたいな感じになってきましたが、
のだめもホントは分かってるんでしょうけどね。
人の優しさが、傷ついているときには余計に痛く感じる時ってありますよね。
そこまでされると、余計バカにされているような気がしたりして、そんな自分が余計に腹立たしく思えたりして・・・。

頑張っているときほど、それが届かない、認められない。そうなる他人のひとつひとつの言動が気になって仕方がない。

のだめは逆境を乗り越えられるのでしょうか?
でも、来週にはサラッと忘れて、おいしい食事を食べてる気もしますが・・・。

それと、もうひとつ気になるのが、黒木君とターニャ。今回はチラッとしか登場してませんでしたけど、こちらも若干展開があるような、無いような。

いろいろ来週が気になります。

【前回ののだめカンタービレ】

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