初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

トスカニーニ国際指揮者コンクール 三ツ橋敬子さん準優勝

2010年11月02日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はトスカニーニ国際指揮者コンクール 三ツ橋敬子さん準優勝です。

まずは、ニュース記事から
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三ツ橋敬子さん準優勝=伊指揮者コンクール
 イタリア・パルマで5日から16日まで開かれていたアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで、ミラノ在住の指揮者、三ツ橋敬子さん(30)が準優勝するとともに聴衆賞を受賞したことが17日、日本の所属事務所に入った連絡で分かった。同コンクールでは1987年に大野和士さんが日本人としてただ一人、優勝している。
 三ツ橋さんは東京都生まれ。16歳から指揮を学び始め、小澤征爾さんや小林研一郎さんらに師事。東京芸大大学院修了後、ウイーンなどに留学した。2008年にはアントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで日本人初、最年少優勝を果たした。(2010/10/17-16:30)
―――――――――――――――――――――――――――――――
「時事ドットコム」から

おめでとう!
まずはこの言葉が決まり文句ですが・・・、
何故か日本のマスコミではこの偉業が話題にならない今日この頃。
このニュースの頃は確か、ノーベル物理学賞受賞のニュースが話題になってたんだと思います。

でもねぇ。ノーベル賞のときのニュースでも思いましたが、
確か、この受賞した技術は既に30年前に開発されたんだそうな。それが昨今の液晶薄型テレビの実現に貢献した、とか、薬品の画期的な技術革新につながったとか・・・だったような気がしますが・・・。
受賞したお二人のテレビインタビューによると、お二人とも日本ではなかなか評価されずアメリカに渡って地道に研究を続けた結果のようやくの成果だそうな。

よくテレビなんかでは、「夢をあきらめずに」とか「夢に向かって」とかを簡単ポンポン言ってくれますが・・・。
同時に夢を実現させる事がいかに困難で厳しい道なのかということも痛感させられる思いがします。

今回の三ツ橋敬子さんもノーベル賞受賞のお二人も並々ならぬ困難を乗り越えての受賞だったことは想像に堪えませんが、少なくとも世界に羽ばたく前に、日本でもある程度の評価を与える事ができなかったのか?あるいは少なくともその成果を公に発表する場所がなかったのか?それともそれらの場所を自分が知らないだけなのか?は定かではありませんが・・・、

これだけ優秀な日本人が沢山いる訳ですから、せめて、日本では十分評価をしてから、その上で世界にいってらっしゃい!と送り出す事ができればいいんでしょうが・・・。なかなか色々あるんでしょうねぇ。


それは、ともかくとして、今回の三ツ橋さん!もっとテレビに出てもいいですよね!イヤ、別にテレビじゃなくてもいいけど新聞とかでももっと大きく取り上げてもいいんじゃないかなぁ、なんて思いますが。

改めてクラシック音楽の肩身の狭さというか、一般的な知名度というか・・・、
とにかく、三ツ橋さんおめでとう!


≪本人のCD?≫
同姓同名?じゃないよね本人ですよね?ピアノになってますけど。

プロミネンス
宮村和宏(ob),三ツ橋敬子(p)
インディペンデントレーベル




とかなんとか言ってこのニュース事態もう古くなってますけど、毎回、今日書こう今日書こう・・・、と思いながら結局今日になってしまいましたが、
このニュースがあるまで、三ツ橋さん、全然知りませんでした。
彼女の振った曲も一回も聴いた事ありません。でも、これから日本を代表する、世界を代表する指揮者になってほしいですね。



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CMのクラシック(その53)

2010年09月08日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その53)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さて、さてさて、大変長らくお待たせしました。
って別にもう、待って無いって・・・、ねぇ。
そんな訳で、一応少し古いCMが並んでますが、ちょっと前に書いてたのを紹介します。(ホントはもっとCMに使われてた曲あったのにねぇ。)
とりあえず、いくつかどうぞ。


エーザイ:ナボリンS(肩コリーゼのために編)
【曲目:エリーゼのために:べートーヴェン】

タキシードを着た俳優沢村一樹さんが「もんでもダメだから~♪」と
歌いだすと、ピアノ伴奏の人が片手でメロディを引き始めますがもう一つのては肩を
揉んでいます。曲が両手の部分にさしかかると、また肩にあてていた手をピアノに戻す
という面白CM。くだらないけど見てて面白いCMです。


エスエス製薬:エスカップ(前向キングオフィス編)
【曲目:アルルの女~ファランドール:ビゼー】

オフィスのデスクを囲んで3人が書類を見ながら「やり直しか~」とくたびれていると、
曲と共に、俳優の市村正親さんがブルーのマントを羽織って王様の格好で堂々と登場!
何故か背景もお城のバルコニーになっていて、ずっしりと一言。
「やり直しになったのではない!やり直せるのだ!!」とガッツリ言い放つと
オフィスの一人が「やり直しましょう!」と皆を盛り上げるCM。
これもくだらないけど面白いCM。


スズキ:ジムニー(自然編)
【曲目:「四季」からヴァイオリン協奏曲第2番「夏」~第3楽章:ヴィヴァルディ】

「泥にまみれ雨にさらされても、私は進む・・・」というナレーションと共に、
オフロード車が泥まみれになりながらジャングルを走る。
曲は最初から最後まで流れてますが、映像とも合っていて結構カッコイイ!
せっかくこれからヴァイオリンソロが始まるという時にCMは終わってしまいますが、
それでも結構カッコイイ。



結構コミカルで面白いクラシックCMって最近増えてますよね。
これからもどうにかこうにか一応書いていこうとおもってますので、どうぞどうぞ宜しくおねがいします。



※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。



【前回のCMのクラシック】

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指揮者の佐渡裕 ベルリン・フィルとの共演決まる

2010年06月05日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、「指揮者の佐渡裕 ベルリン・フィルとの共演決まる」です


例によっていきなりですが、まずはニュース記事から

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テレビ朝日「題名のない音楽会」司会者としてもおなじみの指揮者・佐渡裕が、世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演に出演することが決定した。

 佐渡裕は、1961年京都生まれ。20世紀を代表する大指揮者の故・レナード・バーンスタイン最後の愛弟子であり、1989年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝してプロデビュー。数多くのオーケストラや吹奏楽団を指揮するほか、毎年12月に大阪城ホールで開催される「1万人の第九コンサート」の指揮者、テレビ朝日「題名のない音楽会」第5代目司会者など、多方面で活躍。現在は、兵庫県芸術文化センターの芸術監督を務める。

 佐渡裕のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団・定期演奏会への出演は、5月12日のベルリン・フィル記者会見により正式発表されたもの。世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルの演奏会に出演する指揮者は、同楽団芸術監督のサイモン・ラトルをはじめ世界のスターばかり。また日本人指揮者の出演は、近年では小澤征爾以来。佐渡裕は今回の出演により世界超一流の仲間入りを果たすこととなる。

 佐渡裕が出演するベルリン・フィル定期公演は、2011年5月20日(金)・21日(土)・22日(日)の3日間、会場は同楽団の本拠地フィルハーモニー(ベルリン)。演奏曲目は、故・武満徹作曲「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」、ショスタコーヴィチ作曲「交響曲第5番」を予定。また佐渡裕は、ベルリン・フィル以外にも、今年10月のベルリン・ドイツ交響楽団、2011年3月のフランス国立管弦楽団、同5月のバイエルン国立歌劇場管弦楽団など、世界の名門オーケストラと相次いで共演することが決定している。

 また国内での活動は、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団やシエナ・ウインド・オーケストラの演奏会、恩師レナード・バーンスタイン作曲のオペラ「キャンディード」(8月/東京・大阪)などを指揮する予定。

(2010年5月14日 読売新聞)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

そんなこんなでスゴイですね!佐渡裕。
以前、紹介した辻井伸行さんのときにもチラッと出てましたが、その実力が世界に認められたと言う事もできるでしょう。

第一報を聞いたのは、確か報道ステーションでしたが、結構ビックリしました。というのも、最初は「ベルリンフィルを振る」というイメージだったので、
え、何?常任指揮者?音楽監督?ウソ?!とか勝手に思ってたんですが、「定期公演の指揮者決定」という事だったんですね。ひとり早とちりしてました。
だって古館さんが必要以上に持ち上げるんだもん。

まぁ、さはさりとて、世界に名だたる「ベルリンフィルを振る」事には変わりないので、日本人指揮者としては快挙と言えるでしょう。

そして、指揮者佐渡裕といえば、上のニュース記事にもあるように、テレビ番組「題名のない音楽会」ですが、そういえば最近この人がやってましたね。くらいで実際ほとんど見てなかったりするんですが、このブログでもいつかこの番組も取り上げよう・・・と思いながら未だ手付かず状態ですが・・・。

更に、指揮者佐渡裕の個人評としては・・・、という感じでイメージとか印象を紹介できればいいんですが・・・。
なんせ彼のCDを1枚も持ってないときたもんだ。別に彼の演奏が嫌いとかそういう訳ではないんですけど、日本人指揮者のCDと言えば、小澤征爾のニューイヤーコンサート、ウィーンフィルとか、同じくボストン交響楽団くらいしか持ってなかったりするので、今のところ彼の個人的な評価は未知数です。

しかしながら、彼の音楽活動はテレビ番組や演奏活動を見ると、クラシック音楽をもっと一般に普及させようという姿は見てとれるので、今後の期待は大きいと思います。
それに、フランス国立管弦楽団やバイエルンとも共演が決まっているようなので、まさにこれから花盛り、これからが旬の指揮者とも言えると思いますから、注目の指揮者の一人とも言えるでしょう。

≪佐渡裕≫
魔法使いの弟子~フランス音楽の祭典
佐渡裕
ワーナーミュージック・ジャパン

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そんなこんなで、ニュース的にも古い話題を今回は取り上げてみましたが、ひょっとして、何気に知らない人も多いかも?!と思って書いてみました。
その割には、誉めてるんだかけなしてるんだかみたいな書き方になってしまいましたが、そこはなんせ彼の演奏をほとんど聞いた事がないので、変な感じに伝わってしまったらごめんなさい。決して悪意がある訳じゃありません。念のため。

そして、これまた、あまり聴いた事が無いんですが、日本人指揮者としては、個人的に、これから聴きたいと思っているのは朝比奈隆とか大友直人なんかを聴いてみたいなぁ…なんて思ってますが、例によってなんとなく…のイメージだけです。


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CMのクラシック(その52)

2010年05月30日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その52)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

油断していると、結構次々にん流れるCM。結構たくさんクラシックのCMも増えてきました。そんなCMをいくつか紹介していきます。

レイク
【曲目:くるみ割り人形から「花のワルツ」:チャイコフスキー】
30秒の2本立てCMで最初は山田優さんが、ゴルフの打ちっぱなしに言ってゴルフクラブを曲げてしまいます。
そして2本目のCMで曲が流れると、ゴルフ場に止まったバスから楽団員たちが楽器ケースを持って次々に降りてくると、ティーショットをする優ちゃんの後ろで
演奏を始め、ると優ちゃんもナイスショット。「コンコロコン!」とかいってたので、ホールインワンかな?「ご利用にも余裕を」というテロップまで出てます。

ドギーマン:薬用ペッツテクト プラス 「犬猿の仲と呼ばないで」篇
【曲目:愛のあいさつ:エルガー】
ゆったりとしたヴァイオリンのメロディが流れると、寝そべった犬のノミ取りを丁寧にする猿、「ノミ取りは愛の証…」と字幕とナレーションが入ると続いて商品紹介・・・、なんともなごみのCMです。


グリコ:パナップ 「ガールズミルフィーユ篇」
【曲目:カノン:パッヘルベル】
違った色の同じデザインの衣装を着た吉高由里子さんがカノンのメロディを歌います「パ、パナ、パナップ、パナ、パリパリパリ~」手にはパナップとスプーンが、それをパリっと食べると、「ミルフィーユのようなパリパリ触感」とナレーションが入るCMです。
グリコのホームページへ行くと「カノン」を弾いてみよう!というコーナーもあるみたいです。


再春館製薬所:ドモホルンリンクル
【曲目:チェロ協奏曲:ドヴォルザーク】
「ドモホルンリンクルは恥ずかしいところを隠しません」という江守徹さんお馴染みのナレーションが入ると、曲が流れます。ナレーションが続き商品の紹介をしていきます。
テレビで見たCMだとドヴォルザークが流れてたんですが、ホームページへ行くと違う曲になってました!ひょっとして記憶違いかな?


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


ドモホルンリンクルのCMは、ホームページではちょっと違う曲でしたけど、パナップって言えば、「パパゲーノ」のCMがとても印象的だったので、かなりのイメチェンですが、知ってる人いますよね!
他にも今回は面白CM盛りだくさんでした。「犬猿の仲」もあんな猿がいるんだなぁなんて・・・。

【前回のCMのクラシック】

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ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)

2010年05月20日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)です。


先々週の週末、テレビを見てました。何か面白いのやってないかな~とか思いながら、金曜ロードショーで「スターウォーズエピソードⅠ」をやっていたので、
まだ見てなかったので「へぇー」とか思いながら、じゃあ見るか!と思って(というか今頃かよ!?って?)
しばらく見てたんですが、最初はCGもスゴイし世界観も独特だったので、しばらく見てたんですが、前半だとストーリーもなかなか展開しないし、もともとスターウォーズシリーズを一回も見た事が無かったので、だんだん飽きてきて…(ってそんなすぐにかよ)
チャンネルを変えてみると、今回のお題の「辻井伸行さん」の番組をやっていたのでそれを見ることに、

今日はその番組のお話です(金スマから)
途中からだったんですが、内容的にはほぼ全部見られたと思います。

前半は分かりませんが、彼はどうやら生まれつき全盲で目が見えなかったようです。
しかし、2歳くらいの頃におもちゃのピアノを与えると、教えてもいないのに楽しそうに弾いているので、親も知らないうちにどんどん上達していったようで・・・

海外に親子で旅行に行ったときにホテルか何かのロビーで自動演奏されているピアノがあり、幼い伸行くんはそれを「自分も弾きたい!」とダダをこねて親を困らせていると、それを管理する方が上司に掛け合ってなんとかピアノ弾かせてもらえるようにお願いしてみると、許可が下りて彼はピアノの前に座ると、見事に曲をサラリと弾き始める。

次第にひとりふたりと彼の弾くピアノの周りに人が集まりしまいには大勢の人に囲まれてちょっとしたコンサート会場のようになっていきます。
演奏が終わると、割れんばかりの拍手に囲まれた彼がピアノの前に居たのでした。これが人前で初めて弾いた演奏だったようです。

母親は、彼の才能を信じてピアノを習わせ始めます。
そして盲学校のピアノコンクールで見事優勝を飾ると、母親も大感激で嬉々として彼を誉めたたえるのでした。
しかし、父親は「草野球で4番バッターでもプロになれる訳じゃない…」と一言。

ここだけ聞くと冷たい親にも聴こえますが、確かに…現実を考えれば、スゴイ事には違いありませんが、それで彼に将来の展望が開けたか?と言えるとそうではない。ぬか喜びをしては本人のためにもならない・・・という冷静な親心と言えるかもしれません。

それでも母親は少しでも彼の才能を伸ばそうと、ピアノの先生を彼に付けさせます。その指導法は、何と言っても目が見えないので楽譜が読めない。
先生がまず右手でメロディを弾いて聴かせ、伸行くんが後を追ってそのメロディを弾く。今度は左手の伴奏を聴かせて、彼がそれを追う。最後に両手で弾いてみる。
そのときのホームビデオの映像がありましたが、そっくりそのまま弾けるからスゴイですよこれは!(だって目が見えてたって弾けないし…)

そんなこんなで、ピアノのレッスンを続けていくのですが・・・
次第に彼にも当然物心がついてくると・・・他人と自分の違い(自分は目が見えていない。他の人とは違う)と言う事を自覚するようになっていくのでした。
ある日、母親に「僕は他の人とは違うんだね。他の人は目が見えるんだね」と尋ねたそうです。母親は彼の問いに応える事が出来なかったようです。
(そりゃそうだ、そんな事誰にも答えられない。)
しかし、彼はその後にこう続けたそうです。「でも僕にはピアノが弾ける!」
予想外の彼の言葉に母親も、とても嬉しく、前向きに育っている彼が輝いて見えたそうです。

目が見えない彼は、始終家にいるのかと思いきや、母親は積極的に彼と外出したそうです。もちろん目には見えませんが、桜が咲けば花見に出かけ、「これは桜の花びら」と告げ、彼の手にそれを持たせ「色はピンク色」と話しかけて、
とにかくいろいろな所へ出掛けて行って様々な体験を彼にさせたようです。

そんな父母の心配もよそに、10歳でコンサートデビュー。晴れやかな舞台を飾ります。

そしてその実力が話題を呼ぶと2000年には、あのサントリーホールでソロリサイタルを開催。

2002年には日本を代表する指揮者、佐渡裕主宰のコンサートへ出演。番組では佐渡さんが、彼の演奏を始めて聴いたときの様子をこう語っていました。
「涙が止まらない」
これまでに聴いた事がないような演奏だったようです。

その後も東京を中心に演奏会を精力的にこなしていくのでした。

そして、2005年にはあのショパンコンクールに出場。「ポーランド批評家賞」を見事に受賞するのでした。

この頃になると、ピアニストとしての将来を不安に考えていた父親も、さすがに実力を認め、ピアニスト辻井伸行としての生き方を尊重していくのでした。
番組では、彼が父と一緒に散歩した小川をイメージした、辻井伸行作曲のピアノ曲がサラサラと流れていました。

そして、いよいよ2009年(昨年)このブログでも紹介していたバンクライバーン国際ピアノコンクールで見事に優勝を決めると、その実力は日本をはじめ世界にその名を響かせるのでした。

番組 :「金スマ」
放送局:TBS
日時 :毎週金曜よる9:00

~金スマって普段はそんなに見る番組じゃないんで、今回もたまたまだったんですが、以前もそんなノリで指揮者西本智美さんを特集していたときも見てましたけど、そのときはブログに書くという頭が無かったので、パスしてました。

【辻井信行】
マイ・フェイヴァリット・ショパン
辻井伸行
エイベックス・マーケティング

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いや~、そんなこんなで、ざっくりと紹介してみましたが、
このブログでも以前紹介していたヴァン・クライバーンコンクールのときにも書いてたと思いますが、もう目が見えないとか以前の問題ですよね。
ヴァンクライバーンだって、普通に目が見える人も出てるハズだし。

子供時代に先生から片手ずつ音を教えてもらうときの彼の表情。
顔をぐるぐると動かしながら、それはまるで楽しい音をさぐるようにとても楽しそうに弾いてるんですよね。

印象に残ったのは彼の言葉「僕はピアノが弾けるから」


「健常者」という言葉がありますが、その言葉が「健康な心を常に持つ者」という意味だとすれば、彼も間違いなく健常者のひとりなんでしょうね。

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CMのクラシック(その51)

2010年05月04日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その51)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さて、前回はネタ切れとかいいながら、「このコーナーがあるじゃないか!」という事を思った方も多いハズ!?
最近またよくCMでも耳にするようになったクラシック音楽の数々。
もちろんやろうと思ってたんですけど、タイミングが…というのもあったんで、さっそくいくつか紹介してみましょう。


日産自動車:「号外」篇改訂
【曲目:ウィリアムテル序曲:ロッシーニ】
「パーン、パカパーン~~」というあの有名なファンファーレが始まると、新聞の印刷機から第一面には「号外」の記事が現れ、文字とともに「エコカー補助金延長決定」のアナウンス。
そしてあのカンガルー?みたいなマスコットキャラが詳細を説明。
(あの声はタラちゃんですよね。)
曲は最初はトランペットですが、弦楽器の部分はピアノにアレンジされてました。日産ホームページにも(オリジナルアレンジ)となっています。

アイリスオーヤマ:高圧洗浄機
【曲目:美しく青きドナウ:J.シュトラウスⅡ】
壁に向かって高圧洗浄機を噴射している女性が映ると壁がアップになり、「高圧洗浄機をご存知ですか?」というナレーションが流れると、同時に水が当たっているところだけがみるみる白くなっていき、画面が泥だらけの車に変わるとタイヤからドア付近の泥も、水が噴射されているところだけが綺麗にその車体の色が浮き上がっていくCM。
曲は最初から流れていますが、音は楽器じゃなくて若干電子音てきな音でメロディはそのまんまでした。


JR東日本:「子育て支援」篇
【曲目:ヴァイオリンソナタ第5番「春」:ベートーヴェン】
五嶋龍さんがヴァイオリンを弾く映像が流れれると、音楽はそのままにナレーションが入ります。「通勤の途中に保育園があってよかった…そんな声が聴きたくてアクセスの良い保育園を増やしています」
そして、親が保育園に迎えに来た映像が微笑ましく流れると、最後に五嶋さんも笑顔で締めくくるCMです。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


この他にも、SK‐Ⅱとかアステラス製薬もメモに書いてたんで、たぶんクラシック関連のCMをやっていたと思うんですが、どうやらホームページでそのCMが探せなかったので今回はこんな感じです。
まだまだ増えてきてるみたいなのでCMも要チェックですね。

【前回のCMのクラシック】

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近況報告のお話

2010年05月02日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、「近況報告のお話」です

いや~世間ではゴールデンウイークまっただ中ですね。
皆さんはいかがお過ごしですか?クラシック聴いてますか?
コンサートなんか行かれたりしてますか?

…って何の番組だよって・・・。

先月は長らくご無沙汰してしまいましたが、
別段、病気をしてたとか、ケガをしたとかそういう訳ではないんですね。
至って普通の日常を過ごしていた訳なんですが。

あんまりにも更新が無いからって、友人から電話が掛ってきたりなんかして、
「ブログが更新されてないから、ちょっと心配しましたよ!」なんて
だから
「いや、別に何かあった訳じゃないんだけど、ゴメンゴメンι」なんて一幕もあったりなんかして・・・。

そう考えると、いつもご覧頂いているみなさんにも、ひょっとしてそんな風に思われてたら、申し訳ないなぁなんて思ったりして。
そうですよね、いつも見て頂いているみなさんにも悪いな~とは思いつつ、長らくご無沙汰してました。

で、何故そんなに長い事、間が空いたかというと、上に書いたように、特に病気とか事故では無いんですが、
敢えて言うならば、以前からブログにも書いていたように、かなりネタ切れというのがホントのところですね。

全くスッカラカンという訳でも無いんですが、かといって長時間の曲に挑戦する時間も作れず、ヤキモキしている間に時間だけが過ぎていった・・・みたいな。そんな感じでした。

だから、まぁ早い話がただ、サボってただけなんですね、テヘヘ。

加えて、今年の4月は寒かったですよね~東京でも雪が降ったとか降らないとか・・・ねぇ。なんてまた逃げたりして。


そんなこんなで、前回更新の4月25日に久々に記事を書いてみたんですが・・・。今度は久々に曲の話を書いてみると・・・「アレ?こんな感じでよかったんだっけか?!大丈夫かなぁ?」なんて、ちょっと余計に気になったりして。コメントも返信遅れてスミマセン。

とまぁ、特段大した理由も無く、誠に個人的な都合でしばらく更新が滞っておりましたが、一応、世間ではどっかの幹事長みたいに「説明責任」とか言われないよ言うに、その経緯をご説明した訳ですが。
ホント大した理由じゃなくてスミマセン。万が一、心配をおかけしている方がいらしたら本当にごめんなさい。


そして、ここで普通なら明日からちゃんと小刻みに更新しますんで、これからも宜しく!といきたいところなんですが、上みたいな理由が理由なだけに、そんな確約もすることもできず、おそらくいつものごとく、グダグダ感満載でお送りする事になるかと思いますが、お付き合いの程宜しくお願いします。

ひょっとしたら、また思いつきでポン!ポン!と、いろんな事を書いていくと思いますが、その辺りも含めて宜しくお願いします。ホント、ゴメンナサイ!

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ホルン協奏曲第1番

2010年04月25日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:ホルン協奏曲第1番です。

ホルン協奏曲というと「モーツァルト」を思い出す人も多いでしょうが、(かく言う自分もそのひとり)ハイドンもこれを作曲しています。
そして、そしてなんと「ウィキペディア」によると第2番も作曲しているので、ちょっとビックリでしたが、詳細は不明です。

そして今回はその第1番、というのも例によって持ってるCDがそれだから…という事だけなんですが、

そのCDによると、チェンバロが入っているせいか、ハイドンは古典派の作曲家なんですが、どうもバロックっぽく聴こえてきます。
おそらく、チェンバロが無ければ古典派として聴けると思うんですが、どうもそんな感じがしてしまう。

そうかと言ってチェンバロをピアノで演奏しようものなら、曲名が「ピアノとホルンのための・・・」みたいになりそうでアレですが・・・。最初の印象はそんな感じでした。

ただ、ホルンの音色に耳を傾ければ、もちろんその弾む音色と、のびのびとした音が心地よく響き、曲の作りもわかりやすく明るくゆったりとした感じがとても気持ち良く聴ける一曲です。



 第1楽章:さわやかな弦楽器がスルリと始まると、チェンバロのリズムに乗せて、
 軽やかならリズムからスッキリとしたフレーズが流れます。
 そこへゆるやかにホルンの音色がはじまると、小刻みなリズムにゆったりとしたホルンの音色が
 とてもおおらかに流れていきます。
 しばらく、オーケストラの間奏が入ると、低音のホルンが響きそして高音へ、
 一音、一音をゆっくりと聴かせるように、
 ゆったりと朗らかな音色を聴かせます。
 そして、最後はホルンのソロを聴かせると、
 弦楽器がサラッと締めくくって終わります。

 第2楽章:低音から徐々に高音の弦楽器へと、しっとりと、そして涼しげに始まると、
 おだやかな表情が、とてもリラックスした雰囲気を作り上げていきます。
 少し長めの前奏(イントロ)が終わると、
 ゆったりとしたホルンが穏やかな日差しが木陰を照らし出すように
 温かな心地よい音色を広げていきます。
 ホルンが少し細かい音を出すところも、
 のんびりとした草原に木漏れ日がチラチラと照らされるように
 とても平和な時間が流れていくようです。
 弦楽器が途中に入っても、ゆるやかな風が軽く髪をなでるようなスッキリとした
 感覚で、ゆっくり、ゆっくりと時間が流れていくようです。
 伸びやかなソロを、ふわふわと聴かせると、そのままゆっくりと終わっていきます。 

 第3楽章:うつらうつらとしていた午後から、ふと目が覚めたように
 やや速めになった弦楽器が走り出すと、
 それ程焦った様子もなく、心地よい目覚めと共に、しっかりとリズムを進め、
 ホルンもポコポコと弾むように進んでいきます。
 それでも、おおらかな音色はそのままに、ゆらりゆらりとマイペース。
 じっくりとその音を聴かせるように、細かいフレーズもひとつずつを
 ポンポンと聴かせてゆき。
 最後は朗々とソロを歌い、最後を締めくくるとあっさりと終わります。


上にも書きましたが、「ホルン協奏曲」というとモーツァルトを思い出してしまいますが、ハイドンのそれを、というかモーツァルト以外のホルン協奏曲を聴いた事が無かったので、なんとも新鮮という感じで聴けましたが、
その割にはとても聴きやすいので、なんだか初めて聴いた気がしない。というのもホントのところだと思います。

ホルン好きの人はもちろんですが、それ以外の人でもゆったりとしたホルンの音色をのびやかに聴ける一曲ですし。
演奏時間も約15分とそれ程長くもないので、初心者の方にもオススメだと思います。

≪オススメCD≫
ナクソス版でどうぞ。
ハイドン:協奏曲集
ヘルムート・ミュラー=ブリュール
Naxos

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
ちょうど今頃の温かい季節にちょうどいいかも?!


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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第11話)

2010年03月28日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第11話)です。

シュトレーゼマンとの共演がネットを通じて一夜のうちにのだめの話題でもちきりになってしまいますが、肝心ののだめ本人は、なぜかエジプトへ逃避行の旅へ。気持ちを整理しようとするがどうにも整理がつかずパリへ帰ってきたものの、どうしていいか分からず選択肢の前で立ち止まるのだめ。センパイ・・・とうずくまって大粒の涙を浮かべるのだめ・・・。
千秋はのだめのプロポーズを受けると決心したようですが・・・。

【Lesson11】

パリへ帰ってきた千秋は、携帯に送られたのだめの動画を見ると、無言で考える。
のだめは、下宿で子供に囲まれて楽しそうにはしゃぐ。
そんな姿を見たターニャは「みんな、ヤス(黒木君)が連れてきたの?」といぶかり、デビューしたのにその後の活動が全く無い事を話す。

隣で眺めていた黒木君は、そんなのだめの様子を見て「幼稚園の先生を目指す子が同じ上を目指すのは変ですよね。」とのだめが以前言っていた事を思い出す。

マイペース?なのだめは、子供に囲まれてピアノを弾くと、子供たちも「アレを弾いてこれを弾いて」といろんな曲をせがむ。

部屋の外にも聴こえる音を聴いて、「何やってんだよのだめ!」と、やはりターニャと同じように嘆くユンロン。

そこへ下宿へ戻ってきた千秋は、のだめに無理をさせずその決心を固めるかのような考えを浮かべながら部屋の前まで来ると

子供たちにキラキラ星の変奏曲を弾いていたのだめは、「のだめ先生やるときはやるんですよ。」と言ってベートーヴェンのソナタ第31番を弾き始める。

ドアにノックをしようとしていた千秋の手がとまり、思わずその演奏に聴き入ってしまうと、「・・・どうしても舞台へ上げたくなるんだ」という衝動に駆られてしまう。

部屋に入った千秋は真剣なまなざしで「オレと一緒にコンチェルトやろう!」と言うが・・・「イヤです!」とあっさり断るのだめ。

「怖いんです・・・あれ以上の演奏が先輩と出来るか・・・センパイとの演奏が上手くいかなりと、センパイを好きでいられるか心配で・・・」と続ける。
千秋はこれまで、のだめと大事な局面を思い出すと、子供たちの前からのだめを引っ張って外へ連れ出す。

千秋がのだめを連れてきたのは、ニナ・ルッツ先生の部屋、「ここならピアノが2台あるから・・・出来るだろ」と言ってモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」を弾かせようとする。
のだめも「あの頃ののだめと違いますよ」と言ってピアノの前に座る。

テンポを決めて弾き始めると、「本当にあのときとは違う!」と感じる千秋。
自由奔放に弾くのだめ「でも、絶対合わせて見せる!」と力が入ると、のだめもその事に気付き、「ハッ」となり千秋を見る。

そんなふたりの様子を見ていたニナ先生。以前、長野の音楽祭で聴いたピアノの音を思い出す。
千秋は、はじめてこの曲をふたりで弾いたときの事を思い出していると、のだめにもそれが伝わったのか、千秋の顔を見る。
千秋はまるで「そうだよ!」と言わんばかりの顔で演奏を続けていると、のだめにもそれが分かったのか、笑顔を浮かべて演奏をつづけるふたり。

「こんな喜びがあるから何度でも立ち向かえるんだ」と千秋。

演奏が終わったのか、
うなだれているのだめに、「バーカ!せっかく奇跡的にオレが合わせてるのに終楽章で崩れ落ちるんだよ!」と楽しそうに言う千秋。

そんな千秋にいつも通り、「センパイの背中飛びつきたくて・・・」
「ムキャー」とのだめが飛びつくと・・・、いつもなら突き放す千秋も
しっかりとのだめを抱きしめる・・・。




その後・・・。

オクレール先生のレッスンに戻ったのだめは試験が既に終了していたため、追試に向けて活動再開。

千秋もどうやらのだめたちと同じ下宿へ戻って掃除中のようです。
下宿には新しい入居者も居る様子。

ユンロンはどうやら母国へ帰国の様子。ターニャはなんとか試験をパスして室内楽のクラスへ進学しパリへ残留。
フランクもどこぞの先生に認められ、推薦を受けてルイから音楽祭に誘われて共演が決定。

マ・ルレオケも演奏活動・・・を一歩づつ勧めるものの…どうやらマネージャーがミスったらしくたまねぎの収穫祭で演奏中。

黒木君も、ターニャを伴奏に連れて、ミュンヘンで開催されるコンクールへと向かう。譜読みをしようと、気になる個所を指差すふたりの先には同じ音符が・・・。

何百年も前に記された音符が、なにもかも違うふたりに同じ音を思い描かせる・・・。
分かり合えないと思っていた人を、たった一音で…分かり合えたり、惹かれあったり…。

そして、のだめは…、サンマロのサロンコンサートで再び、舞台の前に立つと「楽しんで弾くので、頑張って聴いてください。」とおじぎをして・・・


とうとう終わってしまった。アニメ「のだめカンタービ」レフィナーレ。
まさか、まさか、最初に弾いたモーツァルトの連弾がここで来るとは!正直ウルッと来てしまった…。

迷いに迷ってのだめが出した結論は、「3.学校コース(オクレール先生の元へ投降)」のようでしたが、どうやらエリーゼも最後にコンサートの依頼を受けていたようですから、「1.プロコース(エリーゼの元へ投降)」もちょっとかじってるのかな?

最後のシーンと言うよりは前半でしたが、千秋とのだめが連弾で目を合わせるシーンが、千秋のモノローグだけでしたが、何故かふたりが会話をしているように聴こえたのは自分だけではないでしょう。

いろいろと鬱屈としたものを抱えて、逃げていたのだめが・・・。ピアノを弾くと目の前が開けたかのようにハッと我に返る瞬間を見たような。
とてもすがすがしい気持ちにさせてくれました。

【前回の のだめカンタービレ】



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CMのクラシック(その50)

2010年03月25日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その50)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さあ、なんだかんだでお送りしてきたこのコーナー。(CMのクラシック)が、なんとなんと、50回ですよ!

すごいなぁ~。
何がスゴイって、CMに関しては昔から途絶える事が無いと言ってもいいくらい(それは言い過ぎか?)ず~とクラシックやってますよね。
ヘタをすれは、最初に聴いたクラシック音楽はCMなんて事も少なからずあるハズ。(自分でもわからないですが)

考えると、クラシック音楽という、ある程度知名度のある曲を使って、更にそれをテレビという媒体で、全国展開で不特定多数の視聴者に意図せずそれを放映するというシステム。(そんな大げさに言わなくてもCMはクラシック使ってなくても全部そうだから。)

それはともかく、いつものようにいくつかCMを紹介します。

UHA味覚糖:e-maのど飴「JUGGLING」篇
【曲目:ヴァイオリン協奏曲四季から「冬」:ヴィヴァルディ】
商品がズバッと全面に出たかと思うと、真黒なスタジオで松田翔太さんが、のど飴の入ったケースをお手玉(最近ではジャグリングと言うらしい)すると、投げられたケースの軌道に光が走り、ぐるぐると回るCM。
曲はそのまんまCMの最初から最後まで流れてます。

ブリヂストン:POTENZA「Leser」篇
【曲目:交響曲第9番「合唱」~第2楽章:ベートーヴェン】
山肌から赤いレーザー光線がキラリと光ると、その光は車の前をリードしながら道沿いを走る。車から逃げるように走る赤い光
するとナレーションが入ります「自分の限界はどこだ、それに怯えるのか、挑むのか、それとも・・・」と言うと光も車も止まり、「楽しむ事ができるのか」というナレーションが入ると、ドライバーの目がカッと見開き、アクセルを踏むと光をゴールテープのように切ると、光は車を輪のように包み後ろへ、
というCM。
曲はオーケストラっぽいですけど、おそらく作ったような音。曲はそのままです。

映画:噂のモーガン夫妻
【曲目:ピアノ協奏曲:グリーグ】
「夫が浮気した、殺人事件に巻き込まれた」というナレーションに映画のカットがいくつか入ると、ナレーションはつづき、「更に最悪なのは夫のセリフ『浮気したけど妻が好き』そんなのアリですか?」
というCM。
曲は冒頭部分の有名なところが流れています。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


味覚糖のCMはさりげなく使ってますが、ブリヂストンのCMは「第4楽章」のお決まりの部分ではなくて、「第2楽章」というところがなかなかシブイですねぇ。
そして映画「噂のモーガン夫妻」は1回だけチラッと見たCMなので、それっきり一回も見た事ないですが・・・。

そんなこんなで、せっかくの50回!なので、最初は何か企画モノでも書こうかな?と思って、40回あたりから、これまでに書いてたCMを企業別とか曲別とかに集計しようとしてたんですが、まぁ~コレが面倒臭い!ったらありゃしない。しかも頑張ってまとめても記事1つ分にしかならないので、ちょっとバカらしくなったのでやめました。

一応多かったイメージがあるのが、今回も紹介してましたが、ベートヴェンの第九(交響曲第9番)とかドヴォルザークの「新世界から」(交響曲第9番)だったかな?
ひょっとして「この曲どこかで聴いた事がある!?」というのはこういうCMで使われたCMのクラシックの効果も多々あるんでしょうね。

これからもおそらくこのブログとは関係なく各社クラシックのCMを作成されると思いますので、その都度こちらもヨロシク!

【前回のCMのクラシック】

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