初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

交響曲第7番

2006年10月07日 | ベートーヴェン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はベートーヴェン:交響曲第7番です。

第7番は、ベートーヴェンの交響曲の中でも目立たない存在(サブタイトルもついてないし)ですが、個人的には結構好きな曲のひとつです。30分足らずの曲だったかな~と思ってたんですが、よく見ると全4楽章合わせて40分程度の演奏時間です。

やっぱり好きな曲だと、幾分か早く感じてしまうからなんでしょうか、それにテンポも軽快で、サクサク聴ける曲ですから、聴いていてもたぶんそんなに時間がかかっているとは感じないからなんでしょうね。そんな訳で演奏時間は少々長めなんですが、テンポよく、どんどん引き込まれる感じで聴けますから、初心者の方にもオススメの一曲ですね。


 第1楽章:「ジャーン」というオーケストラの響きをオーボエ、クラリネット、
 ホルンがつなぎ、更に「ジャーン」という響きが続くと今度は弦楽器が壮大にその
 響きを包み込んでいくようにして盛り上げていきます。そうして、ゆったりとした
 前奏が終わって、フルートの軽快なフレーズを合図にテンポが速くなり、勢いを
 つけていきます。曲も派手に盛り上がりますが、元気の出てくる爽快なものになり
 ます。

 第2楽章:「ポーン」と金管楽器がひとつ響くと、次はチェロのフレーズが、
 のっそりのっそりと、まるで葬送行進曲みたいに引きずりながらじわじわと足を
 引きずっているような、悲しくけだるいフレーズになります。中盤ではクラリネット
 のフレーズを中心に一部明るい表情を見せますが、やっぱりどこかだるそうにした
 曲が終始続きます。

 第3楽章:「トトーン」と今度は軽くスキップでもしているような軽快なフレーズ
 で始まります。弦楽器とフルートがオーボエのメロディに乗って、素早く動きま
 わっているのが、なんとも心地よいリズムです。
 中盤では、ホルンとクラリネットがゆったりと掛け合いを楽しんでいるように
 聴こえる部分がとても、和やかに聴こえてきます。後半ではもとのテンポに戻り
 ますが、とっても気分爽快です。
 
 第4楽章:「ズン、タカタン」と、突き刺さるようなリズムでどんどん先に進んで
 いくフレーズの曲です。基本的にはこのリズムで最後までとことん押していく曲
 です。トランペットも常にリズムを加えているのが、なんともにぎやかで、かなり
 ハデ目な曲になっています。途中で少し何度か休憩を入れるように若干控えめには
 なりますが、とにかくちょっと休んだらすぐに走り出していくような、忙しい曲
 です。
 
今日は擬音で各楽章をまとめてみました。(いや、、まとまってるのかな?)「ベートーヴェンはメロディを作るのが苦手だ」なんて事を前にどこかで聴いた事がありますが、この曲なんかはその代表作みたいに聴こえます。(特に4楽章)でも、その分様々に変化するフレーズが感情をストレートに表現している部分なんかは、聴いていてもすぐに入ってくる感じがして、個人的にはとっても好きなんですけど、どうなんでしょう。


≪オススメCD≫
クライバーの演奏でどうぞ。
ベートーヴェン:交響曲第5&7番
クライバー(カルロス), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ベートーヴェン
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
テンポのいい曲が聴きたくなったらいいかもしれないですね。


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