御託専科

時評、書評、そしてちょっとだけビジネス

昔のひかり いまいずこ

2007-01-28 15:50:47 | 書評
ちょっと永野重雄のことを調べて見た。調べるというほどのことはなく、ネットで少々検索したり図書館で関連図書をみて見たぐらいだが。最近の御手洗さんやその前の会長の奥田さんなどの小物ぶりに辟易してしまい、そう言えば昔はコバ中とか永野重雄とか国士のような財界の連中がいたんだよなあ、と思って調べ始めた次第。

しかしなあ、ちょっと始めただけでもうやる気がなくなってしまった。Wikipediaなんかでみるとけっこう醜い人的争いがあったみたいだし、大物という思いはようは幻想だった気がして投げ出してしまった。
この人、富士製鉄、新日鉄の経営者でなければどれだけ輝き得たひとなのかな。それなりには輝いたかもしれないが、浅野商事にずっといたり他の完成された会社に移ってたらおそらく変わり物で排除されて役員にもなれなかったかもね。いやいや、という可能性もあるけど、ま、運に影響されることの多いビジネスマンであったことには変わりはない。

最近は偉大とされる人たちに美点・強点を素直に見出しにくい気分である。ひねくれているというよりも飽きているといったところかな。無知ですれてないころがその意味では懐かしくはある。