シネマ見どころ

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2021年ベストテン発表

2022年01月19日 | BEST


 新年が明け、読者のみなさまには初春のお慶びを申し上げます。
 一昨年以来の新型感染症の災厄はいっこうに衰えの様子を見せず、期待されたワクチン開発による抑制も一時的なものに過ぎなかったようで、変異の速度についていけないわれわれはオミクロン株とやらの猛威の前に為す術もなく切歯扼腕。しかし、様々な危機と脅威を克服してきたのが人間の歴史であると信じたい。
 毎年同じ台詞の繰り返しになりますが、今年こそよい年でありますようにとの切なる声が天に届くことを願って、執筆者のベスト(最大10本まで選考)を発表します。(健)

◇久
【日本映画】
1位「由宇子の天秤」(春本雄二郎)
2位「護られなかった者たちへ」(瀬々敬久)
3位「騙し絵の牙」(吉田大八)
4位「先生、私の隣に座っていただけませんか?」(堀江貴大)
5位「痛くない死に方」(高橋伴明)
6位「パンケーキを毒味する」(内山雄人)
【外国映画】
1位「私は確信する」(アントワーヌ・ランボー、Une intime conviction、フランスほか、2018年)
2位「モーリタニアン 黒塗りの記録」(ケヴィン・マクドナルド、The Mauritanian、英・米、2021年)
3位「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」(フランソワ・ジラール、The Song of Names、加・英・独ほか、2019年)
4位「グレタ ひとりぼっちの挑戦」(ネイサン・グロスマン、I Am Greta、スウェーデンほか、2020年)
5位「悪なき殺人」(ドミニク・モル、Seules les bêtes、仏・独、2019年)
6位「ファーザー」(フロリアン•ぜレール、The Father、 英・仏、2020年)
7位「1秒先の彼女」(チェン・ユーシュン、消失的情人節、台湾、2020年)
8位「茲山魚譜 チャサンオボ」(イ・ジュニク、자산 어보、韓国、2021年)
9位「名もなき歌」(メリーナ・レオン、Canción sin nombre、 ペルーほか、2019年)
10位「ブータン 山の教室」(パオ・チョニン・ドルジ、Lunana: A Yak in the Classroom、ブータンほか、2019年)


◆HIRO
【日本映画】
1位「すばらしき世界」(西川美和)
2位「ヤクザと家族 The family」(藤井道人)
3位「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介)
4位「心の傷を癒すということ 劇場版」(安達もじり・松岡一史 ・中泉慧 )
5位「梅切らぬバカ」(和島香太郎)
6位「劇場版 きのう何食べた?」(中江和仁)
7位「護られなかった者たちへ」
8位「竜とそばかすの姫」(細田守)
9位「痛くない死に方」
10位「孤狼の血 LEVEL2」(白石和彌)
【外国映画】
1位「ファーザー」
2位「ノマドランド」(クロエ・ジャオ、Nomadland、アメリカ、2020年)
3位「MINAMATA―ミナマタ―」(アンドリュー・レヴィタス、Minamata、英・米ほか、2020年)
4位「逃げた女」(ホン・サンス、도망친 여자、韓国、2020年)
5位「ライトハウス」(ロバート・エガース、The Lighthouse、アメリカほか、2019年)
6位「ブータン 山の教室」
7位「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(キャリー・ジョージ・フクナガ、No Time to Die、英・米ほか、2021年)
8位「この世界に残されて」(バルナバーシュ・トート、Akik maradtak、ハンガリー、2019年)
9位「マトリックス レザレクションズ」(ラナ・ウォシャウスキー、The Matrix Resurrections、アメリカ、2021年)
10位「グレタ ひとりぼっちの挑戦」


◆kenya
【日本映画】
1位「先生、私の隣に座っていただけませんか?」
2位「すばらしき世界」
3位「ヤクザと家族 The Family」
4位「そして、バトンは渡された」(前田哲)
5位「茜色に焼かれる」(石井裕也)
6位「孤狼の血 LEVEL2」
【外国映画】
1位「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
2位「ノマドランド」
3位「クーリエ:最高機密の運び屋」(ドミニク・クック、The Courier、英・米、2021年)
4位「モーリタニアン 黒塗りの記録」
5位「オールド」(M・ナイト・シャマラン、Old、アメリカ、2021年)
6位「テーラー 人生の仕立て屋」(ソニア・リザ・ケンターマン、Raftis、希・独・白、2020年)
7位「アウシュヴィッツ・レポート」(ペテル・べブヤク、The Auschwitz Report、スロヴァキアほか、2020年)


◇アロママ
【日本映画】
1位「空白」(吉田恵輔)
2位「映画 太陽の子」(黒崎博)
3位「花束みたいな恋をした」(土井裕泰)
4位「劇場版 きのう何食べた?」
5位「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(大友啓史)
6位「キネマの神様」(山田洋次)
7位「街の上で」(今泉力哉)
8位「騙し絵の牙」
9位「すばらしき世界」
10位「護られなかった者たちへ」
【外国映画】
1位「モロッコ、彼女たちの朝」(マリヤム・トゥザニ、Adam、モロッコほか、2019年)
2位「ファーザー」
3位「ドント・ルック・アップ」(アダム・マッケイ、Don't Look Up、アメリカ、2021年)
4位「ステージ・マザー」(トム・フィッツジェラルド、Stage Mother、カナダ、2020年)
5位「ブラックバード 家族が家族であるうちに」(ロジャー・ミッシェル、Blackbird、米・英、2019年)
6位「ディア・エヴァン・ハンセン」(スティーヴン・チョボスキー、Dear Evan Hansen、アメリカ、2021年)
7位「レンブラントは誰の手に」(ウケ・ホーヘンダイク、Mijn Rembrandt、オランダ、2019年)
8位「シカゴ7裁判」(アーロン・ソーキン、The Trial of the Chicago 7、米・英、2020年)


◇春雷
【日本映画】
1位「街の上で」
2位「ヤクザと家族 The Family」
3位「あのこは貴族」(岨手由貴子)
4位「空白」
5位「偶然と想像」(濱口竜介)
6位「草の響き」(斎藤久志)
7位「痛くない死に方」
8位「ひとくず」(上西雄大)
9位「砕け散るところを見せてあげる」(SABU)
10位「花束みたいな恋をした」
【外国映画】
1位「少年の君」(デレク・ツァン、少年的你、中国・香港、2019年)
2位「クーリエ:最高機密の運び屋」
3位「MINAMATA―ミナマタ―」
4位「ファーザー」
5位「ミナリ」(リー・アイザック・チョン、Minari、アメリカ、2020年)
6位「羊飼いと風船」(ペマ・ツェテン、気球、中国、2019年)
7位「返校 言葉が消えた日」(ジョン・スー、返校、台湾、2019年)
8位「PITY ある不幸な男」(バビス・マクリディス、Oiktos、ギリシャ・ポーランド、2018年)


◆健
【日本映画】
1位「孤狼の血 LEVEL2」
2位「偶然と想像」
3位「ヤクザと家族 The Family」
4位「空白」
5位「護られなかった者たちへ」
6位「すばらしき世界」
7位「キネマの神様」
8位「草の響き」
9位「あのこは貴族」
10位「街の上で」
【外国映画】
1位「ノマドランド」
2位「ドント・ルック・アップ」
3位「逃げた女」
4位「ファーザー」
5位「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(ジェーン・カンピオン、The Power of the Dog、イギリスほか、2021年)
6位「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」(トッド・ヘインズ、Dark Waters、アメリカ、2019年)
7位「The Hand of God」(パオロ・ソレンティーノ、È stata la mano di Dio、伊・米、2021年)
8位「悪なき殺人」
9位「クーリエ:最高機密の運び屋」
10位「アンモナイトの目覚め」(フランシス・リー、Ammonite、英・豪・米、2020年)

編集注記:原則として2021年1~12月に京阪神で劇場公開された作品を対象とした。日本映画作品名のあとの括弧書きには監督、外国映画作品名のあとには監督、原題、製作年・製作国を入れた。日本公開題名・人名表記はキネマ旬報映画データベース、外国映画の原題・製作年・製作国はInternet Movie Databaseを参考とした。(健)


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