1月30日(月)、辺野古の海上行動に参加するために早朝に起きたが、体調が悪く、ドクターストップならぬワイフストップがかかり、辺野古行は諦める。識名トンネル住民訴訟の証人尋問の準備で無理を続けた上に、先週の名古屋行、そして先日の静岡行等の疲労が積み重なったようだ。
正午過ぎに那覇地裁へ。山城博治さんら3名の即時釈放を求める抗議集会だ。
山城博治さんは、「有刺鉄線を切った」「ゲート前にブロックを積んだ」「防衛局職員の肩を揺すった」等の微罪で逮捕され、すでに100日以上も拘留されている。しかも、家族との面会すら拒否されたままだ。山城博治さんは、一昨年、悪性リンパ腫を患い、今も本調子ではない。政府は、高江・辺野古の運動をカリスマ的にリードしてきた山城博治さんを長期に拘留することによって、高江・辺野古の工事強行を狙っているのだが、このままでは、彼の病気は取り返しのつかない事態になってしまうことが危惧される。
3人の早期釈放を求める県民の怒りは日増しに高まっている。月曜日から金曜日まで、毎日、いろんな団体が裁判所前で抗議行動を始めている。
今日の裁判所前の集会には、乗松聡子さん(カナダ在住)が来られ、国際人権擁護団体・アムネスティインターナショナルが、山城博治さんの早期釈放を求める行動に立ちあがったことを報告された。アムネスティは、世界各地から、安倍晋三首相と西川克行検事総長に対し、(1)即時釈放(2)勾留中の適切な医療処置と家族との面会許可(3)表現や集会の自由の権利など被収容者の権利を尊重する国際的義務を果たす、などを求める文書を送るよう呼び掛けているという。
(アムネスティの取り組みを報告される乗松聡子さん)
私は、7日~8日と静岡に呼ばれて高江・辺野古の現状について講演をしてきたのだが、静岡でもやはり長期拘留されているIさん(静岡出身)のための支援活動が始まっている。
<以下は、今日の沖縄タイムスWeb版>
アムネスティも山城議長の釈放要求 沖縄基地反対で拘留3カ月超
【平安名純代・米国特約記者】国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは26日、基地建設に対する抗議行動で逮捕、起訴され3カ月以上勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長の釈放を求める緊急行動を始めた。
アムネスティは、山城議長が悪性リンパ腫で入院していたことを指摘。「象徴的存在の長期勾留で、逮捕を恐れて抗議への参加を控える人が出てくることが懸念される」とも指摘した。
具体的には安倍晋三首相と西川克行検事総長に対し、(1)即時釈放(2)勾留中の適切な医療処置と家族との面会許可(3)表現や集会の自由の権利など被収容者の権利を尊重する国際的義務を果たす-などを求める文書を送るよう呼び掛けた。
日本支部によると、日本で死刑囚以外の運動家について緊急行動を呼び掛けるのは14年ぶり。日本支部も27日、検事総長宛てに釈放を求める声明を郵送した。
アムネスティ・インターナショナルは1961年発足の世界最大の国際人権非政府組織(NGO)で、77年にはノーベル平和賞を受賞している。