7月15日(金)、名護を午前4時半に発ち高江に向かった。北部訓練場のメインゲート前で抗議行動を試みるが、今日もゲート前は多くの機動隊員で固められ、工事車両にはほとんど近づけない。
午後のQABニュースを見て驚いた。政府はヘリパッド工事を強行するために、全国から派遣される機動隊員を合わせて総勢1000人もの警察官を高江に動員するというのだ。高江では、6月中旬から連日、夜10時過ぎまでオスプレイが飛び交い、子どもたちが眠れなくなるなど、深刻な被害が続いている(夜10時に100デシベルもの騒音が記録された日もあるという)。今後、さらに高江の集落を囲むように4ケ所ものヘリパッドが作られれば、高江にはもう住めなくなるのではないかと危惧する住民も多い。
仲井真県政の時から、県は何度も防衛局に対して、オスプレイを前提とした環境影響評価をやり直すよう求めてきた。しかし、防衛局はそうした県の要請にも答えず、逆に、1000名もの機動隊で住民の抗議を押し潰そうとしているのだ。人口わずか150人ほどの高江に1000名もの機動隊が動員される。1879年の「琉球処分」の際、処分官・松田道行は、軍隊・警官ら600人を率いて琉球を押さえつけた。まさにその歴史が繰り返されるようだ。日本政府はこれほどまで沖縄を踏みにじるのかと怒りが収まらない。
県民の皆さん、そして全国の皆さん。いよいよ高江も正念場を迎えます。なんとか高江に駆けつけて下さい。
(QABテレビニュース 2016.7.15)
(今日もプレハブ建物の資材が入っていく。月曜日以来、もう100台を超える)
(工事車両の下に潜り込んで抗議する人も)
午前8時、山城博治さんら20名ほどの人たちが東村役場まで抗議の行進に出発した。炎天下、20Km近い行進は大変だっただろう。