チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

沖縄防衛局、6月28日の痛ましい事故の経過報告や原因究明、安全対策の説明もないまま、安和桟橋への土砂搬送再開を強行! 警備員らがネットを持って歩道を封鎖することなど違法行為だ!

2024年08月22日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋
 今日(22日・木)は、6月28日の痛ましい事故以来、停止していた、安和桟橋からの土砂搬送が再開されるというので、午前6時前に那覇を出て安和に向かった。
 安和桟橋には午前7時過ぎに着いた。昨日から言われていたが、やはり、入口・出口の車両乗入部には、多くの警備員がネットフェンスを持って立ち、市民らはいっさい近づけない。機動隊員の姿も多い。
 何故、公道上で、警備員らがネットフェンスを張り、市民らの通行を阻止できるのか? これは完全な違法行為ではないか。
 そもそも車両乗入部は、隣接敷地の所有者が車両の出入りのために道路管理者の許可を得て歩道に設置したもので、「歩行者、その他一般の通行に優先して車両乗入部を使用することはできない」(国土交通省中部地方整備局HP)とされているように、あくまでも歩行者の通行が優先される場所である。
 これでは、他の場所でも、所有者が自らの敷地への車両乗入部を完全に封鎖して車両を出入りさせても、道路管理者、警察は何の指導もできないことになってしまう。

 やがてダンプトラックが入ってきた。30台ほどのダンプトラックが入る間、歩道は完全に閉鎖され、通行ができない状態が続いた。
 45分間ほど経ってやっと封鎖は解除されたが、今度は機動隊員らは出口に向かい、出口部を封鎖した。ダンプトラックが出入りするやはり45分ほどの間、安和桟橋の出入口は機動隊とネットフェンスを持った警備員で固められた。機動隊は、早朝から夜まで、この出入口に張り付くのだろうか? これでは機動隊はまるで特定業者の下請け部隊になったかのようだ。

 そもそも、知事が求めていた、6月28日の痛ましい事故の経過報告や原因究明、安全対策の説明はいっさいされていない。搬送再開は絶対に認められない。

 ただ、今日の安和桟橋の状況を見ると、土砂搬送方法が以前とかなり変わっていることが分かった。
1.出入口を機動隊、ネットフェンスを持った警備員で完全に封鎖し、市民らを排除してからダンプトラックを入れる。
2.出入口の両側にサイレン付ランプが配置された(これは、緊急時に運転手にサイレンで知らせて停車させるのであろう)
3.入口部では、今まで、本部側からの右折車両だけではなく、旧道側からの直進車両、また、わざわざ名護市街地まで通過してから戻ってきて入る左折等の3方向からの車両が錯綜し、危険な状態が続いていた。しかし今日は、一部、直進車両はあったが、ほとんどは右折車両だった。名護側からの左折は行わないようになったようだ。
4.出口部では、今まで、左右に2列にダンプトラックが並んで順次、出ていた。しかし今日は、ダンプトラックは1列に並んで出ていく。2台に並ぶことの危険性に気がついたようだ。
5.出口から出たダンプトラックは、国道の右側車線に入ることなく、左側車線を走行していた。これも通過車両との事故を避けるためのものだろう。

 こうしたダンプトラック走行方法の改善策は、我々が以前から危険だと指摘していたものだ。それが6月28日の痛ましい事故につながったのだが、防衛局も実質的に認めざるを得なくなったのだろう。
 それなら「安全対策」として沖縄県に説明すればいいのだが、公表してしまうと、それが固定化することをおそれたのだろう。市民らの抗議行動が少なくなれば、また従来のような無茶な走行方法に戻す余地を残したものと思われる。

 現地に結集し、監視・抗議を強めなければならない。


 (警備員らがネットフェンスを持って、歩道の車両乗入部を封鎖)





 (出入口の両側に設置されたサイレン付ランプ)



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