今日(5月26日・金)は朝から名護に行き、本部町島ぐるみ会議の北部土木事務所交渉に参加した。
質問事項は多岐にわたったが、特に、辺野古への埋立土砂搬送に関して、下記の項目について強く追及した。
①国道449号線の粉じん等の環境調査を求める陳情が本年3月の県議会で採択されたことから、県として環境調査を実施することとなるはずである。国道449号線を所管する北部土木として、環境部とも連絡をとり、その具体的な内容を早急に定めること。(詳細は4月19日のブログ参照)
この点について北部土木の文書回答は、「所管部局で判断すべきだと考えています」と、環境部任せの対応に終始した。今まで私たちは、国道の粉じん問題等について追及してきたが、北部土木は、「北部保健所と情報共有をしています。粉じん調査については、北部保健所と連携していきたいと考えています」(たとえば昨年8月29日の文書回答)と回答してきた。県議会で陳情が採択されたというのに、今回のような後退は決して認められない。
②時間雨量が5mmを超える降雨が予報された場合は本部塩川港への土砂運搬を中止させることとなっている。しかし、この間、それを超える降雨中に安和桟橋への土砂搬送が続きダンプトラックの荷台から大量の濁水が国道に流出するケースが相次いでいる。5mmを超える降雨が予報された場合、土砂搬送を速やかに中止させること。
この質問について北部土木は、「5mmを超える降雨が予報された場合、土砂搬送を中止させるというのは本部塩川港についてであって、安和桟橋への搬送ではない」という無責任な対応に終始した。
また、「5mmを超える予報が出た場合、業者に電話で連絡している」と答えたが、業者に電話連絡をした記録は残していないという。「何時に降雨予報を確認したか?」、「何時に業者に中止を指示したか?」、「業者の対応は?」等の記録を残すのが当然だろうと追及したが、なかなか受け入れようとしない。交渉は紛糾したが、しばらくして所長は、「記録を残す方向で、どういう内容にするか検討したい」と認めた。
これから本格的な梅雨に入っていく。強い雨の中での土砂搬送による濁水流出は、海を汚濁し、乾燥すれば粉じんとなって舞い上がる。この問題については今後も厳しく監視していきたい。
(5月26日の北部土木事務所交渉(Nさん撮影))
午後は辺野古に行き、第4ゲート内の辺野古弾薬庫整備工事、国道両側の美謝川切替工事の状況を確認した。