チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・この森にも人々の暮らしがあった。米軍ヘリ、まだ引継ぎされていないヘリパッドを使用!

2014年03月17日 | 沖縄日記 高江

             (N1地区ヘリパッド予定地付近にある「(大正天皇)御大典記念造林の碑」)

 3月17日(月)、高江のヘリパッドいらない住民の会から、「防衛局と業者の動きが予想されるので是非、高江に集まってください!」との要請があった。ちょうどこの日は、沖縄平和市民連絡会の高江便を運転する日だったので早朝から高江に向かった。

 メインゲートでしばらく監視行動を続けたが、その後、沖縄森林管理署の方と一緒にN1裏から旧林道の国有林部分(米軍への提供施設外)を見にいった。防衛局がすでに発注したN1地区のヘリパッド工事では、この部分が工事用進入路として使われる。しかし、そのためには、防衛局は森林管理署に「国有林野の管理運営に関する法律」に基づき、この国有林部分の使用承認の申請をする必要がある。この手続きはまだ行われていないのに、現地での準備作業が始まったのではないかという疑いがあり、一緒に現地立会をしたのだ。住民の会としても、今週末に那覇の沖縄防衛局への要請活動を行う。

 (沖縄森林管理署の方と現地調査)

 国有林を歩いていると、米軍への提供施設に入る手前の林に、「御大典記念造林の碑」があった。大正天皇の即位の礼を記念して、大正5年、高江(新川)、安波、安田の3区がクスノキを12000本造林と記されている。当時、クスノキからの樟脳がヤンバルの人々の暮らしを支えていたという。そんな森が、1957年、米軍に一方的に北部訓練場として接収されてしまったのだ。

 

                                              (メインゲートでの監視行動。今日は大勢の方がかけつけてきた。)

 今日は、一日中、オスプレイやHH60などの米軍ヘリの演習で騒々しかった。

              (メインゲート近くに離発着するオスプレイ)

 

 (オスプレイが飛び去った後は、HH60ヘリが2基やってきた。昨年8月、キャンプハンセンで墜落したヘリだ。)

 

 夕刻、N4のMさんから連絡があり、HH60ヘリが昨年完成したばかりのN4-1地区のヘリパッドに着陸したというのであわてて駆けつけた。県道の脚立に上がって基地内を見ると確かに米軍ヘリが着陸している。ちょうど居合わせた地元紙の記者が沖縄防衛局に確かめたが、やはりこのヘリパッドはまだ米軍には引き継がれていない。それにもかかわらず、米軍ヘリはもう勝手にヘリパッドを使っているのだ。N4-1、N4-2の2ケ所のヘリパッドが米軍に引き継がれて供用開始されれば、どんなひどい運用がされるか、目に見えるようだ。 

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