中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

画廊の昼会

2023年06月04日 00時08分48秒 | ぶらり、城東
2023.5.26の回顧録

めんや(朝食)→SASAI FINE ARTS(石川幸奈、福田季生、宮﨑優三人展)→TomuraLee(レイ=シーザー個展)→相模屋美術店(川内真梨子展)→emmy art +→花田美術→ギャラリー上田(張媛媛展)→至峰堂画廊(美味しい洋画展)→門司ファインアートギャラリー→おくとね(昼食)→三康文化研究所附属三康図書館→芝給水所公園→Gallery TK2 INTERART7(〇hiroi/アレトコレココ展)→長亭GALLERY(人展)→あり賀せいろう(おかわり)→CON_(アン=テウォン、イ=ヒョヌ展)→NEORT++(たかくらかずき展)→parcel(山内聡美展)→Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery(大西みつぐ写真展)

一番のヒットは、やはりアレトコレココさんなんだけどね。その造形の見事さは言うに及ばず、ワイントップアートという新たな地平を開いたことも凄いし、それでいてライトユーザーへも目端が利く強かさ。なんかこう、作品以上に色んなものを見せてもらった感じがする。ただ、クオリティはダンチではあるけれども、ベクトルは“おかんアート”の延長線上ではあるんだよね。ご本人の口調がほんのりまったり関西訛りだから、余計にそんなことを考えてしまった。
しかし、事件はその後にあったね。たかくらさんのNFT量産システムを見た後に山内さんの企画を見たら、恐ろしいアートの未来が見えてしまったのね。つまり、AIに、何人かの方向性の近い写真家の作品をラーニングさせるでしょ、その後、その方向性に沿う被写体をネットワークから拾わせる、または新たに生成させるのね、それ出したら、うっかりすると、作品になっちゃうんじゃないの。しかも、作家がそうしたコンセプトで、自作っぽい作品を紹介するならともかく、何の作家性も持たないド素人が、作家の顔が出来てしまう可能性もあるんじゃないかと。あぁ空恐ろしい。ステートメントが、一番重要な作品になってしまう日も、有り得るんじゃないの。
もう一つ別に、現代日本画家の美人画を見ていて、日本画と洋画とちょっとリアルめのイラストとで、美人画の差異が小さくなっているように感じたの。これってもしかして、現代の女性をモチーフにしているから?だとすると、デリカシーのない言い方にはなるけれども、“嘗て美人だった女性”をモデルに、若かりし頃を想像で補って描いた方が、より日本画的な美人画になるのでは、なんて思ったり。
ここからは短評。レイ=シーザーを見ると、最早CGであそこまで繊細に描ける時代なんだと。それはともかく、若干ロリータ気味で、若干インモラルを感じる画風は、ちょっとすみぺ好みしそうな作品群。
川上さんのは、初めは曼荼羅のような緻密な作品に惹かれたのに、実際訪ねてみると、敢えて纏まりを求めずに描いたような作品の方に惹かれた。
「外見にコンプレックスがあって」「人物像を黒く塗り潰す」には、何か共感出来ないものがあったなぁ。人物の造形を見ても、そう言いながらかなりルッキズムに囚われているように感じちゃったんだよね。まだお若いので、今後表現の転換もあると思いますが。
あの独特な立地もあると思うんだけど、やっぱりお蕎麦お出汁の美味しさで、お客さんが吸い込まれていくんだろうね。だから元気に営業中。何でネット上で閉店情報が出てるんだか。

アレトコレココさんのページ
たかくらかずき展NFTのページ
レイ=シーザーのページ

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