中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

アートとテクノロジーの相関とは

2020年03月22日 21時47分11秒 | ぶらり、城西
2020.2.22の回顧録

NTTインターコミュニケーションセンター(オープン・スペース2019-Alternative Views 別の見方で、デジタル×北斎 序章)→源来酒家(昼食)

改めて、細井美裕さんの「Lenna」を真っ先に体感しに行ったのは予定通りとして、その隣にあった「触れてつながるラボ」も、相当ヤバかったね。特に、触覚に訴えてくるもの。オービィ横浜の4Dシアターでも思ったけど、背後に気配を感じるようなアトラクションは、心の弱い人にはキツイし、何より胎児の動きが感じられるのは、もうアートのレベルを超えて、男性の胎教に活用するべきでしょ。男性も妊娠してもらうのは、フィクションの中だけの話で非医学的・非現実的だけど、これくらいはあっても良いというより、寧ろあるべき。全く同じとはいかなくても、パートナーと感覚を共有出来るものがあれば、心持ちが変わってくる男性は、必ずいるはず。斯様に、同じ新たなテクノロジーを持ち込んだアートであっても、視覚以外に訴える作品のインパクトが、特に強く感じられた。もしかすると、最早視覚に訴えるのは、人間の能力に対してオーバーテクノロジーで、感性云々を超えちゃったのでは。その点では、“視認出来ないものを創る”という点で、シンスンベク・キムヨンフンの企ては、逆説的に面白かったかも。
そう考えると、一方のデジタル北斎の試みはどうよ。北斎の業績は、確かに称賛されて然るべきものだけど、アートは技術や理論だけで観るものではないでしょ。そうしてアカデミズムじみたものに偏重するほど、アートが一般にはどんどん縁遠いものになっていってしまう気がするけど。物差し大好きな日本人には、有難い目盛かも知れんけど。

細井美裕さんのページ

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