乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

嫌いな医者

2008年07月05日 | 患者の気持ち
乳がんになる8年前、私は乳腺症で胸の検査を受けました。診察した医師に、
「乳腺症と乳がんの関係はわかっていないが、乳腺症のある人は乳がんを見落としやすいから、毎年1回ぐらいは検診を受けたほうがいいですよ」と言われました。
で、以来、毎年、乳がん検診を受けていました。

がん検診の目的で検査を受けた段階で、医師にいきなり「もし乳がんだったら、私の治療を受ける気があるのですか?」と言い放たれても、患者としては??って感じです。


「もし私が乳がんだったら、どうなるのですか?」と、私はその時の担当医になったカーリーヘアの医師に尋ねました。カーリー医師は、

「手術が終わっても、乳がんはその後の治療が大変なんですよ、毎週行う抗がん剤の治療とか、毎日通院する放射線治療とか。それが終わったって、1週間、1か月、3か月検診で通院しなくちゃいけないし・・・キィーキィーッ!」
Dr.カーリーは、次第に自分の言葉にヒートアップしちゃって、、、

こっちは「へー、そーなの、大変な病気なんだね、乳がんって。でも私、まだ乳がんになってるかどーか、わかんないもんね・・・」と、クールダウンする一方で(^^;)。その冷め具合がまた、カーリー君の苛立ちに火を着けちゃって(--)。

「あなたのようないい加減な気持ちの人は、私は診ませんよっ、キィィーッ」

だって、定期検診を受けようっていう段階では、自分は乳がんかも?とは、実際に思っていないわけで。だから、前もって乳がんの知識を得て病院へ行く気がないし、それにさ、もし乳がんが見つかったら、本当にカーリー君に身を任せちゃっていいの? そうなった時は、こっちだってカーリー君について色々調べてから決めるわよって感じです。

だから初診で、「私は乳がんと戦う心構えのある人しか診ません!」って門前払いの態度を前面に出されると、「そーゆーことは先に言ってよ」と、こっちもムッとします。

自分の意向だけで診察を進めちゃう医者は、取り付く島がありません。苦手です。
で、このカーリー君、私の態度は門前払いに処すってことで、とっとと現在の主治医を紹介してくれました。 

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ボールペン作戦途中経過

2008年07月04日 | 福島県立大野病院事件
子供でもわかる『福島大野病院事件』で紹介したこの事件、判決が8月20日に言い渡される運びになりました。

医師の意見として、「この事件後、積極的な治療を行うことに消極的になった」、「攻めの手術ができなくなった」など、医療の萎縮を感じたことがあります。
また、一縷の望みをかけ、医師に治療を託したいと思う患者にとっても、治療のハードルが高くなったような気分です。

この事件の後、産婦人科医の減少に歯止めがかかりません。医療の萎縮が急激に進む現在、一体、誰に得があるというのでしょうか。

医療ミスと不可抗力は、違います。
患者は医師の説明で、聞きたくない部分に耳を塞いではいけないし、医師は包み隠さずわかりやすく病状を説明すべきでしょう。

医療裁判では、“患者対医師”の構図になりがちですが、本来、両者は対立の関係にはないはずです。互いに協力しあい、結果、両者にとって最善の治療をした、となりうる関係だと私は信じたいです。

裁判長は、専門家集団である多くの医師の意見を尊重した上で、判決を下していただきたいと切に願います。

現在、医師を中心に医療関係者が被告の無実を信じ、様々な活動を行っています。
私は「ボールペン作戦」に参加しました。医師が治療を行うに際し、いかに人命を重く見ているか、、、自分の乳がん体験を文章にし、ボールペンを添えてマスコミ関係へ投書しました。

興味を持った会社もあり、わずかですが反応はあったように思います。
判決が出る時期は、例年だと「記事薄」の時期なので、大事件などがなければ注目の判決として報道される可能性はあると思います。

この運動に参加することで、自分の主治医の仕事環境が少しでも改善されることを願っています。

ボールペンの使用感は、グリップは太め、滑り止め機能あり。やや重い。ごくごく普通の書き心地です(液漏れしないタイプではありません)。

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いけない夢 つづき

2008年07月02日 | まんが
いけない夢の続きです。
わっかーい白スーツのホストたち5人と、だだっ広い部屋で暮らす夢とは、そこにどんな深層心理があるのでしょう。(・∀・)

答え、、、んなこと、自分でもわっかりませーん!γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

でも、心当たりはあるのよねぇ。。。(゜∀゜*)
一昨日、萩尾望都の漫画「あぶな坂HOTEL」を読んだんですわ。この漫画に3人のホスト君が登場するんですわ←私の夢では、なぜか5人に増殖してるんですけど(^^;)。

あぶな坂ホテルは、あの世とこの世の間に建っていて、ここにくる客は生死の間にさ迷う人たち。このホテルでしばらく集い、どっちへ行くか決める。
オムニバス読みきり連載の漫画です。

この中に、若作りした女性が自動車事故を起こし、同乗していた3人のホストと共にやってくる回があります。中年女性がなぜホスト遊びをするのか、、、次第に明らかになってくるって展開です。

この女性は真実の愛がほしくてしかたがない。でも、求めるだけの女で、人を愛そうとはしない。
しかし、この世に戻れる最後のチャンスが来た時、真実の愛を注ぐべき人が誰か、わかった。
それは、憎くて大嫌いな彼女の母だった。相変わらず母親は彼女を理解しようとしないのに、彼女はそれも受け入れて・・・。

あ~~んっ、やっぱりこうなっちゃうのぉぉーっ!(´д`)
母親捨ててホストたちと現世に帰った方が、彼女、やりたいことが思いっきりできるんじゃないのぉぉーっ!!

萩尾さん、この展開はやめよーよ、こーゆー経験している人、実際に一杯いるんだよー
漫画まで現実と一緒じゃ、救いがないわぁぁーっ

この現実の世界を、突き破ってよぉぉーーっっ ヽ( )`ε´( )ノ
私は夢を見たいのよぉぉーーっ ←夢を見ている最中なんだけど

と思っちゃったんですわ(- -)。
エンディングに不満足で、こういう展開になってほしくなかったから、こんな夢を見たんじゃないかと(^^;)。

ま、萩尾望都だからね。ストーリー展開は、ぴかイチだわ。。。
大いに心が揺れますた。

私が漫画家を目指し始めた頃、彼女のアシスタントになりたくて、彼女の作品をびっちり真似して描いていますた。

彼女の絵って、もんのすごーーく凝っている、、、空間の出し方とか白黒のコントラストの使い方とか、果てはコスチュームの描き方まで、実によく考えられている。プロってこーゆーことなんだなと思ったものです。

「あぶな坂」も、相変わらず時間をかけて絵を描いているように見えます、、、でもちょっと老眼になっちゃったかも(ボソッ)。

写経ならぬ写漫画を携え、弟子入りさせてほしいと彼女に直談判したことがありました。技術がピカイチの漫画家さんの下で修業をしたくて。
彼女はじぃーっと絵をチェックして、体よく断られました。←当たり前である、この世界は実力が全てなのだ

最近、ある漫画家さんのアシスタントに行った時、萩尾望都さんの下でアシスタントをしていた人と一緒になりますた。その人を通し、仕事の様子の一端を知ることができて楽しかったです。

萩尾望都さんの今までの作品は、私はあまり主人公に感情移入できないものが多かったです。その原因は、ジェネレーションギャップじゃないかと、私は密かに思っていました。

が、今回の作品は、まるで自分の無意識を掘り起こされたような気がして、何ともバツの悪い読後感というか・・・。介護や死に対する感情や悟りみたいなものが、なんだかシンクロしましたわ。

現実は甘くないよってダメ押しされた気分が少々・・・(〃´o`)=3
漫画を読んでスカッとしたかったのになぁ。。。(●´ω`●)ゞ

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