乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

公務員貴族

2009年06月02日 | 社会




以前、このブログでも紹介しましたが、鹿児島県で職員給与をホームページ(HP)で公開しちゃった市長、市長選で再選されちゃいましたね。この市長で市民は、改革を進める覚悟を決めたんでしょうか。。。

----------
「職員厚遇」不満が追い風 阿久根市長選で竹原氏再選(朝日新聞) - goo ニュース


 公務員に注がれる厳しい目線は、「改革」を掲げる候補の追い風となった。31日に投開票された鹿児島県阿久根市の出直し市長選は「市役所の人件費せめて3分の1は市民のために」と主張した前職の竹原信一氏(50)が再選を決めた。職員給与をホームページ(HP)で公開するなど反発を受けながらも進む突破力に、疲弊したまちの有権者は賭けた。

 「これまで続けてきたことがまた続くというだけ」
 当選が決まった直後、竹原氏は記者団にそう語った。

 選挙戦では、「職員給与6%と議員報酬10%カットで5千万円が市民のために使えるようになった」とアピール。
配ったビラには「職員は貴族。下僕扱いされている市民が主権を取ることは革命」と書き込んだ。
 職員の待遇や税金のあり方に疑問を投げかける首長が全国で相次いで生まれている。

 08年1月の大阪府知事選で、人件費カットを含む財政健全化を訴えた橋下徹氏が当選。今年4月の名古屋市長選でも、「市民税10%減税」「職員人件費10%削減」などを掲げた河村たかし氏が圧勝した。橋下氏は職員の基本給カットを実施。竹原氏の職員年収公開を評価し、府幹部職員のモデル年収を府のHPに掲載した。

 竹原氏は、職員の待遇や議会の実態の情報公開について「日本のどこからでもできる作業だ」と話した。

 一方、敗れた元国土交通省職員の田中勇一氏(56)は「阿久根市民の良識はここまで落ちてしまったのか……。自分だけが良ければいいという日本になることを懸念している」と悔しがった。

 選挙戦では「いがみ合いのない、明るい阿久根を」と主張してきたが、「職員が厚遇されすぎ」との声に抗しきれなかった。田中氏を推した市議は「職員給与が公開され、特に若者の間で『高すぎる』とのねたみのような感情が出たのでは」と分析した。

 部下を「標的」にするリーダーが帰ってきたことに、市職員の一人は「締め付けは一層厳しくなるのではないか」と落胆の色を隠せない。
 作業が終わった開票所から、職員たちは足早に去っていった。その一人が自嘲(じちょう)気味に今回の選挙を評した。
 「民衆が立ち上がったフランス革命のようだ」
----------
>選挙戦では、「職員給与6%と議員報酬10%カットで5千万円が市民のために使えるようになった」とアピール。

この5000万円は大きいですね。現在、6%、10%の収入カットは、巷じゃザラに聞く話でもあります。
派遣切りにあった人たちから見たら、こんな賃金カットでも十分生活できるじゃないかの声が上がりそうです。
で、職員・議員側からしたら、給与・報酬のダウンは職務意識のダウンにつながるのかな。ま、市職員なんかだと、使命感に燃えて就職しますたって言う人は少ないような印象を持っていますけど。。。

>配ったビラには「職員は貴族。下僕扱いされている市民が主権を取ることは革命」と書き込んだ。

う~む、、、激しい表現ですなあ。「改革」よりずっと激しいぞ。

フランス革命史をベルバラで学んだ私にとって、「革命その後」が気になります。
民主化を目指したはずのロベス・ピエールら、なぜか恐怖政治に突き進み、結局はルイ国王やアントワネットと同様、断頭台の露と消えちゃいましたね。

改革とか革命とかを推し進める時って、民衆の大きなエネルギーが必要なわけで、そのリーダーになる人は、一気に、そして徹底的に活動しますね。ヒトラーやフセインもしかり。あの絶大なパワーがないと、民衆がまとまらないっていうのはあると思います。
統率力も過激にやりすぎると、恐怖政治になってしまう。

この市長、どこまで徹底して改革、じゃなかった革命を推進するのか、、、民衆は市長ほど過激な思想を持っているわけじゃなし。両者の間に、ギャップはないのかな?


続報知りたいなって思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不況だから (けえこねえ)
2009-06-02 14:22:54
 こんにちは~!

 公務員の給与所得(政府最終消費支出)もGDPに含まれます。この数字を使って今期も「日本経済終了!」って記事がでそ~な悪寒がします。経済って「ま~いいや、買っちゃえ~」って企業や庶民が消費するとお金が流通するので経済成長したことになります。特に日本のGDPは外需(15.5%)よりも個人消費(56.6%)の方が3倍依存してます。最近は悪いニュースばかり流れるので当然、民間消費需要は落ち込みますよねぇ。

 庶民が消費を我慢し、実質の増税にも耐えた結果、日本は世界中に資金を貸し付けまくりの資本国です。でも、庶民の犠牲の上です。
 ドイツも未曾有の不況下で、移民より自国民を雇用する公約のヒトラーが人気をさらったわけです。そりゃ、現代でも革命は起きるかも、です。

それにしてもあの市長さん、ご健在なんですねぇ。市民には市長の行き過ぎの監視を期待します。
けえこねえさん (ノエル)
2009-06-03 12:23:48
そうですね、この不景気で失業者が急増するのを見たり聞いたりすると、明日は我が身で消費を控えちゃいますよね。
日本は外需に頼らない国というのは、機動力があっていい経済状況を維持できる可能性があると思うのですが、現状は民間消費需要のひきしめに自然となります。

この市長さん、ここでとどまるのか、もっと激しく改革、じゃなかった革命を起こすのか、、、私が住む市の市長さんも、少しは見習って突っ走るところがほしいにゃあと思ったりします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。