乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

抗がん剤投与の順番

2012年09月12日 | 病気・症状
スーパーできのう、栗が売られていました。とっても大きな栗だったので、渋皮煮にするには楽かなあと。

で、午前中はまるまる鬼殻を剥き、昼から煮始めたんですが、、、ううう、気温が急上昇。室温33度の中、汗だらだらで煮物する私。なんかフラフラしちゃって、まだ煮えてないのに、うっかり砂糖をどばっと入れてしまった。

当然、栗はしまって固くなります。煮えにくくなるし、おいしくない。調味料を入れるタイミングは大事だって、百も承知ですが、、、やっちまったわ(T*T)。

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【ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を変えると乳癌の非血液毒性が軽減】

第19回日本乳癌学会学術総会 2011年9月2日~4日 仙台

乳癌の術前もしくは術後化学療法として使用されるTC療法(ドセタキセル、シクロホスファミド)で、ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を逆にすることで、疲労や浮腫、末梢神経障害などの非血液毒性が軽減することが、後ろ向き研究から明らかになった。虎の門病院乳腺・内分泌外科の花岡まりえ氏らが、9月2日から仙台市で開催された第19回日本乳癌学会学術総会で発表した。

 原発性乳癌に対し、TC療法は術前、術後化学療法として使用されているが、皮疹や浮腫、神経障害などの非血液毒性が出現する。そこで、ステージ1-3の原発性乳癌で、術前もしくは術後の補助化学療法としてTC療法を行った患者を対象に、TC療法と、ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を逆にしたrTC療法における副作用を比較した。2006年12月から2009年8月はTC療法が、2009年9月から2011年6月はrTC療法が行われた。

 TC療法では、3週おきに、ドセタキセルを75mg/m2投与し、その後、シクロホスファミドが600mg/m2投与された。rTC療法では、同量のシクロホスファミドを投与し、その後で同量のドセタキセルが投与された。これらの治療は4コース行われた。

 TC療法が行われた群(50人)の年齢中央値は49歳、rTC療法が行われた群(42人)も49歳、術後補助療法の患者がTC療法は82%、rTC療法が81%だった。またTC療法群の30%、rTC療法群の23.8%にHER2過剰発現が見られ、それらの患者にはトラスツズマブを併用投与した。

 非血液毒性の発現率を比較すると、疲労については、TC療法群は72%で見られたのに対し、rTC療法群は23.8%と有意に低く(p=0.0001)、浮腫はそれぞれ48%、16.7 %(p=0.003)、末梢神経障害が66%、14.3%(p=0.0001)、筋痛が48%、9.5%(p=0.0001)、口内炎が48%、16.7%(p=0.003)だった。

 なおグレード3/4の非血液毒性は、浮腫がTC療法群で2%、rTC療法群が0%、皮疹がそれぞれ10%、4.8%、末梢神経障害は10%、2.4%、筋痛が2%、0%であった。グレード3/4の血液毒性は白血球減少がTC療法群は96%、rTC療法は66.7%、好中球減少は90%、85%、貧血が2%、0%だった。発熱性好中球減少は12%、9.5%だった。

 花岡氏は、「ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を変えたrTC療法では、従来のTC療法と比較して、特に非血液毒性が軽減される」と述べた。またrTC療法でアレルギー反応が減少したことから、免疫抑制剤でもあるシクロホスファミドの免疫抑制効果によって、ドセタキセルの毒性が減弱されたためではないかとしている。
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抗がん剤投与の順番の違いでこれだけの差が出るんですね。副作用の軽減は患者にとって大切ですが、奏効性はどうなんでしょうか。同じであってほしいです。

ジェネリック薬品については、オリジナル薬品より奏効性が劣ると実感すると、多くの医師が回答したという記事を読みました。これって大問題だと思うのですが。大規模試験なんかはやらないんでしょうね。やったらまずいことになるかもしれないし。。。

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なかのひと

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