乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

抗がん剤治療

2008年02月26日 | 病気・症状
せっかく悪天候の中、臨時停止ずくめの列車に乗っての勉強会だったので、もう一丁書きます。
お次は腫瘍内科医の抗がん剤治療の話。

1)ホルモン受容体のある場合の転移後の治療について

 ・ホルモン療法は3次まで、化学療法は最近は6,7次ぐらいまである。
 ・ホルモン剤+化学療法の治療は副作用が強い。また、ホルモン単剤と比較しても、生存期間が同じ。よってホルモン剤は単剤で行う。ただし、病状によりハーセプチン(分子標的治療薬)と並行する治療もあり。病理結果によって舵取りの難しい治療こそ、腫瘍内科医の領分よぉ、わははっ。

2)トリプルネガティブの治療法について

 抗がん剤も効かない場合が多い、治療法がないと思い込んでいる患者さんがいるようだが、ちがいます。エストロゲン、プロゲステロン、her2以外にも効く要素があるかもしれないので、抗がん剤を使いますよ。

3)腫瘍マーカーについて

 ・1腫瘍マーカー 2PET 3CT  4症状の順でがんの疑い・再発がんを見つけやすい。つまり、自覚症状は一番あと。
 ・腫瘍マーカーの上がらない人も4割ぐらいいる。だから、がんの発見に使うのではなく、治療効果の判定に使う。う、私もマーカーに反応しなかったよ、、、(´д`)

4)抗がん剤の副作用について、以下の質問をしますた。

 術後化学療法にパクリタキセル4クールを行ったら、著しい記憶力低下を感じた。終了後1年が経過したら、少し記憶力が戻った実感がある。これって副作用だったんすか? 主治医(外科)に尋ねたら、そんなことってあるかなあって言われたんですけどぉ。

 「ケモ ブレイン」というのだそうです。発症率は5%程度。
で、自分で調べたら、こんなページがありました。ケモブレイン

この報告がどのぐらい信憑性のあるものかはわかりませんが、他にも悩んでいる人がいたっていうのは、自分一人じゃなかったんだなって思え、不安が払拭されます。ので、ここにもアップしました。

で、この腫瘍内科医は、ケモブレインは元に戻りますよとのこと。
あと、再発を早めに見つけても、生存期間に差はなしっていうのはショッキングですた(´д`)

と、ここまで書いたら、内科医よっしぃ先生のブログで腫瘍マーカーの話し を発見!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ケモブレイン (リス)
2009-07-21 21:01:27
ケモブレインについて調べて、たどりつきました。

とてもよく勉強されていますね。

私も乳がん関連のブログ書いていますが、こんなに詳しく書いていないです。
教えていただいてありがとうございます。
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私も人生を楽しみたいです (ノエル)
2009-07-22 00:21:18
リスさん、こんにちは、初めまして^^

ケモブレインの発症率は5%ほどだそうですが、私はこれにかなり悩まされました。

一番悩まされたのは、主治医が「抗がん剤のせいかなあ???」って、まるで私の話を信じてくれなかったことです。
ですので、私自身も単にやる気がないだけだと思い込もうとしていました。で、カリスマ腫瘍内科医に質問して原因がわかったわけです。

原因がわかると、症状は続いてもなんだか気持は軽くなりますね(笑)。

最近はようやく、この副作用から回復したと実感しています。私も人生を楽しむ時が来たように思います。
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