ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

「いただきます」

2014年01月10日 | 歌う






         栄光を お返しできる 歓びに 
                      乏しい夕餉も 光り輝き





         食事がいただけることに、心から感謝したことなど、
         じつはなかったのです。
        日本人ですから、「いただきます」と言って食べるよう教えられ、
         人にも教え、「いただきます」を唱えていたけれど、
         けっこう、「あたりまえ」でした。

         さいわい健康体で、食事制限することもなく、
         豊かな国に生きて、その日食べるものにこと欠くのでもなく、
        
         「神様に感謝」と言いながら、その神様のイメージもおぼろだった長い年月。


         もっとおいしいものを、もっと珍しいものを、もっと洗練されたものを、
         もっと安く、もっとてっとり早く、もっと楽しくと、はばからず、

         自分がだれによって造られ、だれによって支えられ、
         だれによって生かしていただいているか、
         だれが自分を養ってくださっているかも、考えなかった長い年月。

         考えてみると、不思議です。