ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

良い知らせを告げる

2014年01月03日 | 歌う




      テレビで箱根駅伝を観ました。

      ただ走っている。ひたすら走っている。
     苦しそうに走っている。
     一所懸命、走っている。

     どうして、人は走るんだろ。
     どうして走ることができるんだろ。
     たった二つの足で、細長い不安定な体で。

     別に危険も迫っていない。
     獲物を追いかけて、今夜の食卓に出す必要もない。
     確かに、拍手喝采。
     ギャラリーの目と目と目と、叫び。

     どうして、拍手喝采?
     声を限りに叫んで応援するのだろ。
     自分の息子ってわけじゃない。自分の知り合いでさえない。
     でも見ている。テレビを切って、また点けて・・・。
     ちょっと涙を浮かべたりして。

     走るのは嫌いだった。ヨーイドンが嫌いだから、
     と、理屈を言ったりして。
          
     そうじゃないね。
     ほんとは、そうじゃないね。
     そうじゃなかったよね。





           よい知らせを伝える者の足は
           山々の上にあって、なんと美しいことよ。
           平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、
          「あなたの神が王となる」と、
           シオンに言う者の足は。(旧約聖書・イザヤ書52章7節)