ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

衣の裾

2013年11月08日 | 歌う






           主(しゅ)を仰ぎ 主にひざまずき 主を賛美 
                             衣の裾に あと一息と


                       ※主(しゅ)、聖書の神、イエスのこと。英語では、Lord




                ところで、十二年間長血をわずらっている女がいた。
                この女は多くの医者からひどい目にあわされて、
                自分の持ち物を使い果たしてしまったが、何のかいもなく、
                かえって悪くなる一方であった。

                彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから、
                イエスの着物にさわった。
                「お着物にでもさわることができれば、きっと直る」と考えていたからである。
                すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、体に感じた。
                イエスも、すぐに自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて、群衆を振り向いて、
                「だれがわたしの着物にさわったのですか」と言われた。

               そこで、弟子たちはイエスに言った。「群衆があなたに押し迫っているのをご覧になっていて、
                それでも『だれがわたしにさわったのか』とおっしゃるのですか。」
                イエスは、それをした人を知ろうとして、見回しておられた。
               女は、おそれおののき、自分の身に起こった事を知り、イエスの前に出てひれ伏し、
                イエスに真実を余すところなく打ち明けた。
                そこでイエスは、彼女にこう言われた。

                「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。
                病気にかからず、すこやかでいなさい。」
                           (新約聖書・マルコの福音書5章25節~34節)