猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

2001人の狂宴  &ベルの誕生日

2022-11-07 22:04:55 | 日記
2005年のアメリカ映画「2001人の狂宴」。

春休みを利用し、南部に車で旅行に来た大学生3人は、途中で立ち寄った
ガソリンスタンドで3人の男女と出会う。車での旅を続けていると、道の
途中に「迂回せよ」という標識を見つけ、一行はそれに従うが、とある場
所に迷い込む。そこは「プレザント・ヴァレー」という小さな村だった。
大勢の住人が現れて拍手をしながら一行を歓迎する。ここでは記念祭の真
っ最中であり、北部からの訪問客を歓迎しているという。更にバイクに乗
った男女も標識にいざなわれてやってきて、8人の若者はここに滞在する
ことにする。ところがここの住人は、150年前に起きた南北戦争で北軍に
虐殺された人々の亡霊であり、北部の人間に復讐をしようとしているのだ
った。

1964年のアメリカ映画「2000人の狂人」のリメイク作品。私は普段リメ
イクは観ないのだが(がっかりすることが多い)、これはちょっと興味があ
ったので観てみた。南北戦争当時に全滅させられた村の住人が亡霊になっ
て、北部の人間を殺戮していくという大まかな流れは同じだが、細かいと
ころは色々と変えられていた。オリジナルでは村に迷い込んできた若者は
6人だったが、本作では8人になっている。
殺され方はオリジナルよりスプラッター度合いは増しているようだが、何
だかあっさりしていて、やっぱりスプラッター・コメディという感じ。住
人たちの常軌を逸したようなはしゃぎっぷりもオリジナルの方が印象的だ。
それに何より、オリジナルで犠牲になる6人は善良な普通の人たちだった
が、本作の8人はバカばかりであまり同情する気になれない。最初に登場
する大学生3人も、「アメリカの大学生ってこんなにバカが多いのか」と
思うような連中だし、別の車に乗っている男女の女性の1人は典型的なビ
ッチだし。
それに本作では亡霊たちは殺した相手を食べることに執着しているようだ。
食べていた肉にタトゥーが入っていたのは笑えた。でも2001人もいるの
ならたったあれだけの人を殺しても足りないと思うのだが。若者たちはも
う少し抵抗できないものかと思うが、多勢に無勢だから無理か。ラストも、
あれいくら何でもわかるでしょ、気づくでしょ、という間抜けっぷり。ど
こまでもバカな若者たちだった。リメイクはがっかりすることが多いが、
それなりに頑張っていたと思う。オリジナルの方がもちろん好きだけど。


2日早いですが、11月9日はベルの誕生日です。19歳になります
ななの年(享年18歳)を超えました。ちゃぴ(あと11日で21歳でした)も超
えてくれるかな。まだまだ元気でいてね

コメント (10)
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