猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

胸騒ぎの恋人

2015-11-28 04:00:49 | 日記
2010年のカナダ映画「胸騒ぎの恋人」。
ゲイのフランシス(グザヴィエ・ドラン)とストレートのマリー(モニカ・ショク
リ)は親友同士。ある日、2人は友人たちとのパーティで明るく社交的な美青年二コ
ラ(ニールス・シュナイダー)と出会う。フランシスもマリーも口では好みではない
と言いながらも、二コラに一目惚れする。そんな2人と二コラは友人として親しく
なり、3人で遊ぶことも増えていく。

グザヴィエ・ドラン監督・主演作品である。1人の男性が2人の男女に愛されて
しまうという物語。もちろん2人は男性への恋心を隠して、友達として付き合うの
だが。フランシス、マリー、二コラは飲みにいったり小旅行に行ったりと、急速に
仲良くなっていくが、親しくなればなる程フランシスとマリーの心は苦しくなる。
フランス映画らしいおしゃれな映画。色彩がきれいで、ファッションも洗練されて
いて、街がとても魅力的に見える。でもストーリーはそれ程おもしろくはなかった。
まずヒロインのマリー役の人が全然美人じゃない。二コラも2人から愛される程
の魅力を感じなかった。フランシス役のグザヴィエ・ドランは本当に美青年。ただ
フランシスとマリーの友情、いさかい、微妙な感情といったものはうまく表現され
ていたと思う。ちょっと皮肉っぽいラストもいい。

この映画、カナダ映画なのだが、監督のグザヴィエ・ドランがフランス系カナダ
人で、言葉もフランス語なので、雰囲気が完全にフランス映画だった。
どうでもいいが「グザヴィエ」が1度で変換できないのがイラッとする。



人気ブログランキングへ
映画(全般) ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする