ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

記憶が・・・・

2014年06月23日 12時26分05秒 | 徒然雑記&連絡帳

昨日ぐだぐだの記事投稿してたんだねえ。


今日、今あけてみて
「あれ、こんなもん投稿してる」と気がつきました。

記憶、飛んでますよ。
イヤイヤイヤ、これはさすがにやばいっしょ。

薬でラリリ気味ですか??


だいぶましにはなりましたけど。
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創作小説 SUNSET ORANGE CHAPTER2 PART.9

2014年06月23日 06時40分55秒 | 創作小品
 やっぱり・・・アタシは幼馴染の三人組をかき回していただけなんだ・・・。
 向こうから姫島くんがやって来た。アタシが避けるヒマもなく、姫島くんは手を振る。アタシは気まずい顔のままでちょっと立ち止まった。
「ヨッ! 菊川も来てたんだ、ナニもう帰るの?」
「・・・うん・・・。あの・・・姫島くん・・・いろいろごめんなさい!」
「へ?」
アタシはわけも分からず立ち止まって怪訝そうな顔の姫島君にも頭を下げると、そのまま脇を通り抜けてロビーへ向かった。
「おーい、菊川! なんだよ、どうしたんだよ?」
と言う声を振り切って・・・。
 ため息が出る。・・・ていうか、ため息しか出ない。
あの三人は幼いころから長い、深い付き合いがあって絆がある。きっといっぱいいろんなことがあって、泣いたり笑ったり、楽しいことも悲しいこともいつも一緒に分かち合って来た三人だもの、何があってもお互いに助け合ってきたはずだよね。そんな中に後から飛び込んだアタシだ、きっとKYなこといっぱいしちゃってたんだろうな・・・。よかれと思ってても、実際はアタシの一人相撲だったんだよ、きっと・・・。路美ちゃんに嫌な思いさせてたんだろうな、すごく・・・。
 ユウさん、ごめんなさい。せっかくアタシのこと信じていろいろ託してくれたのに、こんなことになっちゃったよ・・・どうしよう・・・。見守ってあげて欲しいと言われたのに、どうしよう。どうすればいい・・・?

 「涼香さん!」
急に声を掛けられて、アタシはハッとして声の方を向いた。そこにいたのは総くんのお母さん、冬美さんだった。ユウさんの生みのお母さんでもある人・・・。アタシったら、どんな顔をしていたんだろ。おばさんは心配そうな目で、でも静かにアタシを見つめている。
「おばさん・・・。」
おばさんは口元に笑みを浮かべると
「・・・時間、いいかしら? 良かったらお茶でも飲まない? ちょっとお喋りでもしましょうよ。」
と、明るく誘ってくれた。
「え? あ・・・はい・・・。」
 アタシは誘われるままにおばさんに促され、病院の中にある喫茶店に入った。病院付属とは言っても、中は普通の喫茶店と違いはない。窓際の席は外からの光がいっぱいに入って眩しいくらい。席に着くとウエイトレスがすぐに来てブラインドを下ろしてくれた。西日は淡い、ほんのり暖かい光になった。アタシはふと、ユウさんの『光の裏側』という歌を思い出した。総くんも好きだって言ってたし、こないだ直にユウさんに歌ってももらった歌。光があれば影がある、光を支える影が必ずある、それを忘れちゃいけない・・・そんなコンセプトの歌。
 おばさんは優しく微笑んで
「涼香さん、どうしたの? 何があったの? 良かったら話してみない?」
と聞いてくれた。あ・・・! アタシはちょっと驚いてしまった。だって・・・その目はやっぱりユウさんとそっくりなんだもの・・・。うん、やっぱり親子なんだね。そしてもちろん総くんにも似てる・・・。
気がつくと、アタシは今しがたあったほんの少しのできごとと、ずっと感じていたことをおばさんに打ち明けていた。

 おばさんは頷きながら聞いてくれた。そして
「そう・・・。涼香さんも寂しかったわね。でもお願い、路美ちゃんを嫌いにならないであげて。」
「嫌いだなんて、そんな・・・。」
「路美ちゃんはね・・・、路美ちゃんにとっては光汰くんと総司はお兄ちゃんなの。もう失くしたくない、ね。」
「え・・・?」

「涼香、待てよ!」
総司は涼香が身を翻して行ってしまうのを止めようと身を乗り出しましたが、やはり体は言うことを聞いてくれません。上半身を捻じっても足は錘のように重くつんのめるだけです。あわてて路美が支えないとベッドから落ちるところでした。
「総ちゃん!」
「ちくしょう、この足が! 動かねえ・・・。くっそお・・・。」
「無理しないで! 落ちたら危ないよ!」
「路美! オマエなんてこと言うんだよ! 行って涼香に謝って来い!」
「・・・総ちゃん・・。」
悲しそうな目で路美が総司を見つめ返したところへ光汰がやってきました。
「なんだかなあ・・・。あれ? どしたの二人とも・・・。何かあったの? 今菊川が何故か僕に謝って行っちゃったけど・・・。」
「光ちゃん・・・。」
光汰を見た路美はきまり悪そうにうつむきました。
「イヤ・・・こいつがさあ・・・涼香を邪魔者扱いしたからさ・・・。」
「そんなんじゃないよ! ただ・・・あたしはずっと小さい頃から三人幼馴染で来たのに、この頃総ちゃんがあたしたちより涼香センパイとずっと仲良くしてるから・・・。こないだだってあたし達を置いてユウジのコンサート行ったりしたし・・・。何か・・・総ちゃんが離れてくみたいな気がしたから・・・だからそれを言っただけ・・・。なんで涼香センパイの方と仲良くするのって・・・。」
「そしたらたまたまそれを涼香本人に聞かれたんだよ。」
「はあ・・・それでか、僕にいろいろごめんなんて言ったのは・・・。」
光汰はドアの方へ振り向き、頭を掻きながら得心して言いました。
「路美、お前ヤキモチやいてんだろ、菊川に。総司取られるような気がしてさあ。」
「・・・そんなんじゃ・・・。」
「そんなんじゃん。気持ちはわからんでもないけどさあ・・・。」
「だからそんな・・・。」
 口をとがらせる路美に、総司がため息まじりに言いました。
「お前、ずっとクウガのこと引きずってんだよな。今でも、ずうっと・・・。」
路美はビクッとして総司を見返しました――

 こちらは病院内の喫茶室――
「クウガ・・・くん?」
アタシはおばさんから聞きなれない名前を聞いて思わずオウム返しに聞いた。仮面ライダー・クウガから取ったのかしら、などとどうでもいいことはアタマから追い出しながら。
「ええ。路美ちゃんには総司より一つ上の、空我くんていうお兄ちゃんがいたの。」
「いた・・・っていうことは・・・。」
「ええ、そう。空我くんは亡くなったの。まだたったの7歳だった・・・。」
「7歳・・・てことは、その頃の路美ちゃんはまだ4歳くらいじゃないんですか?」
「ええ。・・・元々はね、空我くん、光汰君くんと総司の三人で幼馴染だったの。その中で空我くんが一番やんちゃ、光汰くんは大人しくて、うちの総司がその真ん中。いじめてたわけじゃないけど、空我くんはいつも光汰くんをからかっていじわるしちゃっててね、それを総司が仲裁するみたいな感じで、でも、とっても仲良しだったのよ。路美ちゃんはそんなお兄ちゃんが大好きでいつもくっついてきてたの。」
「空我・・・くんはどうして亡くなったんですか?」
「・・・事故だったの。交通事故。ほんと、あっという間ね、人が死んじゃう時って。路美ちゃんは小さかったから死がどういうものかはわからなかったでしょう。でも、いつもいたはずの大好きなお兄ちゃんが突然いなくなって寂しかったのでしょうね、よく泣いて探しに来たのよ、うちにも。だから総司が『オレがお兄ちゃんになってやるから泣くな』なんて言ってさ。総司もそれ、覚えてるかどうかわかんないけど。それからは光汰くんと総司が路美ちゃんのお兄ちゃんがわりになったのよ。」
「そうだったんですか・・・。」
路美ちゃんは「あたしのほうがお姉ちゃんみたい」と言ってたけど、やっぱり妹分なんだね・・・。二人はやっぱり大事な大事なお兄ちゃんたちなんだ。


・・・TO BE CONTINUED.
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イヤイヤイヤ・・・・やばいっしょ、これはさすがに

2014年06月22日 23時22分19秒 | 徒然雑記&連絡帳
この土日はほとんど何もできませなんだ、
何しろ風邪ひいちゃってサイアクだよーーーー

とりあえずまず薬等もらいに定期的に行ってる
診療内科まで行ったら今日に限って臨時休診~~~~~~~~~~~~~~~~~

ぐるとまわって行った漢方内科で
心療内科の分までお薬貰って

風邪薬ももらって

薬漬けな毎日よ・・・・・


霊界的なヒトビトのお話や
ジュリーの曲紹介の続きやら
大詰め・黒子のバスケの話やら
書きたいことは山々あれど
薄暗くキーボードもろくすっぽ見えないこの部屋では
まともに文字を打つだけでも至難の業です、ブラインド打ちできないのだもの
モタモタモタモタ・・・・・

おかげでたったこれだけ打つのに何回やり直したことか






嗚呼、今日はもうやんぴ、

皆様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・風邪ひき
なめたraあきまg¥へんでえ・・・・・・・・・。






↑なんだ、これ。
・・・・・見直してようやく気づく。


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ありえない、なんてことはありえない

2014年06月20日 18時03分37秒 | 徒然雑記&連絡帳
とは、「鋼の錬金術師」強欲のグリードの名ゼリフ
・・・・・

とは、まったく関係がなく。


「私、めったに風邪なんか引かへんねん!」と豪語したら
その舌の根も乾かんうちに風邪引きました・・・2年ぶりではありますが


それも、こいつや、こいつ!!


まず、こいつが風邪引いた。


先日可哀想なことにキョセイとゆーのをやりました。
その日はぐんにゃりしていましたが翌日には元気フッカーツ!
数日は元気でしたが、ちょうど一週間ほどした・・・
・・・・先週の金曜夜、

・・・・また熱いがな・・・・

土曜日、また動物のお医者さんところへ。

「40.6度の発熱ありですね・・・・。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

センセイのおっしゃるには
キョセイ手術そのものは5分で終わる、ネコは麻酔薬には強い、
感染予防に2週間持つ抗生剤を注射した、
ネコの3大伝染病のうち、ネコエイズ、白血病は陰性
考えにくいけど残る一つ、伝染性腹膜炎の検査をしておきましょうか・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「抗生剤を打っていてこの発熱は考えにくい・・・・。
ただの風邪とかなら良いんですがね・・・・・・・・。
この若さで免疫力が落ちる重い病気は考えにくいですし
やっぱりもともと体質的に体が弱いのかもしれませんね・・・・。
抵抗力が低いのかもしれませんね・・・・。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

結局伝染性腹膜炎も陰性ではありましたが・・・・

でも、この火曜日あたりにはすっかり良くなり
今はめっちゃ元気です。

ただ・・・・・

こやつが熱を出した前後に次女が風邪を引いてダウンして
学校を2日休んだ。
次に長女も風邪かな? 熱を出した。


そして私は一昨日よりめったに引かないはずの風邪を引いた。


私には風邪引きなんてありえへんと思っていたのに!!!!!


そして、このコースケぷにゃんめ・・・・


動物のお医者さんに「ありえへん・・・」と思われてしまったよ、きっと。

「その後どうですか?」とお電話までくださったセンセイ、ありがとう。

やれやれ、です。
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創作小説 SUNSET ORANGE CHAPTER2 PART.8

2014年06月19日 06時37分42秒 | 創作小品
 しばらくたった頃――
 祐一朗が目を覚ましたのはその家の自室のベッドの中でした。傍らに百合恵さんが座っていて、静かに見守っていました。
「ユウちゃん、目が覚めた?」
「・・・オレ・・・寝てたみたい・・・だね・・・。・・・どんくらいたった?」
「2時間ほどよ。」
「・・・そう・・・。」
「気分はどう?」
「ん・・・。悪くないよ・・・大丈夫。ごめんね、心配かけた。・・・ここんとこ調子イマイチ良くなかったんだけど・・・今日どうしても外したくない用があってさ・・・ちょい無理しちゃったかも・・・。油断した。」
「軽い発作がでちゃったのね・・・。気をつけなさいね、あなたはヒトよりからだが弱いのだから。」
「百合恵さんに言われたくないな~。・・・でもきっと似たんだね、オレ、百合恵さんに・・・。」
「あなたと私に血の繋がりはないのよ。」
「またそれを言う・・・。人間のDNAのうち遺伝子の部分はたったの2%しかないのよ。引き継ぐのは2%ぶんだけ。ペットだって飼い主に似るっていうでしょーが。オレ達親子だよ・・・似て当然でしょ。」
「・・・そうね。・・・ごめんなさい。」
「・・・オヤジは・・・?」
「さっき理事会の方から電話があって出かけられたわ。かなり遅くなるでしょうね。」
「おーおー、息子が倒れたのにお出かけですか・・・。」
「そんなこと言わないの。心配はしてらっしゃるのよ、あなたをここへ運んで寝かせたのはお父様なんだから。」
「あらあら・・・そうなの? やっべーなあ・・・。ま、悪い気はしないっか・・・。」
「理事会も放っておけないのよ、理事長ですもの。わかってあげて。」
「・・・そんなにお祖父ちゃんが怖かったのかねえ。」
「そりゃあ、怖い方だったわよ。私には優しくして下さったけど、しょっちゅう怒鳴られて、お父様はいつも縮み上がってらしたもの。ふふふ、今の威厳からは想像できないくらい。」
百合恵さんは小さく笑い、祐一朗も少し笑いましたが、ふと視線を天井に向けて小さくつぶやきました。
「・・・オヤジにも他に夢みたいなもん、あったのかなあ・・・。」
「え?」
「・・・何でもない。それよか腹減っちゃった。何か喰わしてよ。」
「ええ。お父様、食事に手を付けずにお出かけになったから、それでよければ。」
「何でもいいや。」
「起きられる?」
「うん、大丈夫だよ。」
 祐一朗は百合恵さんに支えられながら起き上りました。どうやら本当に大丈夫そうです。
「オヤジが帰ってきてメシはって聞いたらオレが喰って先に寝ちまったって言っといてね。」
「うふふ・・・わかった。・・・やっぱり泊まっていきなさいね。」
「うん、そうするわ。」
祐一朗はゆっくりベッドから下りました。


 ユウさんに会ったその日はあまりの盛りダクにアタシはいろんな意味で疲れてしまった。舞い上がりすぎの部分もあれば落ち込みまくりの部分もあり、まさに感情のジェットコースター。アタシ一人のために『SUNSET ORANGE』を歌ってくれてデュエットしてくれて本名から何から話してくれたのは舞い上がりまくりだけど、その話の内容には果てしなく落ち込み・・・っていうか重くて潰されそうな気がして・・・なおかつそれは言っちゃいけない、喋っちゃいけない。あああ・・・ユウさんはアタシに天国と地獄を与えてくださいました。プラマイ? それは・・・プラスに決まってるでしょ!! 意地でもプラスよ、プラス!!
 とにかくその日は全然眠れませんでした・・・。手は・・・洗いたくなかったんだけどな・・・そうもいかないでしょおおお・・・。うう、しくしく・・・。
 でも・・・実はその前からなんだけど・・・アタシは何となく疎外感を感じていた。総くんのことが心配で、いろいろ余計なことまでしちゃったけど、でもアタシ的には一生懸命だった。みゆ希さんやユウさんにおちょくられたように「総くんのことが好きなんでしょ?」とかなんとかそういうんじゃなくて!! だって、友達なら心配するの当然だし、できることしてあげたいのも自然じゃないの・・・?
 なのに何故だろう、最近路美ちゃんがよそよそしい気がする。すごくビミョーなんだけど、会えば挨拶してくれるし、話しかければ普通に答えてもくれるんだけど、なんていうか・・・。こないだも総くんのお見舞いに行ったら、退屈しのぎにって小学生の頃のアルバムを持って来て昔話をしていた。ううん、それは全然かまわないんだけど・・・。アタシにも見せてはくれるんだけど、当然アタシは話について行けない。つまり、アタシは一緒にいるんだけどいないも同然になってしまう。・・・イヤイヤ、考えすぎだよね、わざとこれみよがしにそうしてるなんてことは・・・。イヤイヤイヤ、ないないない!! そんな風に考えるなんてアタシのバカ!
 でも・・・。アタシに向ける笑顔の目はあまり笑っていない気がする・・・。
 そんなの杞憂に終わって欲しかった。でも・・・。

今日はユウさんに会ったその三日後。なんだかんだで総くんのところに行くのは一週間ぶり。コンサートの後、姫島くんと路美ちゃんと、それに総くんの四人がそろった時、アタシ達二人でコンサートでの様子を話した。元から二人には行くって言ってあったし、だからその報告くらいはしてもいいでしょ? 二人はファンではないらしいからこまごましたことまでは言わなくてもいいだろうけど、知人(もちろんみゆ希さん)のはからいでちょびっと本人に会わせてもらったってことくらい話してもいいよね・・・。だのに、姫島君は素直に「すっげー。いいなあ~。」って言ってくれたけど、路美ちゃんは反応がなんとなくクールに思えた。「へえ、そうなんですかあ。」とは言ってたけど、なんていうか・・・やっぱり目が笑ってない・・・。だから何となくお見舞いに行く足も遠のき加減だったんだよね・・・。だけどあんまり日があくのも何だし、それに姫島君から総くんがもうすぐ退院することになりそうだって聞いたので、今日は行こうと思って来た。
ところが、ドアを開けようとしたところで、アタシはその声に気づいてしまった。中から聞こえるのは路美ちゃんの声だ・・・。少し興奮しているみたいだけど、どうしたんだろ・・・。アタシは立ち聞きしては悪いと思ったし、何かあったんなら聞いてあげようと思って引き戸を開けた――まさにそのタイミングだった。
「幼馴染じゃないの! あたし達の方がずっと前から総ちゃんと一緒じゃないのよ! なんであたし達よりも涼香センパイの方と仲良くするわけ・・・」
「おい、路美!!」
 ドアの開く音に気づいて振り返った路美ちゃんはアタシを見てぎょっとなった。・・・気まずいなんてものじゃないよ。・・・そっか、そうだよね、やっぱりそうだったんだ・・・。路美ちゃん・・・。
「・・・センパイ!」
「涼香・・・。」
二人はアタシを見て押し黙った。ていうか・・・何と言っていいかわからなかったみたいだ・・・。アタシは・・・アタシもどうしよう、何て言えば、何を言えばいいの?
「・・・あ・・・あの・・・ごめんね・・・。アタシ、三人の中に割り込んじゃって、邪魔しちゃってたね・・・。ごめん、そんなつもりはなかったんだけど・・・。」
「違う、涼香、そんなことない」
「ううん、ごめんなさい! 路美ちゃん、ホントにごめんね・・・。」
アタシはそれだけ言って頭を下げると、すぐにドアを閉めた。背中に「涼香、待てよ!」という総くんの声が聞こえたけど・・・そのまま小走りに病室を離れた・・・。



・・・TO BE CONTINUED.
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