ういーくえんど・なちゅらりすと

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タイコウチ・ミズカマキリ・オオコオイムシ

2012-01-16 10:08:20 | その他の昆虫
最近ではかなり少なくなってきてしまった水性半翅類。
こいつらも流れの緩やかな小川ではけっこう入るときがある。


丸くころんとしたのがオオコオイムシ、といっても側面の写真だから薄っぺらだが。

そこそこがっちりしたのがタイコウチ。
なんだか変に妖しい雰囲気。

細長く引き延ばすとミズカマキリ。
まさにそんな感じだ。

どれも鎌のような前脚で獲物を捕らえ、その体液を吸う。
一見鈍そうだし、実際に見ていても鈍いのだが、きっと瞬発力はあるのだろう。

コヤマトンボ

2012-01-16 10:07:20 | トンボ
10人に見せると8人くらいから同じ言葉が返ってきそうな姿だ。
『○○みたい』と。
そう、私の苦手な八本脚だ。

もちろんれっきとしたヤゴで、コヤマトンボ。
成虫はがっちりした飛翔力の強いトンボだ。
ヤゴは清流にすんでいて、ちょっと深みの水草などに掴まっていることが多い。

いくら雰囲気が○○に似ていても、ヤゴだ、としっかり理解しているから全く苦手意識もないし、○○にも見えない。
アラクノフォビアというのも面白いものだ。

コシボソヤンマ

2012-01-16 10:06:13 | トンボ
一昔前なら『イナバウアーをするヤゴ』というとわかりやすかったのだが、最近はイナバウアーそのものが死語になりつつあるか。
コシボソヤンマのヤゴ。

ヤゴはコオニヤンマのように極端に特徴的なものもあるが、多くは近い種類とそれなりに似ている。
ヤンマ類であれば流線型で複眼が大きい。
ただ、このコシボソヤンマは捕獲さえできれば絶対に間違えることがない。
C字型に反り返って疑死をするのだ。

この写真は水中にはなして少しずつ動き始めたところで、まだ疑死の姿勢が色濃く残っている。

もし、川でスマートなヤゴをすくったら手の上でころころと転がしてみるといい。
反り返ったら間違いない。コシボソヤンマのヤゴだ。

コオニヤンマ

2012-01-16 10:05:11 | トンボ
コオニヤンマのヤゴは誰が見ても絶対に間違える可能性がない。
もっともこの姿がヤゴに見えれば、だが。

まるで枯れ葉のような薄く広がった腹。
極端に長い脚。
それらと比べてあまりにも小さな頭。
この中からスマートなトンボが抜け出てくるとはなかなか予想し難い。

ちなみにコオニヤンマの成虫はかなり獰猛で小形のトンボなども襲って食べてしまうのだが、この幼虫は実に動きは緩慢。
まぁ見ての通り落ち葉に擬態しているのだから、素早く動いたりしたらかえっておかしな話ではある。

成虫になるまでに数年はかかっているトンボで、真冬でも大きな落ち葉から小さな落ち葉まで、いろいろと見つかることが多い。

ツチガエル

2012-01-16 10:03:35 | その他の動物
真冬、ヤゴをすくっているとカエルが入ってくることがある。
アカガエルのように新春早くも繁殖のために水辺にやってくるものもいるが、このツチガエルは水中で越冬するのが基本のようだ。



冷たい水の中でも多少は動けるようで、すくいあげるとたいてい迷惑そうな顔つきで逃げていく。
両生類は成体になったら肺呼吸だから窒息しないのか、と少し心配になってしまうが、低温下では代謝が下がるから皮膚からの酸素だけでやっていけるのではないだろうか。

ちなみにこのオタマジャクシもきっとツチガエル。