どこへ行く楽天イーグルス、リーダーとは何か

29日（土）、プロ野球の楽天の大久保監督が今季限りの辞任を発表した。
もともと、１年契約だったのも
力量に含みを持たせての契約だったのかもしれない。

その意味ではショートリリーフ監督だったのだろう。
日本一から最下位への転落など
浮き沈みが激しい楽天野球団の昨今。
この日、嶋の3ランホームラン、
藤田の満塁ホームランで最下位の脱出を果たした。
選手もたまった鬱憤を晴らしたかったのではと想像する。

日曜日は、雨で試合が中止となり、
選手にとっては思わぬ休養日となったのではないかと勝手に想像する。
最近は、楽天のあの英語を社内で公用語にしたオーナーの現場介入で、
コーチが辞任するなど、首脳陣が足を引っ張るありさま。
こんなことでは、野球以外の「楽天」の経営にも影響するぞと
ファンは覚めた目で見ている。
チーム全体も頑張ろうという意識が、
雑念に消され、歯がゆさだけが残る。
残り30試合を切った昨今、
しぐれ模様の天気を吹き飛ばすような最後の気張り、
久米島での先を見越した元気、チバリョーを見せてほしい。

そのためには一丸となってのチーム作り、
短期、長期の育成やトレード、外国人選手の見極めがさらに必要になる。
折角、根付きつつある東北の地での楽天、
オーナー、監督、選手、コーチ、
フロントの意識をまず代えるのが先決だ。
監督以外に求心力を持った人が、この際必要なのだ。
松井や嶋がさらなる役割を求められるかもしれない。

何のために球団が存在するのか、
商売や売り手の論理ではファンが見放す。
客が入らなければ球団経営も成り立たない。
それが分からないリーダーは失格だ

クライブカッスラ―

時間がある時は、月に3冊前後の単行本を読んでいる。
ほぼ外国の小説家、作家のものだが、
その中で特に数をこなしているのが
「クライブカッスラー」のものが多い。

海洋冒険小説とでもいえるものでストーリー展開が面白い。
まず、歴史上のあるいは現代ではない時代の描写から始まり、
それが後々、じわりじわりと話の展開に効いてくるような小説だ。
カッスラーは今年、83歳ぐらい。
「タイタニックを引き揚げろ」などの作品がある。
ダークピッドという主人公を生みだし、人物描写も中々、
巧者という印象だ。
印税をもとに、ＮＵＭＡ（国立海中海洋機関）を設立
沈没船の捜索などを続けている。

最近では、若手の共著者の名前が、
本の表紙に現れることが多くなった。
想像するに、大筋を作り、実際の作業は若手に任せているのではと思う。
事実はわからないが、売れる本を出すためには、有名作家の名前は不可欠だ。
最新作は「謀略のステルス艇を追撃せよ」
ジャック・ダブラルとの共著だ。
カッスラーは海洋冒険小説の王者とも言われ、
今日も超技術満載の秘密工作船
「オレゴン号」が世界の海を疾駆する。

謎の絵師 東洲斎写楽

江戸の中期、忽然と現れ、
そして１０ヶ月で消え去った東洲斎写楽。

ＮＨＫのスペシャル番組でも取り上げられ
その実像はかなり明らかになってきている。
その人物特定は様々な方法で行われた。

そのひとつは、名前の東洲斎だ。
これを並べ替えると「サイ」「トウ」「シュ―」となる。
つまり斎藤十だ。
その謎解きもあり、斎藤十郎兵衛ではないかという説が、
近年有力となっている。
当初、実在の人物かどうか疑われた時代もあったが、
日本橋茅場町の八丁堀地蔵橋付近に屋敷があったという。

また、越谷市の法光寺という寺の過去帳に
「八丁堀地蔵橋　阿州殿御内　斎藤十良（郎）兵衛」が
５８歳で亡くなったとある。
このほか江戸の文化人を記した「諸家人名江戸方角分」の八丁堀の項目に
「写楽斎　地蔵橋」の記述があり
「写楽斎」という人物が住んでいたことが確認されている。

このほかにも傍証が様々提示され、小説家などが謎解きに挑んでいる。
あの、独特の役者絵、体の割に指が小さいなど特徴も様々、
インパクトは多々あり並みの才能ではないことが素人ながらわかる。
謎は謎のまま残しておいて欲しい気もするが、
真実の見極めはやはり最後まで探求したいものだ。

宮城はナゼ学力が低いのか

全国学力調査の結果が先日、公表された。
その結果、宮城県内の小中学生の平均の正答率は
中学生の国語と理科以外で全国平均を下回った。

この調査には
県内すべての公立の小学6年生と中学3年生約4万人が受けた。
詳しい分析は避けるが、
同じ東北の秋田県の場合を見てみよう。

秋田は小学校6年の国語A、Bと算数A、Bが全国一位。理科が3位だ。
また、中学3年の国語A、Bが1位、
数学A、B、理科が2位という結果だ。
まさに、「学力日本一」と言ってもいいだろう。

この理由は様々あるだろうが、
家で復習をしている割合が小学6年で90.2％、
中学3年で87.2％に上るという。

学校でのきめ細かな指導や
家での学習習慣などがこの結果につながっているようだ。
地域全体の教育力とでもいえるものが、
学力日本一の背景にありそうだ。
宮城は中途半端に豊か、
どうもこの中途半端が学力低迷に影響しているのではないかと思える。
そんな学力テストの結果だ。

BMI

自分の体重を気にかけている方も多い
健康志向の強い国民性もあるかも知れない。
スポーツクラブは中年、老年の女性を中心に
にぎわっている。

皆んな気にしているのが体重。
最近では数値を入れるだけで
BMIの値がすぐ出てくる計算式がネットにもある。
ためしに入れてみた。
体重は６８キロ、身長は１７０センチだ。

この計算式でやってみるとBMIは23.53と出た。
標準的な体重の値は63.58とでた。
つまり、4.42キロオーバーということだが、
解説を見ると次のようなアドバイスが出ていた。
18.5～25未満の人は、標準の範囲内とか。

ただし、体重は標準でも「隠れ肥満」の可能性があり、
適度に運動をして自己管理に努めてくださいという。
医師の鎌田實さんはこんなアドバイスをする。

週4日程度30分のウォーキングでよいという。
30分も無理な人は近所のスーパーや駅などへの10分でもOKだとか。

運動習慣は肥満予防だけでなく、
認知症、うつ病、大腸がんの予防になるという。

「小さな一歩、大きな幸せ」とエッセーに書いている。