朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

遠藤日人のこと

2015-08-17 05:09:10 | 日記
榴岡公園やその近辺には、遠藤日人(あつじん)の句碑がある。
日人は桃生郡寺崎村の生まれで、江戸後期の俳人、仙台藩士である。
77歳まで生き、天保7年(1836年)没している。

昨日、冒頭に日人の句の写真を載せたが、
この俳句は中々、洒脱な感じがする。

「宮城野を大根植えてへらしけり」生活のためだろうか、
風雅とでもいえる歌に数多く読まれた宮城野の地を
大根畑にしてしまうという生活感のにじみ出る詩。
確かにこの時代、天保の飢饉があり、庶民は食べ物の確保に苦労した。
江戸、三大飢饉の一つで、1835年から1837年あたりが
まさに、食糧難の時代だった。
その中での俳句作りということになる。

日人のもう一つの句碑は、榴岡天満宮の境内にある。

「道ばかり歩いてもどる枯野かな」これは芭蕉の影響を濃く受けたような句で、
何やら哲学的でさえある。
何冊か著作をあらわし、どっしりとこの宮城野の地に根差しているような日人。

いずれじっくりとその人となりを探求してみたい。
コメント
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