若く勢いのある桜の木。仙台市中心部の錦町公園にある。公園には30本ほどの木が植えられ、木によっては満開に近いものもある。
そして若い桜の木の下を見ると、もう花弁が多数落ちているのが見える。散るには早すぎるなあと思って木を眺めてみると、スズメたちがピーチク、パーチクと忙しく枝から枝へ飛び移っている。そうか、スズメたちが花びらの付け根のあたりをついばみ甘い蜜を吸っているのだ。その影響で花弁はちぎられたようにして下に落ちるというわけだ。
毎年の光景だが、スズメ達にはいいごちそう。それにしても日の光によって桜の成長も随分違うのも観察できる。先日咲いたばかりだが、この時期の桜、スズメたちにもいいごちそうを提供していることになる。今日も3月で終わり。少し早すぎる春だが、動物も植物も自然の営みを着実に続けている。
甘い蜜 スズメも好む 昼下がり （駄作）
先週観測史上、最も早い開花が発表された仙台の桜。遠目にもほんのりと桜色で、国道45号線から通る車にも春の色を届けている。かつては仙台管区気象台は現在の場所より国道に近いところにあり、その後合同庁舎の中に入った歴史を持っている。その意味でも以前は桜の開花を観測する標本木も国道に近いところにあった。ほとんどが伐採されたが一本だけは現在の観測圃場に移植され観察を続けられている。多少排気ガスの影響は少なくなったようだが現在の観測圃場も横に車の抜け道的な通りがありまあ条件は最善ではない。写真は今朝7時前の気象台方向。遠目にわずかに桜色が見える。
仙台管区気象台ではこうした桜の開花など植物の開花などを観測している。これを積み重ねると時期の早さや成長具合がわかる。動物についても鳴き声や出現の時期などが観測され、これが歴史としてデータ化される。
昨日28日、仙台の桜が開花した。自然現象とは言え毎年注目の仙台管区気象台の桜の標本木。昨日は土曜日ということもあり、いつもだと観測課の職員が3人ほどやってきて観測をするのだが、昨日は一人が観測圃場の周りを見回り、桜を観察。5～6輪の開花を確認。報道陣の問いに答えていた。こうした記録も毎年積み重ねられ、記憶とともに記録として残っていく。今年の桜は、観測史上一番の早さだとか。地球温暖化が年々進行し、植物にも影響を与えているのだろう。今日は気温が急降下、しばらく桜もつぼみのままのものが多いのではと楽しみが先延ばしされたように感じる。
桜の観察の対象はかつては国道45号線沿いにあったが。気象台の移転とともに伐採そして一本が残されて現在に至っている。
桜咲く 寒さも連れて 春景色（駄作の作）
阪神、藤浪選手など新型コロナ感染が報じられる。相変わらず猛威を振るい、イタリアなど患者数がトップという不名誉な記録が出ている。日本でも、非常事態宣言を出すかどうか検討も続けられているようだ。東京など首都圏も警戒を続け、不要不急の外出などを避けるように要請が出されている。関西の大都市でも同じような要請が続く。
さて、昨日は仙台の桜の発表はなかった。観測を続けているが一輪程度花開いているものもあるがも少しの感じ。ただ今日は風が強く、この気温がどう影響するか。花開くには気温の積算が大事だとのこと。今日11時を注目しよう。
写真は昨日のお昼、報道陣がつぼみを撮影していた。明日は南部で名残雪とか。この時期の寒さは勘弁してほしいのだが・・・
5都県知事が共同で感染者の爆発的な増加やロックダウン（都市封鎖）を回避するため外出の自粛や時差出勤、在宅勤務を要請している。今週末がヤマとみているようだ。
私の職場でも在宅勤務が奨励され通勤途上や職場内での人との出会いや交流の場をなるべく少なくしようという動きも出始めている。3月出会いと別れの時期、これに新型コロナが加わり例年にない動きが出始めている。
さて、仙台の桜の開花予想日が本日27日。このところの暖かさで予想通り咲くか咲かぬかこればかりは天気と気温など自然条件次第。昨日、標本木を見てきたが、開くかどうか微妙な感じ。大分つぼみも膨らみ始めているが5輪程度咲くかどうか。気象台は午前と午後の二回観測するが私見では午後の観測で開花の発表があるのではと予想する。
サクラより 新型コロナ 主役なり（駄作）
