週間予報を見ると、今週はあまり天気が良くない。
それもそのはず、日本の南の海上には、二つも台風が来ている.
一つは日本海側に抜けるコース、
一つは太平洋側を通るコースと日本列島が二つの台風に挟まれ、
何やら不気味だ。
列島に近づいたら少しは勢力が衰えるのではと楽観視するが、
どうもそうとばかりは言えないようだ。
特に台風15号は猛烈な風で、
23日の夜9時過ぎには石垣島で71mの風を観測したという。
これは観測史上の記録を更新したもので、その強さは想像できない。
今のところ進路予想では日本海から大陸に進むようだが安心はできない。
台風15号という名前を聞くと洞爺丸台風を思い出す。
昭和29年(1954)に、発生した台風で、
青函連絡船、洞爺丸の遭難では1139人が犠牲になった。
青函連絡船は4隻が函館港外で沈没している。
車両甲板の波を遮る扉が当時は無く、これが沈没の一つの原因になった。
後年、遮蔽扉が設けられたが、波の侵入を防げたらと思うと、
高い代償と大きな教訓を残した。
洞爺丸の沈没を伝える当時の新聞を
食い入るように見つめていた父親の姿を今でも思い出す。
父は鉄道郵便局の職員、青函連絡船にもよく乗り、台風の時は、たまたま非番だった。
歴史に「もし」はないが、乗船していたらと思うとぞっとする。
当時と違い今は、台風の進路予想や交通状況も違うが、
大きな痛い教訓を忘れてはなるまい。
※写真は青森港に停泊する、八甲田丸
それもそのはず、日本の南の海上には、二つも台風が来ている.
一つは日本海側に抜けるコース、
一つは太平洋側を通るコースと日本列島が二つの台風に挟まれ、
何やら不気味だ。
列島に近づいたら少しは勢力が衰えるのではと楽観視するが、
どうもそうとばかりは言えないようだ。
特に台風15号は猛烈な風で、
23日の夜9時過ぎには石垣島で71mの風を観測したという。
これは観測史上の記録を更新したもので、その強さは想像できない。
今のところ進路予想では日本海から大陸に進むようだが安心はできない。
台風15号という名前を聞くと洞爺丸台風を思い出す。
昭和29年(1954)に、発生した台風で、
青函連絡船、洞爺丸の遭難では1139人が犠牲になった。
青函連絡船は4隻が函館港外で沈没している。
車両甲板の波を遮る扉が当時は無く、これが沈没の一つの原因になった。
後年、遮蔽扉が設けられたが、波の侵入を防げたらと思うと、
高い代償と大きな教訓を残した。
洞爺丸の沈没を伝える当時の新聞を
食い入るように見つめていた父親の姿を今でも思い出す。
父は鉄道郵便局の職員、青函連絡船にもよく乗り、台風の時は、たまたま非番だった。
歴史に「もし」はないが、乗船していたらと思うとぞっとする。
当時と違い今は、台風の進路予想や交通状況も違うが、
大きな痛い教訓を忘れてはなるまい。
※写真は青森港に停泊する、八甲田丸