今日は天気は下り坂、東北、北海道では夕方から雨の予報。北海道では雷も伴うとか。最近お天気は良く当たるという実感。コンピューターの発達など観測機器の精度向上もあり、データの蓄積や解析技術が格段の進歩を遂げ、当たる確率は優に80％を超えている。昨日仙台上空にいくつかの飛行機の航跡を見つけ、スマホでパチリ。国内線、国際線など多くの飛行機が上空を飛ぶ。
お天気のいい日は、青空に白い航跡が浮かび上がり、場合によっては飛行機の期待も確認できる。夜中は暗くて見えないが、時折かすかにエンジンの音が聞こえることがある。夜中は朝鮮半島から北米に向かう飛行機があるようだ。いくつもの飛行機が飛び交う仙台上空、東京近辺から新潟方向へ向かう便もあり、日本海にすぐ出る国際便の航路もあるようだ。
交差する飛行機雲を見て現代は本当に旅する時代だな、これだけ多くの人々が空を飛んでいることに何か感慨深いものを感じた。午後から東北の日本海側から雨となる。飛行機雲は見えるだろうか？
かつて東京の狛江市に住んでいたことがある。近くの多摩川を超えると神奈川県に入る。その近くに登戸がある。例の殺傷事件のあったところだ。川を小田急線がこ線橋で渡り、散歩コースとしては水の流れを見ながらのんびりとできるところだった。その登戸であの事件が起きた。事件現場には多くの花束が置かれ、事件に胸をを痛める多くの市民の姿があった。改めて理不尽な事件に憤りを感じる。亡くなった娘の両親の手紙も公開され、一段と悲しみが募る。
さて、この事件のあった登戸、言葉の響きがどんな風に聞こえるだろうか。実はアイヌ語で理解できるという説がある。「ヌップルット」つまり「濁り江」という意味だという。かつて多摩川は流路の変遷が激しい川だった。網状に流れが変わり周辺の土や泥を押し分け流域を広げていった。まさに濁り江にふさわしい流れだった。
登戸の地名は関東地方に多く、千葉、埼玉、静岡などに同様の名前のところがあるという。日本にはこうした地形からつけられた地名が多い。自然の流れが歴史に刻まれているということだろうか。あの事件から登戸の地名のことを思い出した朝だった。
子供たち19人が刺され二人が死亡した昨日の登戸の事件。犯人も死亡したのでその動機解明は霧の中という感じだが、将来のある子供や若き外務省の官僚がなくなるという何とも痛ましい事件だった。その後の動機解明や事件の捜査は今後も続くだろうが、今朝のラジオの解説を聞いていたら次のような言葉が出てきた。
「拡大自殺」というもの。①無関係な他者の殺人の後、自殺した場合
②嫉妬や妄想の対象を殺して自殺した場合
③愛し合う相手を殺して自殺した場合
④自分が死んだら家族が生きていけないと考える
以上のようなケースが考えられるという。事件の経過を見るとこの「拡大自殺」という考え方に当てはまるような気がする。しかし巻き添えを食った方はたまったものではない。理不尽な巻き添えを食っての「死」は凡人には理解不能だ。犯人が死亡しているので正確な動機の解明は難しいかもしれないが、生育状況やその後の人間関係など、今後のために解明しないと亡くなった人たちのためにも浮かばれないような気がする。改めて事件現場で花を手向ける多くの人の気持ちに共感するところ大だ。
宮城の旧優生保護法の賠償請求棄却は理論上は違憲だが、その実態は合憲といっているようなもの,時効という概念が本当に適用されるのが、上級審の判断がどう被害者側に傾くのか要注目だ！
トランプ大統領は今日は横須賀で艦艇の視察の予定。最終日となる。8月貿易妥結の新聞見出しも踊る。日本側はそれにややニュアンスが違う対応。そんなことをテレビで見ながら、朝ドラを見ていたら速報スーパー。川崎登戸で殺傷事件。この時点で大人2人と小学生一人が心肺停止状態。けが人も多数。切りつけた男も自分で首を刺し、意識不明重体。（なおその後の警察発表で大人一人、小学生一人と訂正発表あり。）
何とも嫌な事件が起こる。まだまだ事件発生直後で詳細は不明だが、かつてこの近くに住んでいたことがあるのでなんとも心配な状態だ。今日は午後3時から仙台地裁で強制不妊の判決がある。自らの意思に反して強制的に不妊手術を受けさせらっれ子供を持つことが絶望となった極めて特異な事件といえるもの。救済法律も成立しているが、裁判所がどんな判断を示すか、きわめて級目される。判決次第では法案の修正も考えられる。何とも大きな事件の起こる朝だ。登戸は昔、小生が住んでいたところの近くだけに事件がより身近なものと感じる。
こうした日にトランプ大統領は離日する。
午前中はゴルフ、夕方からは大相撲の千秋楽の観戦、そして夕食は炉端屋での歓談と予定された行事を淡々とこなす日米両首脳。まあ人間関係はそれなりによくなるだろうが、実質なにかが解決できたかというとそれは後日明らかになるだろう。拉致被害者との会見が唯一救いだなと思う。さあ、表題の飲み食いのお金、国賓というから当然国が払うことになる。そのお金はもちろん国民の税金、というわけで無関心ではいられないのが本筋ということになる。
この後大阪サミットでもトランプの来日が予定されている。確かに人間関係では何度も会うことは関係をスムーズにする。今回の首脳会談で11回目となる。それが外交面や経済面に生かされるかは別次元と考えた方がいい。今日は天皇陛下と会見、記者会見と行事が続く。
閑話休題、楽天はオリックスに快勝。この休日を有効に使い、明日以降に備えてほしい。まもなく交流戦が始まる。その後どう戦術を組み立てるかこの交流戦の戦いぶりが、成否を分けるような気がする。若手の台頭が頼もしい、世代交代の波がひたひたと迫っている感じだ。
写真は土俵に上がる両首脳のもの一応アップする。今日の仙台は最高気温31度の予想。午前7時で28度と熱暑の予想。この時期としては早すぎる暑さ。避暑の考えを頭の片隅に過ごそう。
